IK MultimediaがプロフェッショナルなAIボイス・モデリングを実現する「ReSing」を発表しました!
ReSingを使えば、仮歌トラックを表現力豊かなプロ品質のボーカル・トラックに置き換え、音楽的に調整することができます。最新のAI技術を使ったReSingは、倫理面に配慮しながら収録された実在アーティストの声、音色、トーン、表現を捉えた音声モデルにて、ライブ録音セッションと見分けがつかないほど自然なボーカル・トラックを提供します。
ReSingにはユーザーが独自の音声モデルを作成できるReSing Modelerも用意。すべての動作がお使いのMac/PC上でローカル処理されるので、クラウド・サーバーへのデータ転送、処理の順番待ちは不要です。
ReSingは、10月下旬発売予定です。
ラフな仮歌でも、プロ仕様のトラックに変換!
ReSingはアイデアと傑作の間に存在するギャップを埋めてくれます。どんなボーカル・トラックでも、あらゆるスタイル、ムード、ジャンルでプロ品質のテイクに変換可能。スマートフォンで録音したラフなボーカル素材でも、DAWにインポートするだけで、ReSingが魔法のように仕上げてくれます。
・音楽的なカスタマイズが可能
音楽制作者のニーズを知り尽くしたIK MultimediaによるReSingでは、ボイス・モデルを用意されたスタイル、オプションから選ぶだけでなく、求めるボーカルの表現、音楽スタイルに合わせてカスタマイズ可能です。
Mellow、Lively、Smooth、Energetic、Balancedから選べるCharacter(キャラクター)、表現の幅を強調したり抑えるDynamic(ダイナミック)、発音と抑揚を制御し、モデルのアクセントを強調または抑えることができるAccent(アクセント)、音程を移調するTranspose(トランスポーズ)、2つのモデルを混ぜ合わせてハイブリッド・ボイスを生み出すFusion(フュージョン)といった機能を使えば、自分ならではのサウンドを構築可能です。お気に入りのボイス設定を保存して利用すれば、一貫した世界観を持った作品群を生み出せるでしょう。
・IK Multimediaの最新技術を投入
ReSingは、ボーカル・トラックの音色や発音の特徴を、実在アーティストによるトラックから生成された高品質なAIボイスモデルに置き換えることで、クオリティを向上させます。既存のボーカル変換ツールでは難しかった複雑なボーカル・ニュアンスの再現を実現するため、IK Multimediaでは研究開発を推し進めました。
ReSingは、DAWプラグインおよびスタンドアローン・アプリケーションとして動作します。お使いのMac/PC上でローカル処理されるので、クラウド・サーバーへのインターネット接続、処理の順番待ちは不要です。
・ARA対応により、DAW上で直接処理可能
ReSingには、通常のプラグインに加え、ARA(オーディオ・ランダム・アクセス)モードが用意されているので、ARA対応DAWにてクリップ・ベースの編集と処理結果の試聴が行えます。ARAモード利用時は、オーディオ・クリップがDAWのタイムライン上で直接処理されるため、ファイルの手動インポートやエクスポートが不要になります。
・内蔵エフェクトも用意
ReSingにはエフェクトも実装されており、パラレル・コンプ、ディエッサー、ゲートを備えたDynamics、プレート/チェンバー、ダブラー/コーラス、ルーム・サイズを設定可能なReverb、ピッチ補正の強弱、スケール、キーを設定可能なTune、モデルのボディ(低域)、エアー(高域)を調整可能なContourで、音楽的な表現に磨きをかけることができます。
・楽器モデルも利用可能
ReSingで差し替え可能なのは、ボーカルだけではありません。長年バーチャル・インストゥルメントの開発を行ってきたIK Multimediaのノウハウを活かした楽器モデルも用意されています。楽器モデル選択時も、ボーカル・モデルと同様のコントロールを利用でき、移調を含む演奏のあらゆる側面を管理可能です。
ボーカルや楽器の移調時、ReSingモデルはリアルな歌手や楽器同様の挙動と音質を維持し、音質劣化や不自然な効果は発生しません。キー変更など、あらゆる操作が可能でありながら、完全に自然なサウンドを保ち続けます。
・ユーザー・モデルを作成可能なReSing Modeler
他のボイス置換専用ソフトウェア、サービスとは異なり、ReSingには、ユーザーが自身のコンピューター上で独自のモデルを作成できるReSing Modelerが用意されています。素材となるシンガー、楽器の音域、ダイナミクス、アーティキュレーション、十分な長さの母音、安定したトーンなどを網羅した単音のモノラル・トラック(最低20分程度)を用意したら、あとはReSing Modelerに読み込んで、スタイルなどのタグ情報、アバター画像を設定するだけです。
ローカル・マシンでのトレーニング後、作成されたモデルは自身のReSingにて利用可能となります。ユーザー・モデルは複製不可能で、ReSing以外での不正使用から保護されています。
記事内に掲載されている価格は 2025年9月26日 時点での価格となります。
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