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Dec.2024
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Blackmagic Design製品の愛用者に訊く!最新映像制作ツールの活用術【teppei(梅田サイファー)】

発売以来、大ヒットを記録しているBlackmagic Designのデジタル・フィルム・カメラ、Pocket Cinema Camera。小型で安価ながら、ハリウッド品質の映像を収録できるということで、世界中の映像クリエイターから絶大な支持を集めています。ヒップホップ・グループ、梅田サイファーのteppeiさんもPocket Cinema Cameraを愛用するユーザーの一人で、ミュージック・ビデオや企業VPの収録用カメラとしてフル活用。映像編集ソフト DaVinci Resolveと組み合わせて、高品質な映像コンテンツ制作を低予算で行なっています。そんなteppeiさんに、Pocket Cinema Cameraを使い始めたきっかけとその使用感についてお話を伺いました。

teppei プロフィール


梅田サイファー所属
自身のアーティスト活動を通じ、撮られる側だけでなく撮る側の魅力も感じ映像制作を開始。

アーティストのミュージックビデオから、企業の求人・採用PRビデオや、商品・イベント紹介ビデオなど、様々なジャンルの映像・楽曲編集に携わる。 主にヒップホップの手法を用いた、撮影・編集・楽曲制作を得意とする。全国各地に赴き、精力的に映像制作を行っている。

ラッパー、ビートメイカー、映像監督を1人でこなすアーティストであり、梅田サイファーのメンバー。宗教2世をバックボーンに持つ。HIPHOPとRAPの「聴き手に伝える」という強烈なメッセージ性に衝撃を受けてラップを始める。自らの生い立ちや過去のネガティブな要素もラップというアートフォームを使い表現することで、より多くの人をポジティブなバイブスにしたいと考え日々制作している。

2019年12月末に梅田サイファーのワンマンライブ中に心不全で倒れ緊急搬送される。一時生死を彷徨ったが生還。この経験と自身のバックボーンをリアルに描いた1st Album『Arrhythmia』を2021年にリリース。2022年5月よりJFN全国34局ネットで放送中の『Audee Connect』の木曜レギュラーに就任。KOPERUと共にパーソナリティとして出演中。2023年には梅田サイファーのメンバーとして『RAPNAVIO』でSME Recordsよりメジャーデビュー。

勢いそのままにソロアーティストとしての2nd Album『Religion II』を2024年に発表する。

https://formalone.jp/

自分の音楽をお金に換える手段の一つとして映像制作を始めた

——— teppeiさんが在籍するヒップホップ・グループ “梅田サイファー”は、いつ頃結成されたのですか?

teppei もともとは大阪・梅田の阪神百貨店と阪急百貨店を繋ぐ歩道橋で “サイファー”をしていた集団なんですけど、2007年くらいでしょうか。

——— “サイファー”という文化について、おしえていただけますか。

teppei アメリカで生まれたカルチャーで、皆で集まって円になり、今日あったこととかを井戸端会議的にラップすることを“サイファー”と呼んでいるんです。ラップによる仲間内のコミュニケーションというか。一時期、日本各地に“サイファー”をやっている集団がいたんですけど、グループ名に“サイファー”を付けているのは自分たちだけかもしれませんね。グループと言っても、自分たちにはあまりグループという意識はなくて、ソロで活動しているラッパーたちの集団という意識なんですけど。

——— “梅田サイファー”には現在、何人のメンバーが在籍しているのですか?

teppei 13人です。最初メンバーは流動的で、梅田でやっていた頃は毎週いろいろな人が入り乱れるような感じでした。でもアルバムを作り始めてから、ある程度メンバーは固定になり、メジャー・デビューしてからは完全に固定していますね。

——— メンバーは全員ラップをするのですか?

teppei DJ、トラックメイカー、デザイナーなど、いろいろなメンバーがいるんですが、13人中12人はラップをします。トラックメイカーは5~6人、DJは3人いますね。いつもDJしているのはDJ SPI-Kというメンバーなんですが、現在は療養中なので、pekoというメンバーがDJをやっています。みんなラップだけではなく、トラックメイクもしますし、デザインもしますし、ヒューマン・ビートボックスもやりますし…… 本当にいろいろやるという感じですね。

——— トラックメイクの中心となるのはDAWですか?

