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極めてクリヤー且つワイドダイナミックレンジ設計のマイクプリアンプHV-3シリーズ。アコースティック楽器やヴォーカル用マイクプリアンプとして、世界中で愛用されている2chモデルHV-3Cの魅力に迫ります!
Millennia Mediaの歴史
Millennia Mediaは、クラシックのワンポイント収録でのリアルなサウンド収録の際にセレクトされる、マイクプリアンプの筆頭に位置しているのは誰もが認めるところです。
創業者でもあるJohn La Grouは、7歳の頃からエレクトリック・ギターの演奏を始め、同時にアンプやペダルボードの自作も行うような少年でしたが、なんと、1974年のLA Hiltonで行われたAES出展が、そのMillenia Mediaの原型となる最初でした。
その後、1985年にシリコンバレーのコンピューター会社、後のACERに勤めていたJohnは、数年後に出会ったCynthiaとともにMillennia Mediaを立ち上げました。
当初は、様々な業務をこなしていたMillenniaでしたが、1991年頃にクラシックやJAZZのレコーディング・エンジニアを勤めていたJohnが、サクラメント・シンフォニーのレコーディング時に、自身で作り上げたマイクプリを使い始めた事によって、全てが一変したのです。
それが現在でもマイクプリのスタンダードとも言える、HV-3シリーズの誕生です。
ソリッドステート/チューブの別を問わずに、当時からサウンドに影響を与えるものを徹底的に排除して設計されたMillennia製品は、伝統的にトランスレス回路を用いた、立上がりの速い、ピュアなサウンドを実現しており、STT-1やHV-3Rの例外を除いて、フェイズ・リバースの回路さえ搭載されていません。
そのあとの成長は、既にみなさんもご存知の通りですが、特徴的なTwin Topologyシリーズをはじめとした、精力的な製品開発を進め、確固たる地位を築き上げました。
Millennia HV-3C 原音に忠実かつ太いサウンドが魅力
トランスレス回路でシンプルに設計されているMillennia HV-3Cは音色クリアで且つ肉厚なサウンドを手録する事が出来ます。これは単純に中域が持ち上げれているのでは無く、高域部分もしっかり出ており全てのマイクに通したいマイクプリとなっています。
トップパネルのGAINツマミは1.5dB、36ステップの固定抵抗となっており、周波数特性も4Hz~300kHz +0/-3dBとフラットな特性を持っています。
この特性と合わせてクラシックの録音現場にて圧倒的な人気を誇るマイク・プリアンプですが、勿論クラシックだけではなくスピード感のあるクリアな音質はどのような音楽にもスムーズにマッチします。
フラットな特性は決して物足りなくなるようなサウンドではなく、耳で実際に聞こえている以上のリアルを再現する事の出来る希有なマイク・プリアンプとなり、そこで鳴っているありのままの音楽をキャプチャーする事が出来ます。
透明感と力強さ、艶を併せ持つためヴォーカル、生楽器はもちろんですが、2chなのでソフト/ハードを問わずシンセ、音源に使用するのにも便利。一度通すだけで音の存在感を際立たせます!
[eStoreClipper1A mdin=’2498′ img=’ZOOM’]GET[/eStoreClipper1A]記事内に掲載されている価格は 2013年10月7日 時点での価格となります。
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