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毎日、寒さMAXな日々が続いて全く外出しないよ(涙)。機材大好きっ子なボクは、外に出なくても全然平気なんだけどね~。って事は、季節関係ないね(あはっ)。
今回は、ドラムのキック音とサブベースの関係について話そうかな。個人的に、お仕事でHouseやTechnoの楽曲を作曲する機会が多いんだ。この手のジャンルを作り始めた時って、音の太さに興味を持つと思う。
で、特にキック!クラブで鳴らした時に「どおーん!」って鳴らしたいよね(笑)。超低域を削ったトラックなんかを鳴らした日には、とっても恥ずかしい思いをした事があった・・。そういう時に、キック音とサブベースを混ぜると太さを追求できるんだ。超低域を含まないキック音に、意図的に超低域を混ぜる企画!
まず、Battery3にキック/スネア/ハットのサンプルを読み込む。キックのサンプルは、アタック感が強いものをピックアップした。コツとして、超低域(30Hz以下)を含まないキックを選ぶのがイイよ。含んでいたらハイパスで30Hz付近からカット。Battery3に読み込んだキックはアタック感を出す役割にして、サブベースを「どゅーん!」って超低域の部分を表現するんだ。
サブベースはOmnisphereのサイン波を使用。サイン波は音程があるので、楽曲のキーに合わせてね。今回のサンプルは、Emなのでサブベースを「E0」で鳴らしてる。デュレーションは、8音符より少し短い「210」に設定。
後は、アタック部分のキック音とサブベースのバランスを上手くとる。ココが、結構難しいかもしれない。7(キック):3(サブベース)ぐらいのバランスから始めるとイイかも。コツとして、サブベースをあまり前に持ってこない。やりはじめの頃は、前に持ってきてしまうから気をつけてね♪
ちなみに、サブベースの帯域は超低域すぎるので、PCのスピーカーや低域を再生できないスピーカーでは確認できません。ヘッドフォンだと超低域まで再生するものがあるので、もしスピーカーの再生能力がなければヘッドフォンで確認すると違いが分かるよ。後は、スペクトラムアナライザーを使って、視覚的に確認するのも重要。
あ!この時点で、「え・・どうやって混ぜるの?」って思っている人がいるかな?キックと同時に、サブベースを鳴らすんだよ。Houseなどの4つ打だと「ドン/ドン/ドン/ドン」って、一小節内に4個のキック音を鳴らしているはず。「ドン/ドン/ドン/ドン」に合わして、サブベースを「どゅん!どゅん!どゅん!どゅん!」って鳴らすのだ。
最終的にできたトラックがコレ。
現在、優れたサンプル素材が色々なメーカーから販売されているので、それらを使えば超低域も含んだキック音があるんだけど。このアタック感だけ欲しいのにな~。って思う事が多々あるのだ(笑)。そういう時に、サブベースを上手く活用すると音作りに幅ができるはず!
では~。またね~。
記事内に掲載されている価格は 2011年1月14日 時点での価格となります。
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