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APIが新製品として、モニターコントローラーMC531を発表しました!コンソールのセンターセクションを抜き出し、DAWを用いたワークフロー等、現代的な環境に合わせてリファインした製品となっています。
5つの入力はすべてAPI 2510オペアンプでバッファリングされており、モニター出力も2520とトランスを用いたトランスバランスと、クリーンな電子バランスを選べます。
主な特長
・3系統のステレオバランス・ライン入力
・1系統のデジタルオーディオ入力、AES3またはUSBから選択可能
・1系統のBluetooth入力及び3.5㎜ミニジャック入力(選択)
・3系統のステレオバランス・ライン出力(個別にトリムレベルを調整可能)
・サブウーファー用のモノラルバランスラインレベル出力(トリムレベル調整可能)
・SUB出力は独立アサイン可能
・フルミュート、モノラル、DIMコントロール
・ヘッドホン出力(ステレオ2系統)
・2系統のヘッドフォン出力はC/RまたはCUE SOURCEいずれかを個別選択が可能
・CUE SOURCEは5つの入力のいずれかから選択可能
・トークバックマイク内蔵(ゲインコントロール、アクティベーションボタン)
・18セグメントステレオLEDメーター
・外部メーターシステム接続用出力
USB入力は192kHzまで対応しているので、この辺りも大きな問題は無さそうです。
ヘッドフォン出力もそれぞれメインモニターとCUEを切り替えられるので、レコーディング時は非常に便利です。
面白いのは”API”スイッチという機能で、これは出力とトランスバランスと電子バランスから選択出来る機能で、これによって「卓ミックス」に近いモニター環境を再現します。卓ミックスではサミングの重要性にフォーカスが置かれていますが、コンソールのサウンドでモニター出来ることも仕上がりに大きく影響する部分です。
クリーンなサウンドを目指すのであれば電子バランスですが、あえてトランスバランスを選択することにより、よりコンソールでのミックス環境に近づけることが可能です。(このような細かい部分にこだわるところが、なんともapiらしいですね)
更にBluetooth入力はスマートフォン等のデジタルデバイスから、USB入力はアーティストのラップトップサウンドの出力に使えるので、より現代的な制作環境にマッチした仕様です。
日本国内での取り扱いや発売日等については未定です。今後の追加情報にご期待ください!
記事内に掲載されている価格は 2022年1月26日 時点での価格となります。
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