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アーティスト・エンジニアのみなさんに聞いた「私の逸品」 2012 Brand New Products!

私の逸品 2012 Brand New Products!

毎週様々なジャンルからアーティストが続々登場!

今年一番感動した製品を挙げ、その活用例を、さらには今後開発して欲しい製品までも語っていただきました!

青木繁男さん

Producer/Manipulator

裏で支えるマニュピレーターから、表のステージで盛り上げるマニュピレーターへ。次世代のマニュピレーターの在り方を提示した第一人者。また、アーティストへの楽曲提供他、イベントや番組のテーマ楽曲制作、高橋美之を始めとする若手アーティストのトータルプロデュースを勤める。

今年一番感動したプロダクトは?

「RUPERT NEVE DESIGNS Portico II Channel Strip」

マイクプリは今までFocusrite ISAシリーズを使用していました。満足のするサウンドだったのですが、2011年に発売になったSteinberg RND Porticoシリーズ(Plugin)のサウンドでRupert Neve Designsに出会いました。
Focusrite ISAシリーズもNeve氏のブレインが詰まった製品でしたが、私の中で何か違う次元のモノを感じました。良い悪いと言うよりはキャラクターという意味で。今年に入ってデモ機をお借りして、レコーディングを行ったところ、私も感動だったのですが、何よりプロデュースをしている高橋美之が「全然違う!歌いやすいし聞こえやすい」というコメントで、何より大事な事に気づきました。「音質よりアーティストが歌いやすいという製品に勝る事は無い」と。その後、即導入をし、今年のレコーディングはすべてPortico II Channel Stripで行いました。どの方も満足して頂き、私も自分のミックスが楽しくなりました。音質に拘っていた私に、大切な事を気づかせてくれた製品です。

「Plugin Alliance Maag Audio EQ4」

昨年までバラバラだったブランドが統合され1つのブランドになった事が何よりも衝撃でした。元々BrainworxやSPLのプラグインの質は満足していたため、Plugin Allianceは新しく斬新なエフェクトが登場してくる事を期待していました。やはりPlugin Allianceは期待を裏切らなかったです。EQ4は噂通りのAIR BANDという他のEQでは出来ないBandのエディットを行う事ができます。弦楽器等は分かりやすく即戦力になりますが、是非試して頂きたいのがシンセです。Trance系で使用するサウンドに対してEQ4を使ったと時の衝撃は忘れられません。

「Plugin Alliance Brainworx bx_stereo maker」

登場して間もないbx_stereomakerはミックス時に活躍する”魔法” の様なエフェクトです。monoソースに対しステレオチャンネルにstereomakerを使う事で存在感のある広がりを作る事ができ、僕はコーラスによく使っていますが、どのモノラルソースに使っても効果は素晴らしいです。久しぶりの”使い過ぎ注意”プラグインですね(笑)

あったら良いなこんな製品

今年に入ってAPI Lunch Boxを導入して、elysiaやNEVEの互換モジュールを入手しミックス時に使用しています。やはりプラグインとはひと味違ったサウンドがアナログ機器にありハマっています。先日SSLがVPR Allianceに参入し業界が盛り上がってきています。今後もUniversual AudioやFocusrite、またはWavesなどのアウトボードをリリースいしているブランドのVPR Alliance参入に期待したいです。

江夏正晃さん

トラックメイカー、DJ

DJ TAKASHIRO 名義では BLAZE,ULTRA NATE、 Urdan Soul、元気ロケッツなどのリミックスのプ ロ グ ラム を 担 当 。 一方 で マ リ モ レコ ーズ の 代 表 と して、楽曲のプロデュースをはじめアーティスト • プロデュース、CM 他、多方面の音楽制作を行う。

今年一番感動したプロダクトは?

