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Carl Martin(カールマーティン)が、コンパクトな筐体のSシリーズの新たなコンプレッサーペダルHoney Compを発売します。
デンマークが世界に誇るアナログペダルエフェクトの老舗ブランド、Carl Martin。欧州のプロフェッショナルを中心に愛用者も多く、サウンドにこだわる日本のギタリストにも好評を博しています。数多くあるラインナップのうちペダルボードにフィットするようにリニューアルしたS(Single)シリーズが、現在のメインのラインナップとなっております。
ACアダプター駆動のみに仕様変更することによりコンパクトになり、ペダルボードへの配置もより容易となったSシリーズは、アノタイズ処理(= アルマイト処理)を施されたトップパネルを採用。そのシェイプと共に特徴的なルックスとなっています。
今回新たに登場するのはコンプレッサーペダルのHoney Comp(ハニーコンプ)で、昨年一旦生産終了となったSシリーズのComp/Limiterをリニューアルしたモデルです。シンプルに使えるようにコントロールノブを絞り込んでいたComp/Limiterに、今回はDry/Wetのバランスを取るノブが追加されました。つまりスタジオで行うようなパラレル処理が可能になっています。
3月24日発売予定で、予約受付中です。
Dry/Wetのノブが追加!パラレル処理が可能に
Honey CompはCarl Martinがペダルエフェクトに参入した際に最初のモデルとしてリリースされた、ProシリーズCompressor/Limiterの系譜を継ぐペダルです。現代のペダルボードには大きすぎるということもあり、SシリーズのCompressor/Limiterとして前モデルが2019年に発売開始されました。シンプルに使えるように、スレッショルドとレスポンスの設定は工場出荷時に固定。コンプレッションとレベルコントロールだけのシンプルな仕様となっていました。
今回登場するこのHoney Compではさらに進化!Dry/Wetのバランスを取る“ドライ”ノブを追加することにより、エフェクトのパラレル処理が可能になっています。まさにスタジオ作業で行われるテクニックですが、これを小さなペダルで可能にしています。これにより、コンプレッションを付加することにより失われたダイナミクスも、原音信号を活かすことで復活できます。
★ギタリスト、ピート・ソーンによるデモビデオ(英語版)はこちら
また内部にはCarl Martinが独自に開発したDC/DC コンバーター回路が組み込まれており、これにより通常の 9V/200mAのACアダプターを使っても、内部電源は±12Vで動作。かつてのPROシリーズのコンプレッサーと同じ音質とヘッドルームを実現してます。
記事内に掲載されている価格は 2023年3月20日 時点での価格となります。
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