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ヴィンテージサウンドの再現において高い評価を得ている「CHANDLER LIMITED」!EMI アビー・ロード・スタジオのオリジナルコンソール「TGシリーズ」を復刻した「TG Channel MKII」入荷致しました!梅田店にて大好評展示中です!超一流のレコーディングスタジオ「アビー・ロード・スタジオ」はエンジニア/ミュージシャン共に誰しもが憧れるメッカ的場所。そのスタジオで実際に使われていた特注コンソールこそが「TG」であり、BEATLES DESKとも呼ばれた銘機が1Uラックのチャンネルストリップとなって復活!
どうぞ店頭でお試し下さい!
CHANDLER LIMITED社の歴史
CHANDLER LIMITEDのデザイナーであり、代表でもあるウェイド・ゴーク(Wade Goeke)氏は、幼少の頃からラジオを分解しては組み立てるような少年でした。後にミュージシャンとしての活動を行う彼は、カリフォルニアに渡ると、Brent Averillsで働くようになります。Brent Averillsでテストやリペアを担当していたウェイド・ゴークは、様々なヴィンテージ機器や、そのリプロダクションに関わるうちに、自身の設計によるプロダクトをリリースする事を決意、小さなアパートで1台づつ手作りで作り上げるところから、CHANDLER LIMITEDがスタートしたのです。
CHANDLER LIMITEDの転機は、ウェイド・ゴークが偶然手に入れたEMI TG Limiterの解析をしていた事から始まります。ちょうどTG Limiterの復刻を考えていたEMIとの思惑が合致してスタートしたこのプロジェクトは、TG 12354 EQやTG 12413 Limiterとして形を表し、さらにNEVEのリプロダクトであるLTDシリーズのリリースと、軌道に乗り始めます。
現在では30人の従業員と4000㎡のオフィスを持つまでに成長したCHANDLER LIMITEDは、ゲルマニウムトランジスタを使用したGermaniumシリーズという野心的なプロダクトの開発も行い、尚も前進を続けて行こうという熱さが感じられるメーカーと言えるでしょう。
EMI オリジナルコンソールTGシリーズ
オリジナルTGコンソールはEMI Research Laboratoriesにより開発され、1967年に完成したTGコンソールのMK1バージョンは、ロンドンのABBEY ROADスタジオに設置されました。従来の真空管タイプの10インプット/4バス・ミキサーに代わり、24トラック/8バス・ミキサーTGはソリッド・ステートとして始めてアビー・ロード・スタジオに導入されたミキサーとなりました。各チャンネル毎にLIMITER/COMPRESSORが搭載され、全てのインプット/アウトプットはトランス・バランス、ステップゲインによる高音質、優れた機能と音質はEMI/アビー・ロード・スタジオの作品の音質を大きく向上させました。その実績もあり、ヨーロッパ各地、アメリカなどに伝搬していきましたが、EMIによる完全限定生産であった為、台数が少なくまさに希少価値の幻の銘器となりました。その後TGコンソールはバージョンをMK4へと進化し、現在でもその素晴しいサウンドを様々なCDの中で聞くことができます。
1960年代後半から1970年代、あの『ABBEY ROAD』などのビートルズ後期作品~各メンバーのソロワークス、ピンクフロイドの『狂気』、ローリングストーンズの『SOME GIRLS』その他数々のブリティッシュ・サウンドの名盤に刻まれた愛すべき、温かいアナログの質感はTGコンソールにしか成し得なかった永遠のサウンドと断言できます。また現在のミュージック・シーンにおいても、OASIS、MANIC STREET PREACHERS、TEXAS、TRAVIS、TINA TURNERなどのアルバムでその色あせない究極のアナログ・サウンドを聴くことができます。また1990年代に発売されたBEATLESの『Anthology』シリーズのリマスタリング作業には、アビー・ロード・スタジオのオリジナルTG12345コンソールが使用されています。
アビー・ロード・スタジオ認定の完全レプリカ「TG Channel MKII」
CHANDLER LIMITED 「TG Channel MkII」はTG2同等のマイクプリアンプとTG12410コンソールのEQユニットを融合したチャンネル・ストリップです。マイクプリは、極めてナチュラルでオーガニックなサウンドでありつつも、芯の通った力強いサウンドが特徴。NEVEやAPIのいいとこ取りといった感じでしょうか。また、OUTPUT以外のゲインは全てステップ式となっており、音質への拘りが伺えます。
個人的に特筆すべき点は、EQユニットであり、ブースト/カット時に嫌な位相のズレや原音の表情が変わってしまうことが全くありません!例えば、低域部分の処理において、キックの太さを決める100Hz辺りを思い切って8dbほどブーストしても、芯を潰さずに音像を大きくすることが出来ます。スネアも然りです。ブーストと同様にカットEQも搭載されているため、ブーストした部分で余計に感じる部分をしっかりシェイピング出来る点も非常に使いやすく、音作りの幅が感じられます。また、プラグインと比べると、周波数帯域の数は少ないですが、各帯域の美味しいヘルツポイントをしっかりと抑えているため、私は十分に感じました!無闇にコンプレッサー処理で悩まずとも、EQだけで自然な音圧処理が行えるため、ダイナミクスを抑えるぐらいの感覚で緩めのオプティカル系コンプをうっすらと掛けて上げれば、非常に完成された音になるんじゃないでしょうか。録音段階でしっかりと音作りを行いたい方には有り難いEQユニットです。
是非、梅田店頭でお試し下さい!お待ちしております。
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記事内に掲載されている価格は 2016年4月19日 時点での価格となります。
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