「KS Digital Coax8」

同軸スピーカーの新星!とにかくフォーカスがしっかりしている。同軸の良さもさることながら、このサイズで48Hzから駆動するかなりパワフル仕様は見た目の大きさからは想像できないでしょう。同軸はおとなしいという印象を払拭します。そして、制作の精度がグッとあがるのです。

「RME Fireface UFX」

もう業界でも話題のインターフェース。実はこのインターフェースはモバイルに向いているのです。オーケストラでコーディングからバンドレコーディング、はたまた、DJでも出番はどこにでもあります。スタジオのメインインターフェースにするつもりが、今ではすっかり外レコ用で活用しています。なにせ、USB接続ですべてのチャンネルのバックアップがとれるのも重宝します。

「Steinberg Nuendo 5.5」

私にはなくてはならないDAW。シームレスにAUDIO、MIDIのプロダクションワーク環境を整えてくれる最高のDAW。作曲、トラックメーキングと並行して、MAやダビングも出来るハイブリッドな制作環境がこれ一つで構築可能なのです。かなり高度なサラウンド機能も充実していることも特筆すべき点のひとつでもあります。

あったら良いなこんな製品

カッコいいUSBキーボード、コントローラー。ツマミや鍵盤にこだわった上に、見た目にこだわったものがほしい!スタジオ空間ではカッコいい機材はやる気をそそります。アルミの削りだしのボディーで反応が良いカッコいいツマミがついているものであれば高くても欲しいです。最近はソフトウェアシンセが主流になりつつあるので、入力デバイスにはこだわりたいです。

杉山勇司さん

レコーディング・エンジニア/プロデューサー

1988年、SRエンジニアからキャリアをスタート。くじら、原マスミ、近田春夫&ビブラストーン、東京スカパラダイスオーケストラなどを担当。その後レコーディング・エンジニア、サウンド・プロデューサーとして多数のアーティストを手がける。主な担当アーティストは、Soft Ballet、ナーヴ・カッツェ、東京スカパラダイスオーケストラ、Schaft、Raymond Watts、Pizzicato Five、藤原ヒロシ、UA、NIGO、Dub Master X、X JAPAN、L’Arc~en~Ciel、44 Magnum、LUNA SEA、Jungle Smile、Super Soul Sonics、広瀬香美、Core of Soul、斎藤蘭、cloudchair、Cube Juice、櫻井敦司、School Girl ’69、dropz、睡蓮、ニルギリス、Heavenstampなど。 また、1995年にはLogik Freaks名義で、アルバム『Temptations of Logik Freaks』(ビクター)をリリース。

今年一番感動したプロダクトは?

「Avid Pro Tools | HDX」

もはや好みやジャンルなどを超えた音質です。素晴らしい。個人的にはハイレート時に扱えるトラック数が増えたことが、何より嬉しいポイントです。

「MOOG MUSIC 500 series The Ladder」

ツマミを回して変化させるだけなのに、これほど音楽に貢献してくれる機材はなかなか出会えないのでは。本当は秘密にしておきたいくらいお気に入りの機材です。

あったら良いなこんな製品

あったら良いな、と思う機材を今までは自作してきたので、ぜひそれを製品化してもらいたいかな。

飛澤正人さん

エンジニア

Dragon Ash や THE 野党、GACKT などを手掛けるエンジニア。生のバンドサウンドとブレイクビーツやネタをシームレスにミックスして創り上げる空間表現に定評がある。最新作 nothing ever lasts の「Silent Melodies」はエンジニアリングに加えサウンドプロデュース/アレンジャーとして独特の世界観を創り上げた。アーティストの感性と自らのイマジネーションを融合し、作品の深層部に入り込んだ音創りを提供している。

今年一番感動したプロダクトは?

「SHURE KSM353」

リボンマイク=“扱いが難しい”というイメージを払拭し、ドラムのキックやタンバリンなどのアタックの強い楽器からアコギ、三線のような繊細な楽器まで多岐に渡り使用することができるのが素晴らしいところ。現代のハイ上がりなコンデンサーマイクと比べてしまうと抜けが悪く聴こえてしまう印象ですが、8KHz〜10KHzを5dB程ブーストしてあげると、とても自然な量感を持った原音がそこに現れます。現在制作中のアルバムではウッドベースやブラスにも使用し、今年は特に大活躍の働きをしてくれました。

あったら良いなこんな製品

“簡単に持ち運べる高音質DAWセット”があったらいいですね。DSDクオリティの音質でプロツールスのような操作性や拡張性を持ったDAWをノートパソコンで持ち出せたら最高です。