teppei そうですね。ぼくはAbleton Liveですが、他のメンバーはみんなバラバラです(笑)。Avid Pro Toolsだったり、Image-Line Software FL Studioだったり、PreSonus Studio Oneだったり……。スタジオではDAWを使いますが、ライブではAKAI professional MPCを使うこともありますよ。エンジニアリングをしてくれているCosaquさんも、スタジオでMPC4000を使っていますね。曲を作るときは、Native Instruments Maschineを使うこともあります。

——— メンバー間で流行っているツールはありますか?

teppei あまりそういうことを皆で話したりはしないんですけど(笑)、個人的に最近良かったのは、iZotopeのOzoneやNeutron、Nectarですね。基本的にミックスやマスタリングはCosaquさんにお願いしているんですが、自分で作ったトラックをある程度聴けるようにするときに活用しています。最近はトラックもコンペが多いので、そういうときもめちゃくちゃ重宝していますね。

——— teppeiさんが映像制作を始められたきっかけは何だったのですか?

teppei ぼくは16歳のときに音楽を始めたんですけど、なかなかそれだけで食べていくのは厳しくて(笑)、周りの人に“何かいい仕事ないですか?”と相談したんです。そうしたら、ある人から“自分の曲を使って企業向けのプロモーション・ビデオでも作ってみたらどう?”とアドバイスをいただいて、そこからスタートした感じですね。それが6年くらい前の話で、自分の音楽をお金に換える手段の一つとして映像を始めたというか。でも最初は大変でしたね。本当に右も左も分からなかったので、カメラを買ってからは独学で猛勉強しましたよ。

——— 最初はどのような機材でスタートしたのですか?

teppei カメラは、中古で手に入れたニコン D800で、映像編集ソフトは無償のWondershare Filmoraで始めました。その後、ソニーのα6400というAPS-Cのミラーレス一眼を買って、AdobeのPremiere ProやAfter Effectsも使うようになった感じです。

——— 映像制作もおもしろさにハマった感じですか?

teppei もうめちゃくちゃおもしろくて、すぐにハマりましたね。映像制作を始めて、あらためて認識したのが、自分は何かを表現して作り出すことが好きなんだってこと。言いたいことがあって、人に何かを伝えるためのツールとして十代の頃から音楽をやってきたわけですけど、映像も同じで、人に何かを伝えるためのツールの一つというか。その表現が凄く楽しくて、次はもっと良くしたいとか、新しいことにチャレンジしてみたいとか、そういうクリエイティブな欲求がどんどん出てくるんですよ。本当に映像はおもしろいですね。

——— 映像制作を始めてから参考にされたのは?

teppei もっぱらYouTubeです(笑)。映像編集はレンダリングに時間がかかるので、その間に次にやりたいことをYouTubeで勉強する感じで。1年半くらい、ああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら、1日20時間くらい編集してましたよ(笑)。そんな生活を続けていたら、ライブ中に倒れて、死にかけたこともあります(笑)。

映像の品質にこだわりたいときはPocket Cinema Camera一択

——— teppeiさんは現在、Blackmagic DesignのPocket Cinema CameraとDaVinci Resolveを愛用されているそうですね。導入されたきっかけは何だったのでしょうか?

teppei 2020年くらいから、“この色、どうやったら作れるんだろう?”と感じる映像が増えてきたんですよね。それでいろいろ調べてみたら、みんなPocket Cinema Cameraを使っていると。レビューの評判も凄く良くて、ずっと買おうかどうか悩んでいたんですけど、Pocket Cinema Camera 6Kが発売になったときに、“これはもう買うしかない”と思って手に入れた感じですね。
 実際に使ってみると、想像していた以上に撮り画がきれいです。12bitで撮ると、色域やダイナミック・レンジが広くて、従来のカメラでは黒潰れしてしまったり、色が飛んで戻ってこなかったりした部分が、しっかり保たれるのが凄いなと思いましたね。それと色の立体感が増した感じがします。

——— どんなレンズを組み合わせていますか?

teppei レンズに関してはいろいろです。一番多いのはシグマのアートレンズで、50mm/f1.4と、18~35mm/f1.8のズーム・レンズもよく使います。50mmの単焦点が基本なんですが、個人的に広角のダイナミックな映像が凄く好きなので、18~35mmで撮ることも多いですね。あとはキヤノンの魚眼レンズやタムロンのマクロ・レンズも使いますし、撮影する内容によってはシネマ・レンズを使うこともあります。

