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私は、リハーサルスタジオやホールなどでマルチトラックでのライブレコーディングをしたい、というニーズを満たす提案をさせていただきます! コンピューター内で楽曲制作が完結してしまうこのご時世、やはり生楽器を自分自身でキレイにとりたいというご要望が増えてきています。リズムトラックは打ち込みやサンプル音源でも、肝になる楽器(ボーカル、管楽器、ギターなど)を自分で録って、楽曲に命を吹き込みたい。そう考えるアーティストさんも多いのではないでしょうか?
●Mac:Macbook Pro 15inch CTO
(2.3GHz / 1TBシリアルATAドライブ / メモリ8GB / 高解像度光沢ワイドスクリーンディスプレイ)
¥190,000
最近のMacBookProは、CPUやメモリー、バスなど、ー時代昔のデスクトップマシンを凌駕する高い処理能力を持っています。先日発表されたRetinaモデルもありますが、音楽制作で大事なのはやはり安定動作がイチバン。(たとえば、今回提案するCTO MacBookPro以外にも、型落ちの値ごろ感ある旧モデルをわざと選択する手もあり)
MacBookPro 15″は、ポータビリティ性にも優れ、かつ、よほどの多チャンネルのミックスやストリングの音源をフルに使用する制作でない限り、基本的な制作やミックスのメインマシンとして使用できるポテンシャルを持っています。
ライブレコーディングやそのミックス作業などで気持ちよく使用するための拡張ポイントは2つ!
CTOでメモリーを8GBに拡張、高解像度光沢ワイドスクリーンディスプレイにすること。音楽制作では快適動作のためにRAMは最低8GBは欲しいところです。また最近のDAWは高解像度ディスプレイを半ば前提としてきており、一画面にミキサーやシーケンス画面、ファイルブラウザを表示するタイプが主流です。なので高解像のオプションを選択すること(これは15″モデルのみででき、13″モデルではできません)。
Nuendo Liveは8/1に発売を控えた、ライブレコーディングに特化したDAWです。数多くあるDAWの中でも最高品質のオーディオエンジを搭載し、サンプリング周波数最大384kHzの高解像度レコーディングにも対応します。32bit 浮動小数点内部処理で原音を限りなく忠実に再現してくれます。
Nuendo の機能を凝縮しながらもGUIはライブレコーディング用途に特化されていて、一画面でそのほとんどの操作ができるように設計されているスピード感こそ本製品の魅力。
さらに8月上旬に発表予定のアップデーターで、Nuendo 5、Cubase 6.5それぞれのプロジェクトファイルとの完全な互換がアナウンスされています。
●HOST & I/F:Cubase Multi Recording Pack(Cubase6.5 / UR824)¥99,800
Nuendo Liveはたしかにライブレコーディングに特化したDAWで、その用途においては、効果を抜群に発揮します。ただそれを楽曲制作や、ミックスダウンなどで細やかに追い込んで行くにはやはり通常のDAWが必要となってきます。そこでオススメしたいのが、8つのマイクプリを搭載したUR824とCubase6.5のバンドル製品 Cubase Multi Recording Packです。
Nuendo Liveで安定してUR824を使用しハイクオリティでレコーディング、その後、完全互換性のあるCubase6.5で詰め作業。このスマートなソリューションはSteinbergならではでしょう!
●Plug-In:WAVES Gold Native Bundle ¥39,800
最近のDAWに標準装備されたプラグインもなかなかの性能をもっていますが、一歩進んだミックスを目指すなら、やはりサードパーティのプラグインは必須です。今回おすすめしたいのが、今では価格帯としてはエントリーモデルに近くなったWAVES Gold Native Bundle。C1やQ10、Renaissanceシリーズの一部など、アナログの実機シュミレーションが多い昨今でも、非常に使用頻度の高い基本的なプラグインが多数入っています。もちろん、用途に合わせて、他のバンドルを組み合わせて購入してもよいでしょうし、上位のPlatinumにアップグレードすることも可能です。
●Mic:Eatrhworks QTC40mp ¥220,000
マイクは好みがありますし、予算も大きく影響するジャンルなのですが、ひとつおすすめの製品を今回提案するプランに盛り込みました。Eathworks社の無指向性マイクロフォン、QTC40mp(マッチドペア)です。こちらは昔はQTC1と呼ばれていた製品と同内容のもので、世界中のエンジニアから評価されている非常に実績あるマイクです。マイクはやはりペアで購入するのが基本。とくにこのQTC40は無指向性なので、オフ目のステレオセッティングで空気感を一緒にレコーディングしたり、アンビエンス用や、ドラムのオーバートップに立てても良いでしょう。ボーカル用などのメインマイクは別に用意するにしても、1ペアあれば何かと使い勝手がよいのです。レコーディングの質もグンと、2ランク以上は上がるでしょう。とにかくフラットで、ソースによってはEQ/コンプさえいらないことも多い非常に優れたマイクロフォンです。
ソリューション合計金額 ¥58,4400
記事内に掲載されている価格は 2012年7月20日 時点での価格となります。
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