YANAGIMANさん

Produce・作詞曲編・Bass

1989 年渡米。ボストンの「バークリー」へ入学。帰国後は音楽活動の拠点として福岡へ。「DATE OF BIRTH」のレコーディング/ ツ アーに参加。1997 年「AXIA」テープコンテストにてグ ランプリ受賞。上京後サザンオールスターズのメンバーでも ある「関口 和之」の SOLO ALBUM にアレンジャーとして参加。その後は『CHEMISTRY』、『Crystal Kay』 『倖田來未』『中島美嘉』への楽曲提供や 『BoA 』『 平原綾香』の楽曲編曲。ビルボードシーンで活躍中の『Usher』の remix や『ケツメイシ』『 加藤ミリヤ』『 エレ ファントカシマシ』のプロデュース。日本以外では香港の歌手『IVAN WANG』 『Hot Cha』『Ella Koon』への楽曲提供。Ella Koonの珊瑚島で新人賞受賞。2007 年BoA『 LOVE LETTER』でレコード 大賞金賞受賞。2011年Funky Monkey Babys『それでも信じてる』でレコード 大賞優秀作品賞受賞。作品の出荷枚数は累積2000 万枚以上。国民の5人に1人は買っている計算になる。

今年一番感動したプロダクトは?

「apple iPad / iPhone」

作詞、作曲の作業に優れています。メモ機として最高です。アプリがかなり良くできていて、非常に重宝しています。tunerはcleartuneこれがかなり正確で、レコーディングでも使用しています。サザンオールスターズの関口さんのソロアルバムで使用しました。YAMAHAのmetronome、TASCOMのレコーダー、DM-1ドラムマシーン、pianoscore挙げたらきりがないくらい。memoは作詞用、そしてGaregebandはデモ用に使っています。iTunesのRemote
Air display、slowplayerほとんど毎日と言っていいくらい使用しています。

「reFX Nexus2」

中に入っている音色がいい感じです。プリセットでがんがん使っています。

「MOTU Machfive 3」

音色ががっつり増えました。まだ聞けてないくらい。音が良くなりました!!

「Eeastwest QL Hollywood Strings、Vienna Strings、NI Session strings」

これらの Stringsでかなりいい感じのラインが聞けるようになりました。まだまだ使いこなせてないですが、さわっているとたのしい。重いのがたまにきずです。

「NI Komplete 8 Ultimate」

こりゃスゴいです。まだ音が全部聞けてません。そのくらい容量がスゴいです。

あったら良いなこんな製品

とにかくPro Toolsの64bit化を心待ちにしています。たぶんPro Tools 11とか12くらいでしょうか?僕にとってのドリームマシーンでしょう。Vienna Ensambleも安定して使えるのであれば、かなりいい感じだと思います。

芦沢英志さん

プロデューサー/エンジニア

2012年、iTunes Storeにて個人名義アルバムを2枚、シングル2曲を配信。全て、トップランキング入りを果たす。ドイツのSPL社に、日本人で初めてSPLユーザーとして紹介される。現在まで、J-POP・CM・ゲームソフトなどの、作曲/編曲/リミックス及び効果音制作を行う。プラグイン製品のレビューや連載コラムなどの執筆活動。Spectrasonicsセミナーの講師、ソフトシンセのデモ曲制作。実践ノウハウを伝える、DAWワークショップを定期的に開催中。楽曲及び効果音制作、ミックス&マスタリング業務をdef_house studioにて運営中。

オフィシャルサイト >>

今年一番感動したプロダクトは?

