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1970年代を象徴する、オールドNEVEサウンドの立役者、AMS NEVEの対象アウトボードが価格改定でPRICE DOWN!なんと最大14万円も下がった製品も。この機会にアーティストやエンジニアのインスピレーションまで刺激する、シルキーなNEVEサウンドをGETしてください!
Neveサウンド その変遷 ~ クラッシックNeveからモダンNeveまで ~
「クラッシックNeve」の代名詞『1073モジュール』を生んだAMS Neve社は、伝説のデジタルリバーブRMX16やコンピュミックスデジタルディレイ1580S/SDMXを開発するAMS社と、70年代当時スタジオや放送局のアナログ機材の設計に引っ張りダコだったNeve Electronic社を前身に持ちます。高いデジタル技術と生産力を持つAMS社と芸術的サウンドのアナログ器機の開発ノウハウを持つNeve Electronicとのコラボレーションは『88RS』に代表されるデジタルコンソールの開発/成功に結びつきました。
一方アウトボードに関してもAMS Neveはコンソール開発で培った技術とノウハウを使い、高いコストパフォーマンスでクラシックNeveサウンド(当時としては最新のNeveサウンド)を世界中のスタジオに導入して行きます。
クラッシックNeveの原点「1073」
Neve Electronic 当時、1970年に英国Wessex Studio向けに設計したA88 Consoleに初めて搭載された1073。ミュージックレコーディングにおけるマイクプリアンプ/EQのデファクトスタンダードとして、現在に至るまで数多くのミュージシャンやエンジニア、放送局に愛用されているほか、多くのメーカーが「あの音」を目指してマイクプリアンプを設計しています。
AMS Neveの製造する現行の1073は、当時の設計そのままの「1073」と、回路はそのままに基盤構成をリファインしスタンドアロンでの使用を可能にした「1073N」、更にマイクプリアンプだけを抜き出しデュアルチャンネル仕様とした1Uラックバージョンの「1073DPA」や新発売のデュアルチャンネルマイクプリアンプ&EQの「1073DPX」など、用途に合わせたバリエーションモデルが存在します。
そしてNeve Electoronicは、A88 Consoleの制作から三年後の1973年、クラシックNeveの代名詞とも言えるコンソール『8048』を発表しました。
8048は用途に応じたカスタマイズを行うことにより、多くの放送局やレコーディングスタジオへ導入されました。その8048のモジュールとしてビルドインされていたのが「1081」です。EQ部が4バンドに拡張されたほか、ハイとローはシェルビングとピーキングの切替が可能になるなど、より緻密な音作りを可能としています。
モダンNeve 究極のアナログサウンド 88RS
『8048』や『8072』といったナンバリングされたカスタムコンソールを多く手掛けてきたNeveが、90年代のNeve V1~V3そしてVRコンソールの設計を経て、2001年に発表した究極のアナログコンソールがモダンNeveの傑作と謳われる『88RS』です。この88RSコンソールはそのサウンドクオリティの高さから、Abbey RoadやAir Lyndhurst、The Village, Ocean WayそしてSkywalker といった著名なスタジオに導入されており、音楽リスナーならそのサウンドを聞かない日は無いと言っても過言ではありません。
AMS Neveでは、88RSコンソールのサウンドをより多くの人へ提供するため、そのモジュールをラックマウント仕様としたモデルも製造しています。チャンネルモジュール自体を1Uに詰め込んだ『8801』やステレオEQの『8803』など、最高のモダンNeveサウンドをアウトボードとして提供しています。
クラシックなアウトボードからモダンサウンドコンソールまで。そのサウンドに憧れるフォロワーブランドは数多く存在するものの、やはりNeveサウンドは本家AMS Neveにしか出せません。シルキーで艶やかなNeveサウンドがエンジニアやアーティストのインスピレーションまで刺激するという相乗効果も含め、ぜひRock oNで体感ください!
記事内に掲載されている価格は 2017年4月6日 時点での価格となります。
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