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IK Multimediaが本物のサウンドを録るためのレコーディング・ギアで、2IN/3OUT仕様のUSBオーディオ・インターフェースAXE I/O Soloを8月7日(金)より発売開始します。
昨年発売されたAXE I/Oは、「ギタリストのために」というコンセプトのもとに開発され、IK Multimediaの長い歴史とノウハウの結晶であるZ-TONE®回路を搭載し、インピーダンスを調整可能にするなどであらゆる種類のギター、ピックアップ、演奏スタイルに合う最適なサウンドが得られることで、リリース以後多くのギタリストの話題となりました。
今回発売されたAXE I/O Soloは、そのプレミアムオーディオインターフェイスAXE I/Oの性能をそのままに、デスクトップにも置きやすいよりコンパクトな筐体となり、そしてよりお求めやすい価格帯となった2イン/3アウトの製品です。
ギターの録音をこれまでになく素早く簡単に、そしてハイ・クオリティなものへと進化させてくれるギタリスト必携のコンパクトなプレミアム・インターフェースの登場です!
主な特徴
AXE I/O Soloは、コンパクトながら、サウンドのクオリティはAXE I/Oと同様のスペックを誇ります。117 dBのダイナミック・レンジ、3Hz – 32kHzの周波数特性、2.2kオームから1Mオームまで連続的に調整できる入力インピーダンス等、他の同価格帯のオーディオ・インターフェースに見られる仕様ではありません。
・2 IN/3 OUTのUSBオーディオ・インターフェース
・ACTIVE/PASSIVEピックアップ切り替えスイッチ
・JFET/PUREモード切り替えスイッチ
・入力インピーダンスを連続的に調整可能なZ-TONE
・グランド・リフト可能なAMP OUT端子
・高解像度のクラスAマイク・プリアンプ
・24-bit/192kHz対応
・広レンジを再現する周波数特定
・クラス最高レベルのAD/DAと優れたアナログ回路設計
・繊細なボーカルから大音量ギターにも対応する超低ノイズフロア
AXE I/O Soloは、マスター出力とヘッドフォン出力の音量を個別に調整可能です。また、MONITORノブにてゼロ・レイテンシーのダイレクト・モニターとDAW経由の音をミックスすることもできます。
最大24bit / 192 kHzの高解像度、安定した超低ジッタの内部クロックにより、極めて透明なサウンドをキャプチャーします。クリーンなギター音だけでなく、ボーカル、アコースティック楽器からアンプを通した音まで、最高の品質で録音できるのです。
ギターのために考え抜かれた究極のチャンネル!
AXE I/O Soloのには、3種のサーキット・トポロジーが搭載されています。これにより、あらゆる種類のギター、ピックアップ、演奏スタイルに合う最適なサウンドが得られます。
●ピックアップの選択
PASSIVE:パッシブ・ピックアップからの入力を最高のトーンで増幅する回路です。低出力のビンテージ・ピックアップから、最新のハムバッカーまで対応します。
ACTIVE:アクティブ・ピックアップを使用する場合に、不要なゲイン・ステージをバイパスすることで、ダイレクトでクリーンなサウンドが得られます。
●モードの選択
PURE: 色付けのない、完全に透明で正確なサウンドです。
JFET: わずかな倍音を付加するクラスAのディスクリートJFETモードです。
ミッドレンジに暖かみが加わります。
●入力インピーダンスも調整可能!
