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Focusrite Proが20年に渡り追求してきたマスタリング・グレードのAD/DAコンバータの到達点でもあるRedシリーズと、DanteによるネットワークオーディオラインナップRedNetシリーズに、新たな4製品が登場しました!
フラッグシップであるRedシリーズ最新のプロフェッショナル・オーディオ・インターフェイスRed 8Lineが発売。
さらにRedNetシリーズは、チャンネル別のレベルコントロールが可能なDanteネットワーク用の16チャンネル双方向AES3デジタル・コンバート・インターフェイスRedNet D16R MkII。16チャンネルの双方向アナログ・インターフェイスで、2チャンネルのAES3 I/Oを搭載したDanteインターフェイスRedNet A16R MkII。RED そして8PREを代表とするREDシリーズの力を解き放つべく開発された拡張デバイスRedNet R1が発売しました。
いずれも「音質とフロー」を最重要視するFocusriteならではの、優れた音質とスムーズでクリエイティブな環境が構築できる魅力的な製品ばかりです!
Focusrite Red 8Line
-ワークフローに革命を起こす-
Red 8Lineは、FocusriteのフラッグシップであるRedシリーズ最新のプロフェッショナル・オーディオ・インターフェイスです!MacでもWindows PCでも、あらゆるオーディオ制作環境で最大限の柔軟性を発揮します。Red 8Lineを含むRedシリーズのインターフェイスはすべて、Thunderbolt 3、ProTools HDのワークフローの両方に対応しており、アナログI/Oに加え、Dante、ADAT、S/PDIFの入出力も備えています。
Red 8Lineは1.67msという驚異的なレイテンシーであなたのワークフローに革命を起こします。インプット・モニターを使ってオーバー・ダビングする場合と、DAWを使ってプレイバックする場合では、2つの異なるミックスを作る必要がありましたが、 Red 8Lineを使用することでその必要がなくなります。
DAW上でミックスを構築すれば、オーバーダビング(RedNet Controlソフトウェア・ミキサーを使って録音中の入力をモニターする)時も、すべてのプラグインを配置したまま再生する場合でも、音声がずれることなく使用することができます。
上位機種と同様のクオリティ
Red 8Lineは、2つのRed Evolutionマイク・プリセット、独立したL/Rモニター・アウト、DB25コネクタの8つのバランス・ライン入出力、32チャンネルのDante I/O、16チャンネルのADAT入出力(48kHz時)、ステレオS/PDIF入出力など、合計58入力64出力を搭載しています。
他のRedインターフェイスと同様に、限りなく速いパフォーマンス、118dB AD/121dB DAのダイナミックレンジ、そして35kHzまでフラットな特性。”パラレルパス・サミング”の仕組みを用いたことで、かつてない耐ノイズ性能も実現し、マスタリング・クオリティのレコーディングとオーディオ再生を実現しています。
圧倒的柔軟性
Thunderbolt 3とPro Tools | HDに加えて、オンボードのDante接続、ADAT、S/PDIFの使用が可能です。Dante対応のFocusrite RedNetインターフェイスやNeveなどのデバイスを使用してインプットの拡張や、Dolby Atmosなどのアウトプットにも使用できます。
RedNet Controlによるソフトウェア/ハードウェア制御環境
RedNet Controlを使用することで、ソフトウェア上で複雑なモニタリングとルーティングの設定を素早く設定し、プリアンプをや、出力レベルをリモートでコントロールすることができます。
RedNet D16R MkII
-チャンネル別のレベルコントロールが可能な16×16 AES3 I/O-
RedNet D16R MkIIは、Danteネットワーク用の16チャンネル双方向AES3デジタル・コンバート・インターフェイスです。個別の入出力チャンネル・レベル・コントロールを備えており、RedNet Controlを使用してすべての入出力レベルを正確にキャリブレーションしてコントロールすることができます。
RedNet D16R MkIIは、電源供給とイーサネットの冗長性を備えており、電源喪失時には自動切り替えが可能です。
Dante/デジタル信号を相互変換
