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Antares Webサイトで、リアルタイム性を追求しライブステージでの使用も可能にした「Auto-Tune Live」が公開されました。
Auto-Tuneといえば、マニュアルモードによる緻密なエディットから手早くプロセッシングができるオートモードまで、様々なピッチエディットに対応するボーカルのピッチ補正ソフト。補正機能を強くかけることによる平坦で機械的なボーカルサウンド(通称:ケロケロボイス)が、クラブ系の音楽を発端にポップスまで浸透し、今ではスタンダードなエフェクトサウンドの一つとして認知されるまでになりました。
Auto-Tune Liveの一番の特徴は「超低レイテンシー」であるということ。総合的なレイテンシーは、マシンスペックや使用環境などシステム全体が要因となるため、「超低レイテンシー」の具体的な数値は公表されていませんが、生で歌ってもタイム遅延をほぼ感じることなくピッチ補正ができるとのことです。
次はリアルタイムでのMIDIコントロール。リアルタイムにMIDIキーボードやシーケンサーなどでボーカルのピッチをコントロールできます。これなら生演奏としてケロケロボイス加工も可能です!
リアルタイムでのボーカルピッチ補正といえば、Auto-Tuneの強力なピッチ補正機能を備えたボーカルプロセッサー/ マイクプリアンプ TASCAM TA-1VPや、TC.HELICON VoiceLiveシリーズとVoiceToneシリーズの一部製品などハードウェアの独壇場でした。しかしこのAuto-Tune Liveの登場により、ノートPCとオーディオI/Oというシンプルなセットでライブができるようになり、また、本家Auto-Tuneのサウンド(質感)でピッチ補正やケロケロボイスができるようになったことは、ファンにとっては嬉しいことだと思います。
Auto-Tune Liveの日本国内での発売日や価格は2012年8月6日現在では未定とのことです。情報が入り次第、Rock oN Webサイトでお知らせいたしますのでご期待ください!
記事内に掲載されている価格は 2012年8月6日 時点での価格となります。
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