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Elektronが、DigitaktのOS1.30アップデートを発表しました!
このメジャーアップグレートにより、強力なサウンドシェイピングツールを多数追加。これにより新たな可能性へ導いてくれます。
アップグレード作業はノートパソコンとUSBケーブル1本で完結します。
最新のDigitakt OSでOverbridgeを利用するには最新版のOverbridgeが必要です。
最新版のOverbridge 2.0.58はElektron.seのサポートセクションから無料でダウンロードできます。
(Overbridgeは、Digitaktをコンピュータと一緒に使用する場合に強力なツールを提供する、Elektronのソフトウェアスイートです)
アップグレードした新機能
●Second LFOの追加
Digitaktはついにこれまでの2倍のLFOパワーを手に入れました。このSecond LFOはさらなるモジュレーションの可能性を提供し、モジュレーションにボーナスパラメーターを付与します。これにはFirst LFOをSecond LFOでもって制御する機能も含まれています。
●ピッチレンジの拡張
Digitaktの拡張されたピッチ可変を使用するとサンプルはこれまで聞いたこともないようなサウンドスケープを奏で始めます。今回のアップデートによりさらに3オクターブ下の可変レンジを実装し、溶けていくような音程変化や地響きのような低音を出すことができるようになりました。
●外部入力ステレオミキサー機能の追加
Digitaktに外部入力ミキサーが追加され、入力されたステレオオーディオ信号をそのまま処理できるようになりました。入力された信号をステレオで処理するか、2系統のモノラル信号として処理することができます。リバーブやディレイよる空間系エフェクトはもちろん、マスターコンプレッサーのサイドチェイントリガーとしても機能します。
●改良されたマルチモードフィルター
Digitaktのマルチモードフィルターの動作モードにサウンドシェイピングツールとして最適な選択肢がさらに多数追加されました。 新たに追加されたイコライザースタイルのフィルターを用いてサウンドの特定の周波数帯を強調しスイートスポットを見つけ出してください。 さらにエンベロープ・ディレイ・タイムを追加で搭載し、キックドラムのトランジェントを強調したり、パッドサウンドに美しい膨らみを持たせることができます。思いつく限りの様々な方法を試してみてください。
●ベース・ウィズ・フィルター
Digitoneで定評のあるベース・ウィズ・フィルターが、Digitaktにも搭載されました!
基準となる周波数帯を設定し、その上下の周波数を削るシェルビングフィルターです。 既存のマルチモードフィルターとこの追加のフィルターを組み合わせることでより綿密な定位の設定をおこなうといったことも可能です。またLFOのモジュレーション宛先としてアサインすることも可能なため音作りの一要素としても役立つことでしょう。
●その他
マルチトラックステップレコーディング、グローバルFX/mix、個別のトラックからのリサンプリング、GUIの改善、パフォーマンス性の向上などさらに多くの機能が追加されました。
ビート・メイキングの発電所
Elektronがお届けするDigitaktは、ビートに合わせてリスナーを踊らせるために必要なすべてのツールが含まれたコンパクトなドラムマシンです。デジタルかつ柔軟性の高いサウンドエンジン、サンプリング機能、ライブ向けシーケンサー、外部MIDI機器制御機能。非常に鮮明なOLEDスクリーンと、触感の優れたバックライトボタンが付いていて、まさにドラムマシンの決定版です。
特徴
Digitaktは、ヘビーユースに耐えられるよう設計されています。まったく新しいハイレゾエンコーダーを搭載し、極めて耐久性のあるバックライト付ボタンを備えています(5000万回の押下に耐えられます)。極めて鮮明なOLED画面で、クリアで分かりやすいユーザーインターフェイスを完璧に表示します。
Sampling & sequencing
スムーズなサンプリングとシーケンサーを使ったトラックの組み立て方がよくわかります!
↓注目ポイントをピックアップ!※頭出ししているので、各Youtubeウィンドウをクリックしてください
(2:04まで) サンプリングは欲しい音を録るだけ録って、そこから前後をクリップしていけばいいんですね。作業が早い。サンプルのSTARTとENDはノブであっというまに選べます。頭に空白があっても鳴ってる最中に切ってもいいです。音を聴きながら直感的にいきましょう。このワークフローはMPCユーザーにもグッとくるんじゃないですか?
(2:51まで) TUNE、リバース、ビットリダクションなど。サンプラーの基本的な機能をご紹介。FUNCボタンを押すことで気軽にクロマティックな音階を付けられるところがいいですね。打楽器なのかメロ楽器なのか。そんなことも飛び越えてしまいましょう。サンプラーの使い熟こなしは発想力が勝負です!
(5:10まで) サンプリングネタの音階をシーケンサーのピッチチェンジ情報として記憶させておくこともできます。一般的なサンプラーと違って、ノート別のサンプルをパッドに並べなくてもいいんです。こうすることで、音階をサンプラーエンジンではなくてシーケンサーが支配することができますね。後々、ライブプレイで自由度が上がるのです。
(7:05まで) Elektronだからできる、こんなハイハットの打ち込み方!なんとスタート点と長さをリアルタイムに変えることで、ハットグルーブを生み出しています!この場合、耳に聞こえないくらいの音が残ったりするので、電子音的なゴーストノートが生まれます。これをDAWとマウスで打ち込むのは至難の技。ノブの動きはシーケンサーに記憶されるので、編集も可能です。
(10:33まで) ピッチやエフェクトを大胆に自在に操れます。シンセの音階をシーケンサーに任せていた理由はこういうところにあります。フレーズを曲に変えるライブシーケンサーもちろんこのプレイを全てシーケンサーに記憶させることも可能。
スタジオでライブをするように作曲。ステージで作曲するようにライブ。どちらでもお好みで。
OverbridgeとDigitakt
Overbridgeは、Digitaktをコンピュータと一緒に使用する場合に強力なツールを提供する、Elektronのソフトウェアスイートです。Overbridge for Digitaktには、BasicとPremiumの2種類があります。
Overbridge Premium for Digitaktは、Elektron Webショップにて69米ドル/79ユーロでご購入いただけます。Overbridge Basic for Digitaktは無料です。
Overbridge Premiumの主要機能
Overbridge Basicの主要機能
記事内に掲載されている価格は 2021年6月22日 時点での価格となります。
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