AVIDより日本時間の4/1に、2020年最初のアップデートとなるPro Tools 2020.3がリリースされました。
このバージョンでは新型Mac Proへの正式サポートが発表されたほか、一部コーデックのビデオ・インポートに対応(ビデオのみ、オーディオは不可)、待望の新機能「フォルダー・トラック機能」の追加などが発表されています。年間サポートプランが有効期間中のお客様は、すでにMyAvidアカウントから最新バージョンをダウンロード可能です。
ワークフローを劇的に改善する「フォルダートラック」機能が追加!
複数のトラックを折り畳み可能なフォルダートラックにまとめることで視覚的に整理された作業環境を整えるだけでなく、ルーティングや編集などの操作を一括で複数トラックに適用することを可能とする「フォルダートラック」が追加されました。
各トラックのパートが明確に分かれている音楽制作の現場ではもちろん、セッションが大規模になることの多いMAでも、関連性の高いトラックをフォルダーにまとめることでワークフローの劇的な改善が見込まれます。
詳細はこちら新型Mac Proを正式サポート!
そして、こちらも”待望の”新型Mac Pro正式サポートも発表されました。詳細情報はまだ英語版のみですが、順次日本語化される予定とのこと。これによって、現状3枚までのHDXカードを搭載することができる最新のMac環境で、最新のPro Toolsをご使用いただけます!
詳細はこちらmacOS10.15(Catalina)上でのQuick Timeビデオ(のみ)・インポートを限定的にサポート!
こちらもまた”待望の!”QuickTimeビデオ・インポート機能の一部が追加(復活?)されました。
2019.12ではMXFラッピングされたムービーのみへの対応でしたが、2020.3で.movファイルのインポートとプレイバックに対応しました。ただしインポートできるのはビデオのみであり、MOVファイルのオーディオは未だインポート不可能ですのでご注意ください。
MXF (OP-Atom)
ビデオ、オーディオともインポート可能。エクスポートはオーディオのみ。
MXF (OP-1A)
ビデオのインポートのみ可能。オーディオはインポート/エクスポートともに不可。
AAF, OMF
上記コーデックに対応しているものはインポート可能。エクスポートはオーディオのみ。ただしビデオを含んだOMFファイルはサポート対象外(以前から)。
MOV
コーデックがDNxHR、DNxHD、Apple ProRes、H.264(CFR:固定フレームレート)に限り、ビデオのインポートのみ可能。オーディオはインポート/エクスポートともに不可。H.264はVFR:可変フレームレートは非対応。
MP4, M4V
コーデックがH.264(CFR:固定フレームレート)に限り、ビデオのインポートのみ可能。オーディオはインポート/エクスポートともに不可。VFR:可変フレームレートは非対応。
年間サポートプラン再加入、本当のラストチャンス!
今回も重要なアップデートとなったPro Tools。年間サポートプランが有効期間中のユーザーは、すでにAvidアカウントからダウンロードが可能です。
年間サポートプランが切れてしまっているユーザーは…昨年末でサポートプランへの「再加入」が終了してしまっているため、最新のPro Toolsをご使用なさるためには残念ながら新規でPro Toolsをご購入いただくしかありません…というのがルールなのですが、「Pro Tools 年間サポート再加入」最終在庫を確保しております。完全数量限定のため、ぜひお早めに!
詳細は下記です。
「更新情報:Pro Tools 年間プラン再加入 最終在庫確保!!」
記事はこちら今後も新機能追加に止まらず、ますます目まぐるしく変化するであろうOSや規格といった外部の環境への対応など、都度のアップデートの重要性は増すものと考えられます。年間サポートプランが有効期間中であれば、何度でもPro Toolsをアップデートすることが出来ますので、すでに年間サポートプランが切れてしまっているユーザーはぜひこの機会に「再加入」をご検討の上、今後の継続的なプランの更新をお忘れなきようお願い致します。
記事内に掲載されている価格は 2020年4月1日 時点での価格となります。
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