製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
音楽を作る人であっても…逆に、作る人であるからこそ知らない電子楽器ってあるものです。その一つがこれ、水光社『ST80』です。
ST80は漢詩、俳句や詩吟の愛好家のためのトレーナーです。鍵盤ボタンを押すことで詩吟で使われる独特のスケールを矩形波でポー、ピー、と鳴らすことができ、それを聴きながら吟じることで、詩吟の耳と心を磨きます。
詩吟で使われる音階は
a)ミを主音とする陰旋法(レソ抜きの短調)ミファラシド
b)ソを主音とする陽旋法(ファシ抜きの長調)ソラドレミ
この2つを主としながら、流派によって様々な派生が存在するとのことです。またこれらのスケールは歌い手のキーによって相対的に移調されます。この「歌い手によって」というのが邦楽らしくて個人的に好きなところです。
水光社 ニュー漢詩・俳句トレーナー(ST80)
・イヤホーン、電池、取扱説明書付き
・詩吟コンクール対策にも便利な自動伴奏曲(単音)・タイマー付き。
・詩吟の基礎トレーニングはもちろん、コンクール対策に威力を発揮します。
・ベーシックモデルのST70の上位版です。
・基本機能は同じで丸いボタンを押すと、詩吟で使う音階が流れ、指一本で演奏できるのも魅力です。
・ST70との最大の違いは、コンクール用の伴奏曲(単音)を内蔵していることです。
・コンクール用伴奏曲は、吟剣詩舞振興会指定の「絶句」用の伴奏曲を内蔵しています。
・ST70でも基本的な練習ができる「音程ガイド」がありますので、詩吟自体の練習は可能ですが、コンクール出場を目指している方にはST80をおススメします。
・乾電池とイヤホーンを使うと移動中や就寝時でも安心して練習できます。
・大きさ:幅210mm 奥行100mm 高さ30mm 重 さ:340g(電池なし)
使用乾電池:単3電池×4本 【アダプター:水光社専用(別売)】
・価格:¥28,140
他にも最低限のスペックに機能制限したST70(¥26,040)、小型ボディでいつでも持ち運べるST40などバリエーションもあります。
残念ながらこれらどのモデルもこの記事を作成現在はメーカー品切れで入手ができないようです。追加生産をするかもしれないということですが、詳細は不明です。興味を持った方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
こういった独特な機能を持った電子楽器って面白いものです。他にも探してみるといろいろあるかもしれませんね。今日は一風変わってこういったものをご紹介しました。
記事内に掲載されている価格は 2013年5月20日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