製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
IK MultimediaのソフトウェアAmplitube 5とオーディオインターフェイスAXE I/Oシリーズとをセットにしたギタリストのためのバンドルパッケージで、未確定だったAXE I/O + AmpliTube 5 MAX Bundleの発売日が3月12日(金)に決定しました!
先日発売開始されたAXE I/O Solo(2イン/3アウト)とAmpliTube 5(170種類以上のギアモデルを収録したスタンダード版)のバンドルに続いて、上位モデルののバンドルAXE I/O(2イン/5アウト)とAmpliTube 5 MAX(400種類を越えるギアモデルを収録したMAX版)が発売開始となります。
バージョン5になったAmpliTubeは、ギターアンプやエフェクトペダルを再現するコンピューターソフトウェアとして、草分け的な存在です。再設計されたキャビネットセクションを採用し、最新技術の VIR™(Volumetric Impulse Response)により、スピーカーごとに600のIRデータを使用してリアルな音響を再現しました。
「ギタリストのためのオーディオインターフェイス」と「パワフルなMac/Windows対応ギター/ベース エフェクト&アンプ モデリングの
定番ソフトウェア」のフルバージョンが一気に揃う、ギタリストのためのたいへんお得なバンドルパッケージです。
AmpliTube 5
最新技術でキャビネットセクションを再設計、さらにリアルなサウンドを実現
AmpliTubeは2002年のリリース以来、ギターアンプ&エフェクトのモデリングソフトウェアとしてIK Multimediaが常に研究し続けてきた長い歴史を持っています。最新のAmpliTube 5では、最新技術の VIR™(Volumetric Impulse Response)でキャビネットセクションを再設計しました。
スピーカーごとに600のIRデータを使用してリアルな音響を再現し、2スピーカーのモデルでは1,200、4スピーカーのモデルでは2,400ものIRデータを使っています。マイクの位置や種類はもちろん、スピーカーの相互作用、キャビネットの箱鳴り、フロアがキャビネットに与える影響なども反映させ、忠実でリアルなサウンドを実現しました。
AmpliTube 5上の可動式のマイクは、正確なIRポイントにスナップしたり、複数の測定ポイントをまたぐ場所にマイクを設置したりした場合は、付近の複数のIRデータが自動的にブレンドされます。
さらに外部からIRデータをインポートすることも可能で、ロードしたらリサイズなどデータを調整するオプションも適用できます。
特に真空管やクラスAアンプなどのアナログ回路は、リニアな特性ではありません。しかしソフトウェア上でアンプの特性を再現する多くの製品は、この特性を充分に考慮していないのが現状です。IK Multmediaでは、10年以上前に開発したDynamic Saturation Modeling (DSM™)によって、レスポンスと演奏感を大幅に向上させました。
このDSMアルゴリズムを進化させたDynamic Interaction Modeling (DIM™)では、各コンポーネントの動作を正確に再現した上で、アンプを構成する要素の相互作用や、それがアンプ全体のサウンドに与える影響をもモデリングします。アンプ内部の相互作用により、常にサウンドは一定ではないというハードウェアの特性を捉えるアプローチによって本質的なサウンドが得られるわけです。
・伝説のギター/ベースのギアモデルをMac/Windows環境で再現
400種類を越えるギター用/ベース用ギアモデルを収録し、実機に匹敵する雰囲気と演奏感を実現しています。
・トップブランド & アーティストとの共同開発
