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EMIRU/アーティスト エンジニア【Bass、Maracas、Tambourine、DJ】
LAREINE(ラレーヌ)のベーシストとして1994年より正式に音楽活動を開始。RIBBON(リボン)やANUBIS(アヌビス)といった活動を経て、コンポーザー、アレンジャーとしても活躍して行くようになる。
近年では、ミックス,マスタリングエンジニアとしても、音楽とオーディオ世界の総合芸術を探求するようになり、敏腕アーティストエンジニアとして活動する。
制作の全てを自らが手がけ、これまで、自身の作品のみならず、他アーティストのプロデュース作品を数多く手掛ける。
また、自身がオーディオマニアでもある為、強い音響美学を持つ。CDプレスで変化する音質の比較研究と、納品形態やフォーマット等の影響など、強い関心と拘りを持っている。
これより、スタジオを中心に、自身がプロジェクトも数多く構想しているので、アーティスト、ミュージシャン、コンポーザー等、音楽に携わる有能な人材を、広く募集している。是非、問い合わせしてほしい。
アーティスト/活動
LAREINE (1994年-2015年)
RIBBON (2002年-2003年)
ANUBIS (2007年-2013年)
EMIRU (2013-)
設立/プロデュース関連
ブランドショップ Maple Kiss (2003年3月26日)
レーベル Maple Kiss Artist Stars Production (2007-2010年)
レコード会社 Virgin AIR entertainment Inc. (2010-2014年)
プロジェクトスタジオ studioADAM 汐留スタジオ (2011-2014年)
レコーディングスタジオ METAMORPHOSE STUDIO TOKYO (2016-)
メタモルフォーゼ スタジオ トーキョー Official Site
https://www.metamorphose-studio.tokyo
問い合わせ
E-Mail:info@metamorphose-studio.tokyo
Tel:03-6807-8779
SNS
EMIRU Twitter
https://twitter.com/emiruofficial
METAMORPHOSE STUDIO TOKYO Twitter
https://twitter.com/METAMORPHOSEst
instagram
https://www.instagram.com/EMIRU_OFFICIAL
metamorphose-studio.tokyo
贅沢な空間と設備のあるレコーディングスタジオ
東京都レコーディングスタジオ。贅沢で最高の設備。南フランスの港町をテーマにしたロビーがメタモルフォーゼスタジオトーキョーのコンセプトです。都内で最も贅沢に、最も安く格安で利用可能な至高のレコーディングスタジオです。
70平米あるこの間取りはドラムレコーディングが出来るようにするためには防音、吸音効果を高める必要があります。そのため壁の厚さが増し、部屋の内側が狭くなりがちな印象になりますが、コントロールルームとブースの壁に大きな窓を組み込む事で、部屋を広く見せる工夫を施しています。EMIRU氏によれば、コントロールルームのみでの作業でも、ブースの電気をつけるようにしており、窮屈な密室感を取り払っているとの事です。またスタジオの色合いも重要で、壁と天井を黒くする事により視覚的による”圧迫感”を減らしています。
天井のライトにもこだわりと工夫があり、ダウンライトで照らす事により、部屋の落ち着きさを生み出していますが、ダウンライトのデメリットである”天井が低くなってしまう”のを回避するため、中心の部分はスポットライトにすることにより余裕のある高さを生み出しています。更にはこの真ん中を開けることによって、前から後ろへと音の流れも意識した作りとなっています。またモニタースピーカー側の天井は斜めに角度を付けている所も音の流れを意識し、ただデザインだけではなく、サウンド面も意識したこだわりが伺えます。
さらにモニタースピーカーの下には棚が用意されており、ここにはMac ProやAvid HD I/Oが格納されています。本体機材からの音鳴りも気にする事なく、ゆったりと集中して作業が出来る工夫も余す事なく施されています。無駄に物を置かず、必要な機材は使いやすいように整理されているのが、大きなポイントと言えます。
そしてクライアントのデスクにも大きなこだわりがあり、まずガラステーブル越しに設置されたディスプレイにはメインディスプレイのミラーリングが映し出されています。大きなディスプレイにも表示をされていますが、より細かい所を指摘したい部分に、しっかり見えやすく、そしてテーブルに埋め込むことで音の壁を作らない設計になっています。椅子の高さも探しに探して、できる限り耳元まで被さってしまう椅子を避け、耳への反響を極力抑えているのも注目です。