「Novation mininova」

何十年ぶりにハードシンセを買ったんだけど・・コレはスゴイ!何がスゴイって。軽い。いや、軽いのもそうなんだけど(笑。想像以上に、出音が良かった。ボクのストライクなサウンド。ハードからソフトに移行してウン十年。やっぱり、ハードの良さを再認識中。ボコーダーも秀逸。リアルオートチューンみたい?なのも面白い。ベースを弾きながらANIMATEでフレーズを変えたり、PERFPRMノブを使ってリアルタイムに音色を変化させるのがグッド。意外と、ノブ類の作りがイイんだ。

特に、FILTERノブなんか回すのがクセになるぐらい!本体で音色を作る事もできるんだけど、階層が深いので早く音色エディターのソフト配布をお願いします。(2012/11/1現在、まだ配布されてません)シンセの基本を分かっていれば、本体のみでも音色を作る事は可能。かなり、強力な音色を作れるよ。繊細な音も作れる。肝心のサウンド、4万でこんなに良い音を出すんだと実感した。ソフトシンセに物足りなくなった人に、本当にオススメ。

現在、制作中の個人名義サードアルバムの楽曲制作に使用中。2012年内に配信予定で、mininovaのサウンドが満載♪今後の楽曲制作に、めちゃめちゃ活用します!

「Neve 1073LBEQ & Neve 1073LB」

いつか!手に入れたいと思っていたNeve製品。プリはレンジが広いし、EQの効きがバツグンに良い!現行機種なので、オールドのものとは全然違うサウンドカラー。かなりクリーンなサウンド、現代のサウンドに良く合うと思う。特に、お気に入りなのがEQ。プラグインでは感じられない、質感に変わる。プリとEQの接続順番を変えれるんだよ?!知ってた?api500モジュールなので、他のモジュールと組み合わせても面白いかもね♪

活用法はmininovaなどのハードシンセやソフトシンセを通して、DAWに録音。

「Pre Sonus Studio One2」

とにかく!使いやすくて軽い!!限られた機能だからなのか、他のDAWに比べて何をするにも手間がかからない。他のDAWと比べて豊富とは言えない機能だけど、制作するには十分な内容。マスタリングまで一環して行なえるDAWなので、自作曲は作曲からミックス&マスタリングをStudio One2で行なってる。作業スピードが、かなり早くなった。MTRを触っている感覚に近いかな?本当、シンプルで使いやすい。楽器が弾ける人に向いてると思う。MIDI編集が弱いので、打ち込みオンリーの人には物足りないかもしれない。出音は素晴らしいし、設計が良くできているので、これからDAWを始める人にオススメしたいぐらい。フリー版もあるので、ぜひ試してください♪

作曲、ミックス&マスタリングの業務で使用中。

「Nomad Factory MAGMA」

豊富なエフェクターが入っていて、超!便利! マルチエフェクターなんだけど、ソフトシンセにもギターにも。何にでも挿して使って、愛用中。Spectrasonics製品との相性はバツグン。内蔵エフェクトを切って、MAGMAを挿してる(笑。ノブを回して調整するので、サクサクと音作りができるし、目的の音に早く到達するから仕事で大活躍中。カッチリと作るには向いてないけど、ザックリと制作している人にはオススメ。沢山のエフェクターが入っているので、楽曲制作している人に試してもらいたい。良い感じに、分かりやすく音が変わるから♪

シンセ、ギター、ベース、ドラムまで。ボーカルも!全ての音に挿して使ってるよ。

あったら良いなこんな製品

一番愛用しているOminsphereのハード機材がでたら!すぐ買います(笑。ソフトだからこそできる機能も多いと思うけど、あえてハードでやってほしい。Spectrasonicsからハード機材がでれば、みんな欲しがるんじゃないかな・・。

マルチ音源(機能豊富)のハード機材より、個性のある機材が大好きなので、mininovaのようなものがもっと出て来てほしい。国産のリズムマシーン!プロフェッショナルな製品が出て来て欲しい。STYLUS RMXのハード版が出たらヤバイ!今、一番気になるのがハードシーケンサー。国産で出ないかな・・サンプリング機能付きQX3みたいな。内蔵エフェクターに、Live8やSttuter Editのような種類が入っていれば最高だ。PC完結での音楽制作は当たり前の時代になっているので、個人的にハード機材だけで音楽を作りたくなっている今日この頃。

岡部潔さん

レコーディングエンジニア
/サウンドデザイニング

1983年より赤坂ミュージックスタジオ、フリーポートスタジオワンダーシティ/ステーションにてレコーディングエンジニアとして所属1989年にフリーランスとして独立、国内外で数々の録音を行なっている。CD、ライブ、CM、、映画、イベントの音楽音響担当等多くのメディアで、エンジニア・サウンドデザインとして活動している。

今年一番感動したプロダクトは?

