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ティザー動画の数々に加え、先日ついにATVが取り扱いを公開した話題のエレクトロオーガニック・パーカッションaFrame。浜松アクトシティで行われた新製品発表会の模様を速報でお伝えいたします。
aFrame の実力を生演奏で体感!
発表会冒頭ではaFrame開発アドバイザーである梯郁夫氏が実機を演奏しながら登場! まずは早速動画にてごらんください。
— Rock oN Company (@RockoNCompany) 2016年10月20日
発売中のaD5が音色のリアリティーや音場の再現性に重きを置いた製品だったのに対し、本来自由な形を持つパーカッションカテゴリーのaFrameでは『演奏性や感触』を第一に開発。
ATVからほど近いFUJIGEN社の協力により、素晴らしくさわり心地の良い竹製フレーム(ATVロゴはなんと焼印)を搭載。aD5同様メイドインジャパンへのこだわりが光ります。(なぜ丸でも四角でもないこの形が生まれたのか、そこも後述の音源詳細とともにお伝えいたします!) 技術仕様について同社研究開発部の荒川氏にお話をいただきました。
概要として、80の音色プログラムと80のエフェクトプログラムから構成されているaFrame。この音源構造は2基のピエゾピックアップと1基の圧力センサーからできています。高域、低域と司る2基への『ティンバーEQ』プロセッシング』こそがaFrameの自在な音を生み出す根幹なので、この部分は次回以降の記事で、図入ので詳細説明をいたします。お楽しみに。
EQプロセッシング後、AD/DAするのみというシンプルな構成のため、ほぼゼロレイテンシーと言っていいレスポンスの良さも非常に気持ちがいい。出力はステレオライン&ヘッドフォンのみの仕様、会場ではトランスミッターを使ったワイヤレスでの演奏が行われていました。ギタリストとともに前に出るパーカッショニストの登場は近いかもしれません。 それでは、みなさんご存知 Tommy Snyder氏と梯氏による共演デモの模様も是非ごらんください。
pic.twitter.com/NQJnw7wT8x — Rock oN Company (@RockoNCompany) 2016年10月20日
ATV aFrame、発売は2017年1月を予定、価格は16万円前後。続報にご期待ください!
aD5がアップデートでさらにリアルに、表現力豊かに!
そして会場では同社aD5のアップデート情報も発表されました。
11月末オープンのATVサウンドストアで新サウンド追加に遂に対応! さらにYAMAHA製ライドシンバル3ゾーン対応や各社アコースティックトリガー対応など待ってましたのアップデート!
会場で私たちはATVプロダクト開発に深く携わるKIM伊藤氏と再会。お話によると、aD5は前回のバージョンアップでキックやハイハットなど個別にMIDI受けが出来るようになり、それぞれのベストなマイキング設定を決めて、ステレオサンプルで録音することが可能になりました。aD5の出力はステレオのみですが、これはマルチアウトのモノラル出力音源にない魅力だということでした。
現在メーカーaD5レンタルキャンペーンも実施中ですので、自宅のaD5対応ドラムキットで試したいという方は是非お声がけください!
ATVの信念
そして発表会最後には同社代表取締役兼会長の梯郁太郎氏も登場。様々な事例を交えながら、一旦リリースしたハードウェアをすぐに変えると、際限のない価格競争に陥いってしまうという同氏。楽器として壊れる寸前まで使える製品であること、そしてお客様がSNSなどで知識を得た後、実際に聞きにこれる環境を増やすことが最も大切だと訴えました。まさにATVのTであるTeachingを表す言葉です。
aFrameは、実際にRock oN Companyでも発売に先駆け、実体験できるデモなどを年内に行う予定ですので、どうぞご期待ください!
Writer. Takemoto
ATV Corporation 公式HP
http://www.atvcorporation.com/
記事内に掲載されている価格は 2016年10月20日 時点での価格となります。
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