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静音PC用ファンで有名な台湾のメーカーNoctuaが、スウェーデンのRotoSubとタッグを組み、夢の静音PCファンを開発中です。まだプロダクト名も公表されていませんが、音楽制作ユーザーは大注目すべき製品になりそうです。
このPCファンは、ノイズキャンセリングヘッドフォンと似た仕組みで、ファンの羽が空気をかき回す際に発生するノイズと逆性の音をファン本体から発し、ノイズを抑える「アクティブノイズキャンセル PCファン」です。この技術を開発したRotoSubが日本語版のプロモビデオを公開していますので、ぜひご覧ください!
どうですかこの静音性!動画は指向性マイクでピンポイント収音されているため大きなノイズに聞こえていますが、実際は一般的なPCファンの風切音と考えられます。それがここまで抑えられるということは、実機は相当な静音性能であると期待できます。
一般的な日本のホームスタジオ環境では、商用スタジオのように大きな音でモニタリングすることやPC専用の部屋を設ける事が困難なため、PCのファン音に邪魔されながらヘッドフォンを駆使してミックス作業を行うしかありませんでした。(余談ではありますが、制作マシンのMacbook Proのファン音に悩んだ私は、専用の静音ボックスを自作しました…)
もしこのPCファンが発売されれば、これまで諦めていた「PC音に邪魔されない静かな制作スタジオ」が実現するかもしれません!もちろん個人のみならず、小規模なプロスタジオや、DDPを始めとする大型サーバーを持っているMA系のスタジオもこの恩恵を大きく受けることができるでしょう。静音PCを極めるために水冷ラジエーターを導入したものの、ポンプの駆動音で結局はうるさくなってしまって、涙を流した自作派の方にも朗報です!
このアクティブノイズキャンセル PCファンは12〜18ヶ月以内をめどに製品化されるそうです。どのようなシステム構成になるのか、簡単に換装できるのか等、詳細は見えていませんが、みなさん、これは期待できそうですよ!
記事内に掲載されている価格は 2012年6月2日 時点での価格となります。
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