「MAGMA ExpressBox 3T」

Thunderbolt搭載コンピュータとPCIeカードの接続、増設を可能にした拡張シャーシです。protools HDXカードがモバイル出来る~!発表から1年以上待ったかいがありました。モバイルでは無くてもiMAC、Thunderboltでprotools HDXが使える恩恵は計り知れない。

「ZOOM Q2HD」

ハンディレコーダーで音と映像が良い~!この値段でこの音と映像がとれて良いの?と言うぐらい良品です。スタジオでもライブでも宅録でも重宝しています。

あったら良いなこんな製品

絶対落ちないDAW、バージョンアップしないOS

鈴木Daichi秀行さん

プロデューサー/エンジニア

19歳でConeyIslandJellyfishのギタリストとしてメジャー・デビューを果たす。バンド解散後、アレンジャー、マルチ・プレイヤーとしての活動を開始。モーニング娘。などのハロー・プロジェクト関連作品に多く携わり、2007年に絢香「Jewelry day」で日本レコード大賞金賞、2008年にmihimaruGT「ギリギリHERO」で日本レコード大賞最優秀作品賞を受賞。近年はサウンド・プロデューサーとしても活動し、家入レオ,YUI、SMAP,SEXYZONE,山下智久,ダイスケ,FTISLAND,CNBLUE,いきものがかり,SUPER☆GiRLS等数多くのアーティストを手がけている。

今年一番感動したプロダクトは?

「RUPERT NEVE DESIGNS Portico II Master Buss Processor」

まさに今の時代の音にマッチしたマスターコンプです。最近は毎回これを通してる位使い倒している機材です。マスターコンプに特化したイメージですが、ステレオソースの録音時にも威力を発揮します。Silkスイッチはとてもズルイボタンですね(笑)青いモードがお気に入りです。派手派手になりますよ!僕の周りではちょっとしたブームです。

「Avid Pro Tools | HDX」

初めて音を聴いた時衝撃を受けました。HDの時に比べ格段に空間が広がりました。歪みと飽和感も無くなり、とても自然な音に仕上がります。一度使ってしまうともう戻れませんね。付属プラグインの質も向上していて、EQの効きもとてもシャープになり今まで別メーカーのEQを使っていた事も付属のもので良いんじゃないかと思えた位です。

「Universa Audio UAD-2 OCTO」

数あるプラグインの中でもUADは非常に実機ハードウェアに近いものが揃っています。1176 Classic Limiter Plug-In Collectionが最近のお気に入りでAE,E,Aそれぞれの特徴を非常に良く再現していて愛用しています。AMPEXのテープシミュレーターやEMTリバーブのクオリティも素晴らしく非常に良く使いますね。OCTOがラインナップに揃ったことでより多くのプラグインをカード一枚で使えるようになって嬉しいです。

「JZ microphone JZIPF」

ボーカル録りに必須のポップフィルターですが、この製品は本当に吹かれに強い。風が拡散されてまったく正面に流れないです。メタル製は音質変化が少なく音質面で有利ですが、布製に比べると吹かれに弱い側面がありましたが、JZIPFは吹かれにも強く、メタル製で音質変化もほとんど無いので、まさに良い所取りでオススメです。

「LINE6 James Tyler Variax」

Variaxは初代機を持っていましたが、ギターとしての機能に若干不満がありました。James Tyler Variaxはその弱点を見事に克服して、純粋にギターとしての完成度がとても高くなりました。様々な年代、モデルのギターの音はもちろん、チューニングも瞬時に変えられて色々と試しながら制作出来てとても便利です。モデリングを使わずに、本体に搭載されているマグネティックピックアップの音もかなり良いですよ。

あったら良いなこんな製品

アナログテープレコーダーが復刻してくれたら良いなと思います(笑)DAWの音質がクリアになればなるほど、逆にアナログの質感が欲しくなる今日この頃です。

D.O.I.さん

エンジニア

90年代中期Indopepsychicsを結成し国内のみならず海外でも評価を得る。またエンジニア/ マニピュレーターとしてもブッダブランド、MURO、ニトロマイクロフォンアンダーグランド、TOKONA-X、ライムスター、キングギドラ、PUSHIM、FIREBALL、Soulhead等の作品に参加。近年は安室奈美恵、EXILE、lecca、AI、BENI、少女時代、JUJU、amazarashi、三浦大知等多方面でMIXINGを担当。

今年一番感動したプロダクトは?