様々な接続オプションにより、あらゆるAudio-over-IPシステムに柔軟に対応することができます。DB25コネクタはそれぞれ8チャンネルのAES3 I/Oをインターフェイスに接続し、XLRとRCAポートはそれぞれ2チャンネルのAES3およびS/PDIFを接続することができます。
デジタル信号のサンプリング・コンバート
RedNet D16R MkIIは、各入力のサンプル・レート変換により、外部機器を異なるサンプル・レートで動作させることができます。
XLRコネクタではDARS信号を受け付けることができ、BNCコネクタのワードクロックI/Oにより、ハウスクロックとの同期や外部機器とDanteネットワークとの同期が可能です。
RedNet A16R MkII
-Danteネットワーク用16チャンネル双方向アナログ・インターフェイス-
RedNet A16R MkIIは、16チャンネルの双方向アナログ・インターフェイスで、2チャンネルのAES3 I/Oを搭載しています。
高精度なA/DおよびD/A変換により、20Hzから20kHzまでフラットな最大119dBのダイナミックレンジ(±0.1dB)を提供。
個別入出力チャンネル・レベル・コントロールにより、RedNet Controlを使用してすべてのI/Oレベルを正確に調整することができます。2つの電源とプライマリおよびセカンダリのetherCONネットワーク・コネクタ・を備えたRedNet A16R MkIIは、レコーディング、ポストプロダクション、ライブ・サウンド、放送などの様々な現場に最適です。
ネットワークおよび電源の冗長性もRedNet A16Rの特徴の一つです。クリップ付きIECコネクターを備える、独立した2つのユニバーサルPSU(100–240V)に加え、2つのロック式etherCONネットワーク・インターフェイスを搭載しています。これらのポート設定は、リモートでRedundantまたはSwitched(デジーチェイン)に切り替えることが可能です。
アナログ接続だからこそ安心感を
RedNet A16R MkIIは、恒久的な設置やストレスの掛かるセットアップにも適しています。すべてのコネクタはロックすることが可能で、設備などの組み込み後触れることのない環境や、ライブ・サウンドなどのケーブルが抜けてしまう可能性が高い環境でも安心して使用することができます。
またBNCコネクタのワードクロック I/O は、外部デバイスからRedNet A16R MkII にクロックを供給することができます。
Focusrite RedNet R1
-Redシリーズの力を解き放つ拡張デバイス-
RedNet R1は、Focusrite RED 8PREを代表とするREDシリーズの力を解き放つべく開発された拡張デバイスです。REDシリーズの入力や出力レベルのコントロールはもちろん、Protools HDX、その他のDAW、REDシリーズの出力、さらにはDanteオーディオ・ネットワーク内に存在するI/Oの出力形式と出力先を瞬時に切り替えることができます。
モノラルから7.1.4サラウンドまで、Dolby Atmosやその他のイマーシブ・オーディオ・ワークフローを含む、さまざまなモニター出力設定を柔軟にコントロールすることができます。また、最大12出力の完全なカスタム・セットアップを設定して、カスタム・スピーカーの設定を行うこともできます。
★こちらの動画でRedNet R1を解説!
入力ソースのシームレスな切り替え
モノラルから7.1.4chまでの出力形式を最大8種類保存することができ、モノラルからサラウンド、さらには7.1.4chのモニター・セットを切り替えることができます。
出力先の切り替えとコントロール
出力先のルーティングもモノラルから7.1.4chまで最大4種類保存することができ、スピーカーの切り替えだけでなく、ルーティング内のアウトプット・レベルを一括でコントロールしたり、チャンネルごとのソロ/ミュートも可能です。
最大12出力の完全なカスタム・セットアップを設定して、カスタム・スピーカーの設定を行うこともできます。
ProTools HD、その他のDAW、アナログ入出力、ADATやS/PDIF接続、さらにはDanteオーディオ・システム全体からの出力を含む、Redインターフェイスの多数のソースやデスティネーションからの出力グループを同時に、かつ相互にコントロールすることが可能です。
トークバック機能内蔵
REDNET R1に内蔵されているマイク、本体のマイク入力端子に接続されたマイクをトークバックマイクとして使用できます。トークバックマイクの出力先はDanteネットワークに接続されたI/Oを含め、4系統指定することができます。
記事内に掲載されている価格は 2021年2月4日 時点での価格となります。
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