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ソフト音源のプリセットに「シネマティックサウンド」というキーワードを目にすることが多いと思いますが、この派手なオーケストラと電子音響を融合させたサウンドを作り上げた人がハンス・ジマーである、と言ってもいいんじゃないでしょうか?
空間を簡単に埋めてくれてくれるので、ついついこのサウンドを選んでしまいませんか? それだけ、優れたサウンドプリセットが作り込まれているのも事実です。
ところで、彼がライブコンサートを行ってることは、もしかしたらあまり知られてないかもしれません。舞台恐怖症だったハンスはライブを避けてましたが、彼を説得しステージに向かわせたのが、なんと、元ザスミスのギタリスト、ジョニー・マー(The Smiths)とヒット曲「Happy」の作曲家、ファレル・ウィリアムスだったそうです。その時のエピソードが、このインタビューの中で面白く語られています。
先日、ハンス・ジマーは初来日し、コンサート「Hans Zimmer Live in Japan」を開催。2025年5月20日(火)に横浜・ぴあアリーナMM、5月24日(土)に名古屋・IGアリーナでコンサートを行いました。『グラディエーター』『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ダークナイト』『インターステラー』『ライオン・キング』『ラストサムライ』『マン・オブ・スティール』『ワンダーウーマン』など、みなさんご存知の多数の代表作が演奏され大好評のうちに終了。「映画音楽界のロックスター」という感じですね。
さて、そんな彼のサウンドをDAW上で再現する方法がいくつかありまして、現在、入手できる代表的な製品をいくつか紹介しますと、、、、
SPITFIRE AUDIO HANS ZIMMER STRINGS
総勢344名の奏者。途方もないスケール感のストリングス音源!
ハンス・ジマーとSPITFIRE AUDIOが手を組み、344名の奏者とロンドンが世界に誇るレコーディング・スタジオ「AIR Studios」で収録。シンフォニック・ストリングスの可能性を最大まで押し広げ、雷鳴のような低域からガラスのような高域を収録。既存のストリングス音源では想像もつかなかったレベルまで、スコアのダイナミックさを引き出すでしょう。
SPITFIRE AUDIO HANS ZIMMER PIANO
ハンス・ジマー氏の要望を叶えるべく制作された究極的ピアノ音源!
AIR STUDIOが所有するユニークなマイク・プリアンプに加え、PRISM AD コンバーターとNEVE 88R DESK を通した「60本」にも及ぶマイク・シグナルが『HANS ZIMMER PIANO』の最大の魅力。バリエーション豊富なラウンドロビンとダイナミックレイヤー、スタッカート、ロングトーン、そして多数の演奏テクニックが収録されています。
SPITFIRE AUDIO HANS ZIMMER PERCUSSION
「究極的」シネマティック・パーカッション音源!
ハンス・ジマーが音楽制作を担当した世界的大ヒット映画のソロ及びアンサンブル・パーカッション・サウンドにフィーチャーし、ハンス・ジマーの長年における経験とノウハウを1つのライブラリに集約。このライブラリのために、ハンス・ジマーとグラミー賞を受賞したチーム(エンジニアのGeoff Foster を含む)が直々に、スコアリングステージ(映画音楽向け大規模レコーディングスタジオ)でTombek(トムベク)から太鼓まで、また囁き声のような繊細なサウンドから雷鳴のような大迫力サウンドまでを丁寧にレコーディング。
その他にも、色々とありますが、代表的なものを選んでみました。劇版作曲家をはじめとする映像音楽作家を目指す方には、もしかしたら必須の製品かもしれませんね。ぜひ、ご検討下さい!
記事内に掲載されている価格は 2025年8月13日 時点での価格となります。
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