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Vermonaが個性的なサウンドを持つアナログ・ドラム・シンセサイザーDRM1 MKIV(ディー・アール・エム・ワン・マークフォー)とDRM1 MKIV Standard Triggerを発売しました!
DRM1 MKIVはシーケンサー、DAW、MIDIキーボードやパッドを接続して、アナログならではのパンチと豊かな響きを持つ8種類のドラムやパーカッション・サウンドを演奏することができます。最大の特徴はその個性的なサウンドであり、往年の名機をなぞらえたクローンではないというところです。そのオリジナリティあふれるサウンドは20年以上もの歴史を持ち、少しづつ改良を施しながらこの4つ目のバージョンで更なる進化を遂げました。
トリガー・バージョンのDRM1 MKIVはリアパネルに10個のトリガー入力が搭載されており、トリガー・シーケンサーからDRM1 MKIVのインストゥルメント・チャンネルをトリガーすることができます。
ただいまRock oN渋谷店で展示中!気になる方はぜひご試聴に来てみてはいかがでしょうか。
DRM-1 Mk4 Standard
●20年以上に渡るドラム・シンセサイザーの名機DRM1の歴史
DRM1の最初のモデルが発売されたのは1990年台の半ばです。バーチャル・アナログやサンプラーといった、デジタル技術を駆使した電子楽器が市場を席巻する中で産声を上げました。アナログ回路をベースとしたエレクトロニック・ドラム / パーカッション・サウンドと、直感的なコントロール・サーフェースを持つこのクラシック・マシンは、多くのミュージシャンに愛され続けています。欧米のエレクトロニック・ミュージックのプロデューサーのデスクのすぐ手に届く場所に、DRM1が置かれている光景は決して珍しいものではありません。
2001年に MKII、2009年にMKIIIと、シリーズは様々な改良を行いながらロングセラーを続けます。MKIIIから12年もの歳月を隔てて、更なる進化を遂げ MKIVがリリースされました。20年以上の歴史を持ちながらも、未だにVermonaのラインナップから消えない理由、それは「まだ DRM1 を手にしていないミュージシャンがおり、彼らが必要としているから」Vermonaチームはそう語ります。
●インストゥルメント・チャンネル
DRM1 MKIVは8つのインストゥルメント・チャンネルを搭載しています。DIN MIDIを使用してシーケンサーやMIDIキーボードやMIDIパッドを接続して演奏したり、USB ポートをコンピューターと接続してDAWで打ち込んだシーケンスで演奏できます。
音作りに関連するパラメーターはすべてコントロール・パネル上に配置されており、手を伸ばせばすぐにアクセスできます。各チャンネルの左に設置されているトリガー・ボタンを押すとサウンドをプレビューできます。また各チャンネルはそれぞれ PAN と VOLUME が用意されており、すべてのサウンドをミックスしてリアパネルのメイン出力からステレオで出力されます。それぞれ特定の楽器の名前が付けられていますが、各パラメータの幅広い可変域を利用して、チャンネル名にとらわれないサウンドも自由に生成できます。
●インディビジュアル出力とインサート
それぞれのインストゥルメント・チャンネルの右端に搭載されているジャックは、インストゥルメントのオーディオ信号を個別で出力したり、インサーション・ケーブルを使用して外部エフェクト・プロセッサーを使用することができます。外部ミキサーを使用したミックス、DAWへの流し込み、ライヴ・パフォーマンス時のエフェクトの使用など、様々な用途にフレキシブルに使用できます。
DRM-1 Mk4 Standard Trigger
●トリガー・オプション
トリガー・バージョンのDRM1 MKIVはリアパネルに10個のトリガー入力が搭載されており、トリガー・シーケンサーから DRM1 MKIVのインストゥルメント・チャンネルをトリガーすることができます。8つのインストゥルメント・チャンネルすべてに用意されており、HI HATS1 / HI HATS2 にはそれぞれディケイ・タイムの違うOPENとCLOSEDの2つが用意されています。またダイナミック・トリガーに対応しているので、入力するトリガー・信号のレベルにより音量に変化を付けることができます。4種類のトリガー・モードから用途に合う挙動を選択することができます。
記事内に掲載されている価格は 2021年9月9日 時点での価格となります。
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