「Bricasti Design System1」

本当に長い事スタジオのリバーブといったらLexicon 480Lでしたが、それを置き換えられる歴史を変えるクオリティ。気づいたら世界のトップエンジニア殆ど使ってました。僕も今年は殆どのセッションで使ってました。

「Avid Pro Tools | HDX」

遅延補正、DSPパワー、ボイス数等のスペックの向上は200ボイスオーバーの巨大セッションをミックスする事が多い自分にとって本当にありがたいです。

あったら良いなこんな製品

Pro ToolsのHDX化で使用できなくなったTDMしかないプラグインをHDX上にブリッジして使えるようにする製品。

井筒康仁さん

MA / 音響効果 / マスタリング / レコーディング

2003年株式会社丸二商会スタジオ事業部マルニスタジオ入社。今年携わった作品は、映画「Light UpNippon」の音響効果をはじめ、ライブ映像 30本以上(ONE OK ROCK 、flumpool、L’Arc〜en〜Ciel、JUN SKY WALKER(S)、怒髪天、柴崎コウ、西野カナ、サカナクション、布袋寅泰、松田聖子、ザ・クロマニヨンズ、他)、MV 150本以上(EXILE ATSUSHI、スキマスイッチ、渡辺麻友、エレファントカシマシ、蜜、KREVA、FUNKY MONKEY BABYS、氣志團、MIYAVI、TM Network、Birthday、DOES、ザ・クロマニヨンズ、他)、CM/VP 10本以上(積水ハウス、TOYOTA、三浦工業、MIZNO、シトロエン、他)、レコーディング(積水ハウス、加藤ミリヤ、HEART BEAT、渡り廊下走り隊)など多数に及ぶ。

今年一番感動したプロダクトは?

「ROLAND INTEGRA-7」

JV-2080を学生時代に初めて音源として購入して以来、SRXスロットを埋めていくのが楽しみでバイトをしていた。時代は変わり、ソフトシンセに移行してしまったが、当時の懐かしさとともに久しぶりにPCM音源機を購入したいと思った機種。SRXシリーズも標準で12タイトル装備!!Motional Surround となる魅力ある機能も搭載近いうちに是非購入したい音源。

「iZotope iris」

映像に対する効果音を制作するにあたって、ありものを当てるのは飽きたし、MAの現場ではゆっくり加工する時間もない。irisは音声データを取り込んで、パラメーターを適当にいじっているだけで理想の音を発見!?できます。超感覚的ソフトシンセ。

「Apple Mac mini」

今年10月からのARIB TR-B032施行に対して勉強するために、TVからSPDIFでMac Miniに入力しProTools上でラウドネス値をテレビを見ながら測定するためにリビング用に買ったところ。MacMiniのHDMI端子をAVAmpに接続したら、あら、サラウンドミックスシステムの完成です。一番お手軽なサラウンドモニターシステムです。MacBookPro等でも同じ事出来ますが、変換ケーブルが必要なのでやっぱりMacMiniが最高!小さいし、早いし、かわいいし。HDMI接続なので大画面TVでProToolsは操作も出来る。ラウドネス測定はNugenを使用。

あったら良いなこんな製品

商業用音楽スタジオは、現在ではPCベースのDAWが主流であり、とても利便性が高くなった。しかし、操作するにはキーボード、マウス(トラックボール)等の入力インターフェースとともにモニターディスプレイが必要である。このモニターディスプレイが厄介で、設置場所、設置方法にもよるが、基本的にはスピーカーと音のモニターポイントの間に必ずある。センター成分ともろかぶりして定位感に支障が出る。角度をつけてスピーカーとのかぶりを減らせば、視認性が落ち操作性に支障が出る。そこで、ヘッドマウントディスプレイにDAWの画面とWork Video の画面を複数面表示で出力させれば、スピーカーとのかぶりをなくせるもの。操作性も視認性も聴感性も全てOK


