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先日Rock oNで紹介したインタビュー記事が好評を博したJUVENILE氏が、5月3日(水)に自身初のTALKBOXカバーEP「INTERMISSION」を配信リリースしました。
アーティスト・音楽プロデューサー・TALKBOXプレイヤーなど様々な顔を持ち、独自のCity Musicを発信し続けるJUVENILE氏ですが、今回の新作EPでは昨年より配信リリースしてきたカバー曲に加え、新たに録音した楽曲を収録した全7曲構成。全曲TALKBOXカバーの作品となっており、サウンドプロデューサーでありTALKBOXプレイヤーでもあるJUVENILEの音楽キャリアにおいて、TALKBOXサウンドの魅力が存分に楽しめる思い入れの強い意欲作となっています。
リリースにあたり、JUVENILE氏が下記のようなメッセージを寄せています。
「カバーするにあたってメロディや歌詞は原曲のまま、且つ当時にはなかった2022~23年現在の音楽の流行やエッセンス、技術をどう加えるかに、アレンジだけでなくミックスも全て自分でこだわって作ったつもりです。TALKBOXは人の声とシンセサイザーの中間のようなモノなので、特に音程・ハーモニーに関して『揺らぎ』が起きないため、理論でイメージした通りの結果を出す事ができる強みを生かしてコードアレンジを普段のPopsではなかなか出来ないような凝ったものにしたことも有意義で価値のある経験でした。」
そして5月3日(水)より、「Down Town」、「タイミング~Timing~」、「Indigo Waltz」のMVを3週連続でJUVENILEオフィシャルYouTubeにて公開する事も発表されました。
まず公開されたのはEP「INTERMISSION」のリード曲でもある「Down Town」で、JUVENILE自身が生まれるよりも前から長く愛されている不朽の名曲です。
今回、本楽曲の世界観を取り入れながらもTALKBOXカバーとして新たに世界観を構築しており、MVは1980年代当時の雰囲気を感じさせる新宿THE27CLUBにて撮影、レトロと現代の入りまじった世界観溢れるライブ風MVとなっています。
2曲目の「タイミング~Timing~」は5月10日(水)、3曲目の「Indigo Waltz」は、5月17日(水)に公開予定となっているので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
TALKBOXとは?
TALKBOXについて名前は知っていてもどういうものかよくわからない方もいるかと思いますので、ここで簡単にご紹介したいと思います。
TALKBOXはエレキギターやシンセサイザーなどを接続し、ホースを通して出した音を演奏者の口の中に導いて共鳴させ、ボーカル用マイクで音を拾うことで楽器の音に人が喋っているようなイントネーションを加えるエフェクターの一種です。(TALKBOXをしている際に声は出さないというのがポイントです)
別名トーキング・モジュレーター(Talking Modulator)とも呼ばれ、1970年代から使われ始め、ザップのロージャー・トラウトマンやジェフ・ベック、スティービー・ワンダーなどが使用したことで有名です。
★JUVENILE氏が御本人のチャンネルでTALKBOXについて解説している動画がありました!
(音の仕組みから歴史まで、非常にわかりやすいです)
●TALKBOXを演奏するには
TALKBOXに接続する楽器ですが、JUVENILE氏がMOOG Voyager(生産完了)ですが、必ずしもMOOGであることもプリセットが必要ということもないので、まずは手持ちのシンセサイザーで試してみるというのはいかがでしょうか。海外の動画ではmicro KORGのような小型シンセでTALKBOXを演奏する動画も多数あります。もちろんシンセサイザーだけでなく、エレキギターで接続して試してみるのもありです!
●プラグインで実現するTALKBOXサウンド
実際に演奏するのはちょっと難しいけれどそのサウンドには惹かれると思った方、プラグインで声を加工することでTALKBOXサウンドを実現することも可能です。
VocalSynth 2(iZotope)
VocalSynth 2(iZotope)はトークボックスをはじめとして電子的なボーカルの質感やロボットボイス、コンピュータ処理されたハーモニー、ボコーダーやエフェクト、分厚いオクターブまたはダブルボイスを作成するプラグインです。
アナログエフェクターのトークボックスの効果を再現、クラシカルな太いサウンドでインパクト大です。
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