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東京はすっかり春めき、花見のシーズンも後半に入りましたね。昨日目黒川を通りかかったのですが、夜桜を楽しむ人で賑わっていました。新シーズンで新しい機材を購入しようと考えている人も少なくないのではないでしょうか? 現在渋谷店では、ビクタースタジオとJVCが共同開発した新製品、HA-MX100-Zを絶際展示中です。このモニターヘッドフォンですが、展示機が到着して試聴しましたが、スタッフ皆が皆絶賛するほどの今年注目の製品です。いくつかの特徴をご紹介しましょう!
リーズナブルな価格は、ポテンシャルの高い前身モデルからの改良という形で実現
ご存知の方もいるかもしれませんが、このHA-MX100-Zは、前身となるHA-MX10-Bを改良する形で開発が進められました。ハウジングには同じものを使用し、コストを大幅に抑えると同時に、音質の大幅な向上を実現しています。
具体的には、ドライバーの中心部、サウンドディフューザーというパーツの孔の大きさを何度も何度も調整し、最適化したとのことです。またデュアル・クリアパスポートという独自の構造で、低音のドライブ力を高めています。
これらの技術は、40kHzまで高域特性を伸ばしたことによる耳への負担を軽減するため、全体がよりナチュラルに響くよう、意図的に低域を絶妙なバランスで膨らませることを可能としており、ハイレゾに対応しながらも聴き疲れのしないチューニングとなっているのです。
耐久性のあるヘッドバンドとサウンドのチューニングを追い込んだイヤーパッド
また前身モデルでは、スタジオユースにおいて、ヘッドバンドの耐久性の向上が課題とされていました。今回のHA-MX100-Zでは、ヘッドフォンフックに引っかけても傷みにくい仕上げになっており、現場の声を製品開発で反映しています。せっかく愛用していてもヘッドバンドがヘタってしまうと交換のしようもないものですから、これは自宅使用においても嬉しい改良です。
また、イヤーパッドも音質に影響を与えることから、素材や形状を何度も見直したといいます。実際にビクタースタジオの製品発表会では、GENELECのラージモニター1035AとHA-MX100-Zを、マイクの種類(コンデンサ、チューブ、リボン、ダイナミック)、ジャンル(クラシック、ジャズ、ポップス)、音響空間(ビクタースタジオ401、301、302)で聴き比べを行いました。
「スタジオの音をそのままに」というコンセプトが、文字通り具現化された素晴らしいヘッドフォンだということが十二分に伝わってくる製品です。Rock oNユーザーの皆様なら、変な色付けのない、かつハイレゾに対応し脅威の解像度を実現したこの新製品を高く評価すること請け合い! ラージミニターの音の圧力こそありませんが、音の質感と輪郭、定位、またそれらを含めた全体の絶妙なチューニングが、他の追随を許さないほどのレベルに達しているといっても過言ではないでしょう。ぜひ店舗で体験してみてください。
この製品にはステレオミニプラグのみのため、標準ジャックへの変換コネクタを数量限定でプレゼント中です!
記事内に掲載されている価格は 2016年4月6日 時点での価格となります。
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