Fender®、Mesa/Boogie®、Orange®、Slash、Brian May、Joe Satrianiなど、トップブランド、そしてアーティストの公認ギアを収録しています。
・レコーディング機能やその他の補助機能も搭載
8トラックのレコーダー+DAW、ルーパー、チューナー、練習ツールなどを内蔵しています。
・かつてないほどリアルなトーン
IK独自のDIM™技術とVIR™技術を用い、よりリアルなトーンを実現しました。
AmpliTube 5の新機能
・シグナルチェインを自由にカスタマイズ最大57種類のギアモデルを選択してシグナルチェインを作成可能です。ギアモデルをドラッグ & ドロップするシンプルなインターフェースを採用し、直列/並列、DI信号をブレンドするルーティングなど、自由にカスタマイズできます。
・新技術VIR™を使用したキャビネットセクション
新技術のVIR™(Volumetric Impulse Response)による、IRデータを使用したキャビネットセクションを採用しています。新たに構築しなおした100種類以上のキャビネットが搭載されており、合計でなんと143,000以上のIRデータを収録しています。
・IRデータのインポート
外部IRデータのインポートも可能です。AmpliTube 5側でIRデータをロードしたら、リサイズなどデータを調整するオプションも適用できます。
専用のミキサーが追加されました。キャビネットやマイクのサウンドとDIの信号をブレンドでき、T-RackSシリーズで定評のあるプロセッサーを含む19種類のエフェクトも搭載されています。
・新規ギアモデル
2種類のストンプ、5種類のアンプ、1種類のキャビネット、19種類のラックエフェクト、2種類のルームなど新規ギアモデルに加え、100種類以上の再キャプチャーされたキャビネットを含む、129種類の新規ギアモデルが追加されています。
Amplitube 5 MAX
416種類ものギアモデルを収録したMAX版。
伝説のギター/ベースのギア・モデルシミュレーションをMac/PCで実現するAmplitubeアーティストモデル5製品も収録されています。レジェンドの冠がついたギターサウンドを実現!
AmpliTube Slash
AmpliTube Jimi Hendrix™
AmpliTube Brian May
Dimebag Darrell CFH Collection
AmpliTube Joe Satriani
AXE I/O ギタリストのために開発されたオーディオ・インターフェイス
2019年に発売されたAXE I/Oは「ギタリストのために」というコンセプトのもとに開発され、IK Multimediaの長い歴史とノウハウの結晶であるZ-TONE®回路を搭載し、インピーダンスを調整可能にするなどであらゆる種類のギター、ピックアップ、演奏スタイルに合う最適なサウンドが得られます。
ギターの録音をこれまでになく素早く簡単に、そしてハイ・クオリティなものへと進化させてくれるギタリスト必携のコンパクトなプレミアム・インターフェースです。
●ギターのために考え抜かれた究極のチャンネル!
AXE I/O & AXE I/O Soloには、3種のサーキット・トポロジーが搭載されています。これにより、あらゆる種類のギター、ピックアップ、演奏スタイルに合う最適なサウンドが得られます。
●ピックアップの選択
PASSIVE:パッシブ・ピックアップからの入力を最高のトーンで増幅する回路です。低出力のビンテージ・ピックアップから、最新のハムバッカーまで対応します。
ACTIVE:アクティブ・ピックアップを使用する場合に、不要なゲイン・ステージをバイパスすることで、ダイレクトでクリーンなサウンドが得られます。
●モードの選択
PURE: 色付けのない、完全に透明で正確なサウンドです。
JFET: わずかな倍音を付加するクラスAのディスクリートJFETモードです。
ミッドレンジに暖かみが加わります。
●入力インピーダンスも調整可能!