AXE I/O Soloは、入力インピーダンスを連続的に調整できることで話題となったAXE I/Oと同じZ-TONE®回路を搭載しており、入力インピーダンスを2.2kオーム(BOLD)から1Mオーム(SHARP)の間で調整可能です。
インピーダンス値を大きくすると(SHARP側に回すと)よりシャープで切れ味の良いサウンドに、小さくすると(BOLD側に回すと)より柔らかく太いサウンドになります。
ギター・サウンドをさらに魅力的にするキャラクターのコントロールが、つまみをひねるだけで簡単に行えます。わずか数分試すだけで、ミックスにピッタリと合うサウンドを得ることができ、録音後にEQで試行錯誤する時間を大幅に節約することができるでしょう。
●ピュアで透明なマイク・プリアンプ
マイクを使用したレコーディングにおいても、AXE I/O Soloの透明なクラスAマイク・プリアンプが真価を発揮します。超低ノイズフロアを実現した設計により、ささやくような繊細なボーカルから大音量のギター・アンプまで、5Hz – 32kHz ± 0.5 dB (at 96 kHz) とワイドかつフラットな周波数特性にて収録可能です。
24-bit、192kHz対応の高品位なAD/DAコンバータ、超低ジッター・クロックの高品位なアシンクロナスUSBオーディオ・インターフェースとしても、価格を超えた品質を実感していただけるでしょう。
●リアンプも驚くほど簡単に
アンプとストンプのサウンドを決めてギターをレコーディングした後、ミックス段階でアンプ、ストンプのサウンドを再調整したくなることはよくあることです。そこで、クリーンなギター音もレコーディングしておき、そのトラックをミックス時にアンプ、ストンプで再度処理するリアンプ処理を行う人が増えていますが、その場合、リバースDIボックス、ハム・ノイズを防ぐためのグラウンド・ループ・インタラプタなどが必要でした。
AXE I/O Soloを使用したリアンプは簡単です。フロント・パネルのINPUT 1からZ-TONE®サーキットを通して入力されたクリーン・トーンのギターをそのままレコーディングしてください。そして、AMP OUTからアンプに接続し、アンプ前に設置したマイクロフォンをバックパネルのINPUT 2(XLR/標準コンボ入力)に接続すればリアンプされた音色をレコーディング可能です。AMP OUTをストンプ・ボックスに接続し、そのアウトプットをフロント・パネルのINPUTの入力すれば、ミックス時にハードウェア・エフェクターで実験を重ねることもできます。AXE I/O Control PanelソフトウェアではAMP OUTのグランド・リフトも選択できるので、アンプ接続時のグランド・ループもクリックひとつで回避することができます。
先進的デジタル・コントロール&ルーティング
AXE I/O SOLOには、入出力やルーティングのアサイン、接続したコントローラーの設定を行うための、強力で便利なControl Panelアプリケーションが用意されています。
INTERFACEタブでは、アクティブなインプット、ファンタムのON / OFF、AMP OUTのグランド・リフト、アウトプット・ボリューム、ダイレクト・モニタリングのルーティング、サンプル・レート設定などを確認・設定できます。
CONTROLLERタブでは、2つのコントローラー入力に接続されたペダル操作時のふるまい(相対/絶対値、ラッチ/アンラッチ等)、MIDIチャンネル、MIDI CC番号、CC最小値/最大値などを設定して、制御したいアプリケーションに最適な設定を行えます。
AXE I/O SOLO Control Panelを使用することで、簡単にAXE I/Oをコントロールでき、より作業に集中できる迅速で自由なワークフローを実現できます。
多彩なソフトウェアも付属!(ダウンロードで提供)
AmpliTube 4 Deluxe
(単品税別実勢価格:34,000円)
総計140以上のギアモデルを搭載したパワフルなMac/Windows対応ギター/ベースエフェクト&アンプモデリングソフトウェア。
・33種のストンプボックス
・25種のアンプ
・29種のキャビネット
・29種のビンテージ & モダンなスピーカーモデル
・12種のマイク
・15種類のラックエフェクト:デジタル・ディレイ、パラメトリックEQ、ロータ
リー・スピーカーなど
・2つのチューナー
T-RackS 5から厳選した10種類の人気のDSPプロセッサー
・Vintage Compressor / Limiter Model 670 (Vari-Mu Compressor/Limiter)
・EQP-1A Vintage Tube Program Equalizer(classic analog tube-based EQ)
・White 2A Leveling Amplifier(Tube opto-compressor/limiter)
・Black 76 Limiting Amplifier(FET compressor/limiter)
・White Channel (modern channel strip)
・Mic Room (Microphone modeling module)
・Tape Echo (Vintage tape delay)
・De-Esser (Multi-band De-Esser)
・CSR Room (Acoustic Room Reverb)
・ONE (all-in-one mastering processor)
それぞれ8,000円から15,000円相当(AAX/AU/RTAS/VST対応DAWもしくはスタンドアロンアプリケーションT-RackS CSで使用可)。
さらに、Ableton Live 10 Liteがバンドルされていますので、作曲やオーディオの録音に必要な、楽曲制作ソフトウェアまでもが一度に揃います。
記事内に掲載されている価格は 2020年7月30日 時点での価格となります。
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