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MOOGが16バンドのボコーダー「MOOG 16 CHANNEL VOCODER」を発売しました!
これは1978年に発売された「Moog 16 Channel Vocoder」(ジョルジオ・モロダー「E=MC²」などで使われたりしました)の復刻モデルで、が、今回実に40年ぶりの復活となります。
音声入力による本格的なヴォコーダーサウンドだけでなく、付属のパッチコードを使って他のアナログ・ギアを相互接続したり、プログラムの任意の周波数レンジを選択してキャリアの任意の周波数レンジにその特性を課すことができる珍しい「クロス・パッチ」を作成することもできるので、実験的な音作りに活用してみることも可能です。
初回入荷数には限りがありますので、ぜひお早めに!
12月23日発売予定で、ご予約受付中です!
本格的な16バンド・ヴォコーダー・サウンドを生成!
Moog 16 CHANNEL VOCODERには、インプットが2つ(PROGRAMとCARRIER)とアウトプットが1つあり、PROGRAM(マイク等)に入力した信号の特性を常時解析し、その結果をCARRIER(キーボード等)の信号の特性に合成、そのオーディオ信号をアウトプットから出力します。
PROGRAMに入力したオーディオ信号は、アナライザー・セクションで50Hzから5,080Hzまでの16個の周波数帯域に分解され、シンセサイザー・セクションの同じバンドに内部的あるいは外部的に接続されます。
シンセサイザー・セクションには、VCAと16バンドのフィルターがあり、CARRIERに入力したオーディオ信号を16バンドに分解します。
この2つの分解された信号を合成することで、ヴォコーダー・サウンドを生成します。
●DIRECTモード
5,080Hz以上の高周波数成分を出力。これにより、通常のヴォコーダーの周波数レンジ以上の帯域(主に子音のノイズ成分)を追加でき、より明瞭度の高いヴォコーダー・サウンドになります。
●SAMPLE&HOLD
マイク入力時、このスイッチを押すと、アウトポジションに戻すまでその音の音色特性が保持されます。
この機能は、息継ぎのために一時停止することなく、持続性のあるボーカル・フレーズを作成する際に特に有効。
またリモート・フットスイッチでコントロールすることができます
●EXTERNAL PATCH
付属のパッチコードを使って、このパワフルなボコーダーを他のアナログ・ギアと相互接続したり、プログラムの任意の周波数レンジを選択して、キャリアの任意の周波数レンジにその特性を課すことができる珍しい「クロス・パッチ」を作成することができます。
●BALANCEノブ
HISS(シビランス)、BUZZ(プロッシブ)をコントロールし、周波数成分を調整できます。
●その他
・FOOT SWITCH:サンプル/ホールド、外部パッチ、エフェクト・ステータス・パラメーターに対し有効
・サイドパネルは前後逆に取り付ける事で19インチ・ラックにマウント可能
主な仕様
モデル:アナログ・ヴォコーダー
チャンネル数:16機能:ヴォコーダー(サンプル/ホールド、外部パッチ、Hiss&Buzz)
アナログ・インプット:プログラム・オーディオx1、キャリア・オーディオx1、フィルター・バンクCV x16、フットスイッチx3(サンプル/ホールド、パッチ・セレクト、バイパス)
アナログ・アウトプット:メイン・アウトプットx1、フィルター・バンクCV x16
プログラム・インプット:LINE/ 0dBm(0.7V)、MIC/ -40dBm(0.007V)、入力インピーダンス:LINE/ 20kΩ、MIC/ 30kΩ
キャリア・インプット:0dBm(0.7V)、入力インピーダンス/ 100kΩ
アウトプット:レベル/ +10dBm(2.2V)、出力インピーダンス/ <1Ω、実効S/N比:60dB周波数特性:50 -15,000Hz(全体)、
50 -5,080Hz(ヴォコーダー)、5,080 -15,000Hz(ゲート/バイパス)電源:外部パワー・サプライ(入力:120/240VAC、出力:12VDC @ 3A)、消費電力:16W @ 12VDC
外形寸法:440 (W) x 389 (D) x 178 (H) mm、質量:7.9kg
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記事内に掲載されている価格は 2020年12月18日 時点での価格となります。
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