——— 収録フォーマットについておしえてください。

teppei 基本6KのRAWで撮ります。6Kで撮ると容量が凄いことになるんですけど、もう完全に慣れてしまいましたね。家には4TBのハードディスクがゴロコロ転がっています(笑)。フレームレートに関しては、29.97fpsか23.38fpsという感じですが、29.97fpsが一番多いですね。圧縮率は12:1で、仲間内でも話すんですが、8:1と12:1ではファイルの容量ほど映像には差がないように感じています。以前、Blackmagic Designさんからも、ピンが当たっている部分の圧縮率はあまり変わらなくて、後ろのボケている部分の圧縮率を変えることで容量を抑えているという話を聞いて。一番見せたい部分の画質はほとんど変わらないという話を聞いてからは、基本12:1で撮影しています。

——— 現在お使いのカメラは、Pocket Cinema Cameraだけなのですか?

teppei 他のカメラを使うこともありますが、画にこだわりたいときや、きちっと作り込んだ映像にしたいときはPocket Cinema Cameraを使いますね。ミュージック・ビデオの撮影はほぼPocket Cinema Camera一択で、企業VPの撮影で使うこともあります。Pocket Cinema Cameraで撮っておけば、どんなタッチの映像にもいけますから。ジンバルでぶん回して撮る映像というより、構図をしっかり決めて、作り込む映像に凄く向いているカメラですね。

Blackmagic Design
Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro
¥422,800
本体価格:¥384,364
0ポイント還元

——— Pocket Cinema Cameraで一番気に入っている部分というと?

teppei 画の解像度が高く、RAWで撮れるところでしょうか。単にRAWで撮れるというだけでなく、容量が軽いので、後の編集もやりやすいんですよ。それとPocket Cinema Camera 6Kは、NDフィルターが内蔵されているところも気に入ってますね。40万円弱くらいの値段で、あれだけのクオリティの映像を撮れるというのは、めちゃくちゃコスト・パフォーマンスが良いと思います。
 現在、サブ機としてPocket Cinema Camera 4Kの導入も検討しているんですよ。Pocket Cinema Camera 6Kは、それなりに重量があるので、ジンバルを使うときにPocket Cinema Camera 4Kがあった方が便利かなと。

——— DaVinci Resolveを使い始めたきっかけは?

teppei コロナ禍でライブ配信を始めたのですが、そのときに導入したATEM MiniにDaVinci Resolveが付いてきたんです。でも正直、最初は難しすぎて使いこなせなかったですね(笑)。カラーグレーディングも思うようにできなかったんですけど、徐々に慣れてきたので、他の映像編集ソフトと使い分けている感じです。RAWで撮った素材を徹底的に追い込みたいときにDaVinci Resolveを使うというか。
 DaVinci Resolveで一番気に入っているのは、カラーページの編集のしやすさですね。その上で、カット編集から完パケまで、DaVinci Resolveだけで完結してしまう。他の映像編集ソフトと併用する場合も、DaVinci Resolveはクリップを個別に書き出せるのも便利です。それにしてもこれだけの映像編集ソフトが無料で提供されているというのは凄いですよね。映像編集したい人たちの敷居をめちゃ下げてくれているなと思います。

——— 最後に、カッコいいミュージック・ビデオを作る上でのコツがあればおしえていただけますか。

teppei ぼくはヒップホップのミュージック・ビデオを作ることが多いんですけど、あのスタイルの音楽では、とにかくビートが重要なんです。ですので、映像もリズム感が重要で、1フレームの大切さ、カットする瞬間の気持ちよさをどこまで追い込めるかということは常に考えていますね。これはミュージック・ビデオに限った話ではなく、すべての映像に共通することで、出演者の話のテンポに合わせてカット編集したり。そこでリズム感を意識できるというのは、音楽をやっている人間ならではの強みかもしれません。ただ、カット編集でカッコいい映像というのは、今の時代たくさん溢れているので、人とは違うスパイスをいかに振りかけられるかというのも重要です。それと世界観。ミュージック・ビデオならば、楽曲からどういうインスパイアを受けて、どういう世界観で作るかというのが大切ですね。

——— 本日はお忙しい中、ありがとうございました。

記事内に掲載されている価格は 2024年12月13日 時点での価格となります。

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