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Heritage AudioがプログラムイコライザーLANG PEQ-2の復刻モデルを発売しました!
2019年日本へ正式に上陸を果たしたスペインのHeritage Audioは、73タイプのマイクプリアンプやダイオードブリッジタイプのコンプレッサー、さらにはモニターコントローラーとアナログ機器に対する技術力とノウハウで日本でもユーザーを増やしています。
今回登場する“プログラムイコライザー”LANG PEQ-2は、1960年代にプロオーディオメーカーであるLANG Electronics Inc.からリリースされた製品の復刻盤です。
当時そのなめらかな効き具合はレコーディング、ミキシング、マスタリングで重宝されました。しかし生産台数があまりにも少なく、今ではその存在は幻のように思われていて、60年以上経って現存する個体はそれを所有する幸運なエンジニアによって今でも大切に使用されています。
Heritage Audioは昨年LANG Electronics Inc. を買収し、PEQ-2の復刻に取り掛かかりました。最新の高品位なパーツを選択し、当時のサウンドを忠実に再現。誰でもがその「秘密兵器」を手に入れられるようになりました。
LANG PEQ-2
1960年代にリリースされたPEQ-2は、プログラムイコライザーとして60年以上経った今でも貴重なアウトボードとして大切に使われています。現存する個体を持っているエンジニアは、ポピュラーなPultecプログラムイコライザーよりも好んで使っています。どちらもカスタムインダクターとトーンコンデンサーによって構成されたパッシブEQですが、PEQ-1はよりシャープでタイトなレスポンスを実現しています。特にミックスバスへの使用には最適です。
PEQ-2のフロントパネルは、その明快なレイアウトによって楽しんで触っているうちにすぐ使いこなすことができます。とても自然で音楽的な周波数処理によって、瞬時にあなたのトラックが活き活きとしてきます。
ちなみにPultec の14種類に対して、PEQ-2 には約2倍となる、26種の周波数オプションが用意されています。LANG は Pultec とは違い、異なる周波数でブースト/カットが行えるため、ローエンドも扱いやすくなっています。
ハイバンドのブースト/ドループ(カット)の独立したコントロールによって、これまで考えもしなかったような創造的な方法でソースを手早く調整することが可能。またHF Boost Bandwidthコントロールにより、ブーストでカバー可能な周波数帯域を設定することができます。
記事内に掲載されている価格は 2023年6月14日 時点での価格となります。
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