製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
モジュールをカジュアルに選んで自分だけのエフェクトラックを作り上げることができるAPI 500モジュール。その通称500シリーズにあのMoog Musicから2製品が加わりました。
Moogシンセの音楽的で存在感のある太いサウンドの肝とも言えるラダーフィルター 500 SERIES LADDER FILTER と、500シリーズでは大変珍しいディレイの 500 SERIES ANALOG DELAY 。
Moogの思想とサウンドをあなたの楽曲のミックスに注入できる、味わい深いモジュールは大注目です!
500 SERIES LADDER FILTER
[eStoreClipper2A mdin=’34113′ blocklocate=’ICPB’ img=’LINK’] moog博士オリジナルの回路設計を元に新規開発された500 Series Ladder Filter。4ポール(24db)・フィルターから生み出されるサウンドメイクはそれこそminimoogの開発から現在に至るまでmoogサウンドの真骨頂でありミュージックシーンを彩ってきた同フィルターがVPR500シリーズとして様々なソースに手軽に使用出来るのはユーザーとしてありがたい限りですね。
本体パネル右下に搭載されたBypassスイッチで手軽にA/B比較が可能、もちろん2ポールとの切替可能なんです!
AES2011ショーレポートで、moog music社TRENR THOMPSON氏に詳しく解説いただきましたのでまずはこちらの動画をご覧下さい!
アナログシンセを彷彿と差せる大型のカットオフノブだけでもハードウェアとして魅惑的ですが、Native InstrumentsやSpectrasonicsといった最新の人気ソフトウェアのシンセベースサウンドをLadder Filterで音作りするなんてシーンが自分の周囲でもそのうち見られそうな気がします。
500 SERIES ANALOG DELAY
[eStoreClipper2A mdin=’34112′ blocklocate=’ICPB’ img=’LINK’]VPR500互換モジュールといえば主な製品はマイクプリ、EQ、コンプというところ。少しバリエーションを持たせてもサミングアンプやミキサーくらいですが、これは大変珍しいAnalog delay!500 Series Analog DelayはAPI500互換モジュール初となるアナログディレイです。
内部はデジタルで制御され、ディレイタイムは最大800ms。肝心のサウンドの要となるディレイ周りは完全アナログ回路で構成され、DriveツマミではWet音に対するサチュレートも可能。非常に温かいアナログディレイサウンドを醸し出します。
http://youtu.be/Zg9Op8dzHHU
その他、フロントパネルを見て分かるように、MIDIとCV(タップ)で6種類の波形を持ったLFOやテンポをコントロール。ディレイタイムを0.5倍にするスイッチはディレイタイムだけでなくサウンドまでをも変化。味わいのあるローファイサウンドを生み出します。
驚くことにVST/RTAS/AUでエディタープラグインも用意されていて、DAWの機能を使ってリコールやプリセットも可能。アナログエフェクトをDAWで制御。このアイディアこそMoog Musicの先進性!
記事内に掲載されている価格は 2014年9月5日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