使いやすく、集中のしやすいスタジオを理想とするだけではなく、同時に来るお客さんがリゾート感覚の様に寛げるスタジオを目指しました。プライベートなスタジオと言えども、スタジオ入り口にはおしゃれな装飾、そして入ってすぐに寛げるロビーが用意されています。ここでは大型のテレビでのDVD鑑賞、そしてオシャレサウンドと一緒にコーヒーも気軽に飲むことが出来るので、ただ作業するだけのスタジオではなく、集中する為の準備が出来る”間”が素晴らしいポイントとなっています。
スタジオの内部はシックに、ロビーでは明るく、置かれているテーブルや椅子、ベンチもそれぞれの世界が用意されているという部分においてはEMIRU氏が自身の経験上と描いてきた理想が部屋ごとにセットされていました。
シックに仕上がったデスクにはアウトボードが綺麗に配置されています。メインデスクの並びとしては左側が”モダン”、右側は”レトロ”な見た目を並べ、その印象に合ったサウンドを流していくイメージでルーティングがされています。これらのマスターコンプやEQはHD I/Oからのダイレクトな信号をパッチングによって自由にインサート出来るだけでなく、Rupert Neve、Chandler Limited TG Rack Mixerのサミングミキサーもパッチ盤での切り替えも可能にしています。
手に届く配置で、それぞれが気軽にアクセス出来る点も大きなポイントですが、組み合わせで生まれるインスピレーションも音楽として大切にし、本来望まれる「時間をかけて作り上げられる」部分もしっかりと生み出す事が出来るスタイルが具現化されています。そしてミックス作業だけではなく、AD/DAの品質はAntelope Eclipse 384 + 10Mの組み合わせで、理想とするサウンドをその場で自ら完結させることが可能です。もちろんこれらの機材はEMIRU氏が様々なレコーディング現場での経験と、エンジニア、アーティストのコミュニケーションによって生まれました。
多数アウトボードがある中で、Rupert Neveを選択した理由としては、Neveという過去のブランドにこだわらず、常に新しい物を作っていくその姿勢に刺激を意識し、自らも未来に向かう意識でRupert Neveのブランドが選ばれました。その後に発売となったShelford ChannelもEMIRU氏はいち早く導入に至っています。
メインモニタースピーカーとして、今までEMIRU氏はS2XとYAMAHA 10Mを使用してきましたが、METAMORPHOSE STUDIO TOKYOが出来る際に、メインもラージモニターへと切り替えをしました。多くのブランドとラインナップがある中で、EMIRU氏がADAMを選んだ理由は、S2Xを最初に導入した時の衝撃が大きく、様々な情報を集めるにつれ、「一歩抜けたサウンドで、常に最先端の技術に取り組んでいる姿勢」に、ADAMブランドへの信頼を置くようになりました。
実際にS2XのニアフィールドモニターとS5Xのラージモニターの組み合わせは、このデットに仕上げたスタジオには最適で、解像度のみならず、非常にバランスのとれた組み合わせとともに、スタジオを利用しに来た方にも聴かせるモニターとしても素晴らしい活躍をしています。
ここでまたメインデスクに戻りますがマイクプリ部分の核はRupert Neve 5012(縦型)8chが中心になっています。その他にもShelford Channel、MANLEY Dual Mono Tube、Chandler Limited Germanium Pre、Avalon V5とバリュエーション豊かなマイクプリがラインナップされています。ドラムのレコーディングも出来るこのスタジオでは多数チャンネルに対応したコントロールパネルも拡張の余白も残し、現状最大16chの入力のレコーディングを可能にしています。
多数チャンネルしないボーカルや、ギターなどの楽器系、そしてリアンプにも対応出来る様、厳選されたマイクプリがデスクと、ラックに配置されています。もちろんギターのリアンプが出来る様に、コントロールパネルにもしっかりリアンプ用の回線も用意されています。最近UADでもプラグインを出しているChandler Limited GAV19Tのヘッドとキャビネットがあるのがポイントです。他にも定番のマーシャル、Ampegもラインナップされています。
そしてマイクは今後増やしていく予定との事で、スタジオとしての未来に向けた成長も見逃せない所です。
記事内に掲載されている価格は 2017年4月12日 時点での価格となります。
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