最低条件

  1. 重さ 250g以下。
  2. 有機ELパネル
  3. 入力インターフェースはHDMI3系統23.976fps対応。
  4. ワイヤレス もちろん非接触電力伝送
  5. 視認性は1画面モード2560*1600WQXGA 16:10(PCモード)仮想画面サイズは30インチ以上仮想視聴距離 1.5m。

AVモード時はFullHD以上の解像度、4K対応。仮想画面サイズ300インチ仮想視聴距離15m。複数画面モードはPCモードとAVモードの共有や全てPCモードでの操作が可能。ヘッドマウントディスプレイに3画面で表示してあれば、ProTools、映像、計器類、Plug-inなどを表示すれば問題無し。お客様とのコミュニケーション時に多少支障がでるかな。。。日本のメーカーなら作れる。必ず。ていうかもう出来ると思う。値段などの兼合いもあるとおもいますが。。。

金澤ダイスケさん

フジファブリック

フジファブリックのキーボーリストとして2004年「桜の季節」でデビュー。ピアノ、オルガン、シンセ、ムーグなどを狂騒的かつロックテイスト満載なサウンドでプレイする鍵盤奏者。フジファブリックとしての活動以外にも、ツアーサポート、スタジオセッションなどでも活躍。2011年6thアルバム「STAR」をリリース。

オフィシャルサイト >>

今年一番感動したプロダクトは?

「Dave Smith Tempest」

いろいろなリズムマシンが出ている昨今、一番馴染み深く使っています。シンセ部分を弾けるというのも良いですね。間違いない一品です。

「Apple MacBok Pro」

Rock oNのカスタムオーダーを利用して買いました。5年ぶりにMacを買ったんですが時代は変わるのですね。サクサク環境と軽さ、素晴らしいです。そしてRock oNのポイントも付いた!

あったら良いなこんな製品

毎回言ってるんですが、FM音源に特化した新しいハードシンセが欲しいです。あとはライブでのキーボード他ライン類の音質向上の為の何か明確な物(笑)。

瀬川英史さん

作曲家

実に年間100本を超えるという、 膨大な数のCMプログラムに携わる多忙な作編曲家。 日産自動車株式会社やマツダ株式会社、 本田技研工業株式会社、 ソニー、 パナソニック、 キャノン、 資生堂など著名企業のCMも数多く、サントリー・ザ・プレミアムモルツの過去5年間のシリーズをほとんど手掛ける。2012年10月フランス映画「Le dernier jour de l’hiver」の作曲で国立映画祭イエール·レ·パルミエ最高音楽賞。

今年一番感動したプロダクトは?

「Moog minitaur」

ソフトシンセではどうしても再現できない定位の良さと、コンプが要らないかと思うほどの音色の立ち上がりの良さ、フィルターの閉じ具合のフィーリング、複数のパラメーターに同時にアクセスできる事による直感的操作、または論理的思考の省略化。他社のソフトシンセとも必ずミックスして使ってます。最終ミックスでminitaurの音色が聞き手に分からないかもしれないけど、定位の安定に一役買ってます。そして同じ用途でオーケストレーションの中にも使っています。2ミックス聞いても誰も分からないかもしれないけど。チェロ&コンバスにバスーンをユニゾンさせる手法と同じですね。

あったら良いなこんな製品

88鍵のマスターキーボード。MIDIコントローラーは他にあるので、シンプルに鍵盤とピッチベンドとモジュレーションホールだけあればいいです。

Hiroshi Watanabe aka Kaitoさん

DJ / プロデューサー

ドイツ最大のエレクトロニック・レーベルKompakt唯一の日本人アーティストとしてKaito名義の作品を発表する。2002年にリリースされたKaitoの1stアルバム『Special Life』に収録された「Intension」がFrancois K.のミックスCDに収録されるなど瞬く間に大反響を呼び、10年以上が経過した現在も色褪せることのない名曲として語り継がれている。本名のHiroshi Watanabe名義では1stアルバム『Genesis』に続き、2011年に『Sync Positive』を発表。2009年には様々な表現に挑み続けるべくプロフェッショナルDJコントローラー「TR-1」をVestaxと共同開発。後に現場での感覚を経て「TR-1 MKII」へとアップグレードさせている。

今年一番感動したプロダクトは?

