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IK Multimediaの音響補正システムARC Systemのメジャーアップデート版ARC System 3が、測定用MEMSマイクを同梱したパッケージ版を6月20日(土)に発売します!
2007年に発売し10年以上の実績を誇るIK Multimedia ARC Systemは、部屋の音響特性を測定、解析、補正することで、オーディオモニタリング精度を向上させ、プロデューサーやエンジニアがより速く自信を持ってより良いミックス作業を行うことを可能にします。
今回リリースされるARC System 3では、新しい3Dルーム解析アルゴリズムの採用により、より正確な補正を実現しました。高精度なMEMS測定マイク、ルーム解析ソフトウェア、補正プラグインから構成され、Mac/WindowsのAAX/AU/VST対応DAWにてお使いいただけます。
なお既存のIK Multimedia製品のユーザーは、クロスグレード版をご購入いただくことでお得に最新バージョンをお使いいただけます。(€99.99以上の有償IK Multimediaハードウェア / ソフトウェア製品をご登録いただいている方が対象となる製品です)
●ARC System 2.5が在庫限り特価に!
ARC System3の発売に伴い、ARC System 2.5を在庫限りで販売いたします!
付属のMEMS測定用マイクは、ARC System3とSystem2.5では変更はありません。
さらに2020年4月1日以降にARC System 2.5を購入/登録された方には、ARC System 3発売後無償アップグレードが提供されますので、ARC System 3をお得に入手できるチャンスです!
新しい3Dルーム解析アルゴリズム採用で、より正確な補正を実現!
ARC System 3は高精度の測定用MEMSマイク、解析用ソフトウェア、補正プラグイン(Mac/WindowsのAAX/AU/VSTフォーマット)の組み合わせにより、あらゆる空間のモニタリング精度を向上させます。正しく補正された音場は正確で素早いミックスの判断に繋がり、より積極的な音づくりのインスピレーションをも提供してくれます。
シンプルな測定手順、完全新規開発の補正アルゴリズム、視認性に優れたGUIなど、どのようなシステムにもすぐに組み込めるARC 3は、ミックス作業の精度をより高めてくれます。
今回開発された新しい解析アルゴリズムは、3つの異なる高さで音響を測定し(3Dルーム解析)、自然で加工臭さのない、高精度なサウンドを提供します。従来のバージョンよりも短時間に完了可能な、合理化された測定プロセスでより正確な補正を実現しています。
リスニング・ポジション周辺にて、3つの異なる高さで測定されたデータは、IK Multimedia 独自の VRM™ (Volumetric Response Modeling = 体積応答モデリング)テクノロジーによって解析され、サウンドを過剰に処理することなく問題を特定することが可能な、部屋の3Dスナップショットが生成されます。その結果、適切に音響処理された部屋での作業経験同様の、自然なサウンドが補正によってもたらされます。
またピーク、RMS、ラウドネス、ダイナミックレンジメーターなど、ミックス時の判断、ワークフローのスピードアップに役立つ便利なメーター類も用意されています。リアルタイムスペクトラムアナライザーは、補正前の信号を表示し、部屋がサウンドにどのような影響を与えていたかを表示します。
他にもサイズ変更可能なRetinaディスプレイ対応のGUI、補正周波数帯、分解能の調整など高度なコントロール機能の追加により、ワークフローも改善されました。
ARC System 3 はあらゆるスタジオにて、「補正された」音ではなく、最適な音響処理の施された部屋のような自然なリスニング体験を提供します。
○パッケージに含まれるもの
•専用測定用MEMSマイクロフォン(マイククランプ付属)
•ソフトウェアライセンス(ルーム解析ソフトウェア、および補正プラグイン)
純正MEMSマイク以外の測定マイクにも対応!
ARC System 3 のボックス版には、正確な測定を可能にする IK Multimedia 純正の MEMS(Micro Electrical-Mechanical System)測定マイクが含まれていますが、ARC System 3 ソフトウェアは、純正品以外の測定マイクにも対応しました。
*正しい解析結果を得るためには、「測定用」のマイクが必要となります。
測定の手順
短時間に、正確な測定を
測定用マイクをインターフェイスに接続し、ルーム測定解析ソフトウェアを起動すると、リスニング・ポジション周辺での測定手順がステップ・バイ・ステップで示されます。測定ソフトウェアにはいくつかのリスニング・ポジションに対応したマイク配置オプションが用意されており、合理化されたプロセスにより、10分以内に測定解析を完了させることができます。
複数のモニター、リスニング・ポジションにて測定データ作成、保存しておけば、単独作業用、2名チームでの作業用、クライアント席用など、セットアップに合わせてスイート・スポットを調整できます。
プラグインで補正を適用
測定が終わったら、DAWのマスターバスにARC System 3プラグインをインサートして、測定時に保存したプロファイルをロードします。それだけで、ARC System 3の正確な補正フィルターが、部屋の音響特性を補正します。その状態でミックスを行うことで、再生環境の偏りのない作品を仕上げることができるようになります。
リスナーの環境を再現するバーチャル・モニタリングも!
ARC System 3 には、作品が聴かれる環境を想定した再生を行う「バーチャル・モニタリング」機能が搭載されています。テレビ、スマートフォン、カーオーディオ・システムからスタジオ定番のモニター・スピーカーまで、いろいろなデバイスを再現した「バーチャル・システム」で再生することで、どんな環境で聴かれても「伝わる」ミックス、マスターになっているかを確認することができます。
記事内に掲載されている価格は 2020年6月16日 時点での価格となります。
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