AXE I/O Soloは入力インピーダンスを連続的に調整できることで話題となったAXE I/Oと同じZ-TONE®回路を搭載しており、入力インピーダンスを2.2kオーム(BOLD)から1Mオーム(SHARP)の間で調整可能です。
インピーダンス値を大きくすると(SHARP側に回すと)よりシャープで切れ味の良いサウンドに、小さくすると(BOLD側に回すと)より柔らかく太いサウンドになります。
ギター・サウンドをさらに魅力的にするキャラクターのコントロールが、つまみをひねるだけで簡単に行えます。わずか数分試すだけで、ミックスにピッタリと合うサウンドを得ることができ、録音後にEQで試行錯誤する時間を大幅に節約することができるでしょう。
●ピュアで透明なマイク・プリアンプ
マイクを使用したレコーディングにおいても透明なクラスAマイク・プリアンプが真価を発揮します。超低ノイズフロアを実現した設計により、ささやくような繊細なボーカルから大音量のギター・アンプまで、5Hz – 32kHz ± 0.5 dB (at 96 kHz) とワイドかつフラットな周波数特性にて収録可能です。
24-bit、192kHz対応の高品位なAD/DAコンバータ、超低ジッター・クロックの高品位なアシンクロナスUSBオーディオ・インターフェースとしても、価格を超えた品質を実感していただけるでしょう。
●リアンプも驚くほど簡単に
アンプとストンプのサウンドを決めてギターをレコーディングした後、ミックス段階でアンプ、ストンプのサウンドを再調整したくなることはよくあることです。そこで、クリーンなギター音もレコーディングしておき、そのトラックをミックス時にアンプ、ストンプで再度処理するリアンプ処理を行う人が増えていますが、その場合、リバースDIボックス、ハム・ノイズを防ぐためのグラウンド・ループ・インタラプタなどが必要でした。
リアンプの方法は簡単で、フロント・パネルのINPUT 1からZ-TONE®サーキットを通して入力されたクリーン・トーンのギターをそのままレコーディングしてください。そして、AMP OUTからアンプに接続し、アンプ前に設置したマイクロフォンをバックパネルのINPUT 2(XLR/標準コンボ入力)に接続すればリアンプされた音色をレコーディング可能です。AMP OUTをストンプ・ボックスに接続し、そのアウトプットをフロント・パネルのINPUTの入力すれば、ミックス時にハードウェア・エフェクターで実験を重ねることもできます。AXE I/O Control PanelソフトウェアではAMP OUTのグランド・リフトも選択できるので、アンプ接続時のグランド・ループもクリックひとつで回避することができます。
●AXE I/O
豊富な入出力が装備されているAXE I/Oですが、大きな特徴としてフロントパネルにAMPアウトが装備されていることです。このAMPアウトをストンプやギター・アンプに接続すると同時に、キャビネットに立てたマイクの出力をAXE I/O リア・パネルにあるマイク入力に接続すれば、DIなどがなくても単体でリアンプが容易に実現できます。
・2 IN/5 OUT
・2つの超低ノイズのマイク/標準バランス入力
・3種のトポロジーを備えたZ-TONEギター入力
・リファレンス・ヘッドフォン・アウト
・2つの自由にアサイン可能なコントローラー入力
・MIDI IN/OUT端子搭載
・Mac/Windows USB 2.0対応
AmpliTube 5 & AXE I/O Soloのバンドルも好評発売中!
AXE I/O Soloは、AXE I/OのプレミアムオーディオインターフェイスAXE I/Oの性能をそのままに、デスクトップにも置きやすいよりコンパクトな筐体となり、そしてよりお求めやすい価格帯となった2イン/3アウトの製品です。
AXE I/O Solo
AXE I/O Soloはコンパクトながら、AXE I/Oとサウンドのクオリティは同様のスペックを誇り、117 dBのダイナミック・レンジ、3Hz – 32kHzの周波数特性、2.2kオームから1Mオームまで連続的に調整できる入力インピーダンス等、他の同価格帯のオーディオ・インターフェースに見られる仕様ではありません。
・2 IN/3 OUTのUSBオーディオ・インターフェース
・ACTIVE/PASSIVEピックアップ切り替えスイッチ
・JFET/PUREモード切り替えスイッチ
・入力インピーダンスを連続的に調整可能なZ-TONE
・グランド・リフト可能なAMP OUT端子
・高解像度のクラスAマイク・プリアンプ
・24-bit/192kHz対応
・広レンジを再現する周波数特定
・クラス最高レベルのAD/DAと優れたアナログ回路設計
・繊細なボーカルから大音量ギターにも対応する超低ノイズフロア
またマスター出力とヘッドフォン出力の音量を個別に調整可能です。また、MONITORノブにてゼロ・レイテンシーのダイレクト・モニターとDAW経由の音をミックスすることもできます。
最大24bit / 192 kHzの高解像度、安定した超低ジッタの内部クロックにより、極めて透明なサウンドをキャプチャーします。クリーンなギター音だけでなく、ボーカル、アコースティック楽器からアンプを通した音まで、最高の品質で録音できるのです。
記事内に掲載されている価格は 2021年3月3日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