「REAL SOUND LAB APEQ-2Pro」

このかなり特殊な音響イコライザーは、今自分にとってはもう欠かす事の出来ない大事な機材ですよ。なんとも世界初の4096バンド音響パワーイコライザと題されたこの機材、何かというとスピーカーにはそれぞれ個体特有の音がある訳ですが、実は聴く環境によってもそうですし、スピーカー特有のクセがある訳です。

それらを測定装置を使い設置された環境に応じてベストな状態に調整を施してくれるというものです。僕のスタジオの例で言えばある特定の周波数帯域が以上に膨らんでとても聴ける様なバランスではない状態だったものを見事にAPEQ-2proを導入する事で解消出来たのです。EQのバンド数が以上に多い事から特定の周波数目掛けてとにかく調整が出来るので調整後の音も丸で違和感は無く極めてフラットな状態にする事が可能です。

この手の音響調整ものの中では抜群のクオリティだと思います。僕のスタジオの様に集音板では効果が無い場合や部屋の構造を変えるのは難しいといった場合には絶対にAPEQは威力を発揮しますよ!!!!間違い無いです。

あったら良いなこんな製品

サラウンドシステムまで組まなくても二つのスピーカーで普通に鳴らしてもトンデモナイ3Dサウンドの処置を施せる新商品欲しいです。昔は3Dサウンドって結構注目されてて色々あったんですけど、最近はあまり見受けられないのでとにかく強烈な効果が得れるものがあると嬉しい。

あとは主要クラブの箱の音をシュミレート出来るプラグインとか。ダンスミュージックを作って音のチェックをする時にそのプラグを通すと、クラブのメインフロアでの鳴りが大凡体感出来るもの。出来れば日本国内のクラブだけでなく全世界の主要クラブの音響の特性を収録してシュミレート出来るなど。役立つかどうかよりもともかくグっと来るかも。

MANABOONさん

キーボーディスト / プロデューサー

東京音楽大学作曲科映画放送音楽コース卒業。学生時代より自主制作映画に楽曲を提供するかたわらソウルミュージックに深く傾倒しキーボーディストとしてもゴスペルバンドや米軍横田基地でのギグ等を通してスキルを磨く。繊細さと力強さを持ったキーボードワークは、とても新鮮かつ音楽の核心を突いており、打ち込み全盛な昨今において、作品作りに確かな暖かみを添える。田中ロウマや三浦大知を始めとするアーティストの鍵盤サポートを経て、近年では清水翔太,加藤ミリヤ,JASMINEらの楽曲アレンジやプロデュースに数多く携わる。トラック制作、アレンジ、キーボードプレイ、弦アレンジからボーカルディレクションまで幅広くこなす音楽プロデューサーである。

今年一番感動したプロダクトは?

「Roland INTEGRA-7」

大量の音色数、ハード音源として非常に優秀なインターフェイス、音色のコントロール機能を持っているので少しでも打込みに心得がある人ならば、最良のパフォーマンスを直感的に引き出せるポテンシャルがあると感じました。特に生音系のシミュレーションはベロシティスイッチによるギターのハンマリングオンやハープのグリッサンド演奏時にスケールを選ぶ事でよりリアルな音のダブりを演出できたり、痒いところに手が届く仕様になっていますね。これはハード音源としては来るところまで来たな…という印象です。

「KRONOS X-88」

KRONOSはエレピを筆頭に本当に素晴らしい音ですね。普段シンセ類はアウトボードを通して音作りするのですがKRONOSの場合は素の出音も存在感があるので、そのままラインで録ってもオケ中で浮く事なく非常に使える音でした。

あったら良いなこんな製品

ソフトシンセや大容量サンプル全盛の中、誰でもリアルで多彩な音色を扱えるようになった昨今ですがいざ使ってみてそれだけでは何かが物足りない…そんな心の隙間を埋めてくれるような、存在感ある音色をもったハードシンセの登場を引き続き待ちこがれています!


 
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