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世界一リアルなギター音源を作る日本国内のProminy。そんなProminyの中でも特に人気のあるベース音源「SR5 Rock Bass」がアップデート!この度「SR5 Rock Bass 2」が発表されました。
Prominyが16年以上に渡り蓄積してきた技術やアイディアにより、ベースギター音源を新たな次元へと引き上げ、ベース・ソロにも耐え得る高い表現力を備えた製品にすることを目的として作られた「SR5 Rock Bass 2」。どんな仕様になっているのか見ていきましょう。
インターフェイスを一新、使いやすさが向上
SR5 Rock Bass (ver.1)に比べてインターフェイスがコンパクトかつシンプルに!
変更を行いたいパラメータに素早く直感的にアクセスできるようになり使いやすさが向上しました。
エフェクト&アンプ・シミュレーター
これまでのSR5にはアンプシミュレーターが付属しておらずサードパーティー製のアンプシミュレーターを利用する必要がありましたが、SR5 Rock Bass 2にはProminyオリジナルのコンプレッサー、オーバードライブ、コーラス、フランジャー、フェイザー、およびアンプシミュレーター(’Modern’, ‘Smooth’, ‘Heavy’の3つのアンプモデルが使用可能)が製品に内蔵されました。これらの内臓エフェクトはOFFにして、お手元のアンプシミュレーターをご利用いただくことも可能です。
新たにレコーディングされたサンプルを大量追加
SR5 Rock Bass 2には新たにレコーディングされたサンプルが大量に追加されました。ver.1では約15GB 14,000サンプルだったのが、約26GB 21,700サンプルまで追加されています。このサンプル数、単一ベース音源としては世界最大のデータ収録数らしいです。追加されたサンプルは以下の通りです。
・実際にチューニングされたダウン・チューニングのサンプルを収録
SR5ではピッチ変換することによりダウンチューニングのサウンドを再現していましたが、SR5 Rock Bass 2では実際のダウンチューニングのサウンドをサンプリングし新たに収録されました。ダウンチューニングのサウンドを実際にサンプルで鳴らすことができるので、硬質でくっきりしたロックなサウンドが得られ低音域の表現力が飛躍的に上がりました。
・Heavy buzz sustain
弦をかなり強くピッキングし意図的に「ビビリ」を加えたサスティン音も収録。よりワイルド感が溢れるリアルな演奏表現が可能になりました。
・Heavy hummer-on
SR5 Rock Bass (ver.1)にもHammer-on(ハンマリング)は収録されていますが、強めにハンマリングして弦がフレットに当たる音を強調したサウンドが新たに追加されました。例えば、通常のハンマリング音はレガート奏法的に用いる場合が多いのに対して、 このHeavy hummer-onは開放弦を鳴らした直後に弦の振動を利用しながら強くハンマリングしアクセントを付けた、「バチン」という感じのハンマリング音を再現することが可能になりました。
・ナチュラル・ハーモニクスが全弦、全フレットで演奏可能に
SR5 Rock Bass (ver.1)では奇数フレットおよび12フレットのみの収録でしたが、全弦・全フレットのナチュラル・ハーモニクスの音を収録。
・プレイキーで演奏可能なノイズ、その他FX(効果音)などのサンプル追加
ベースの演奏時に発生するフレット・ノイズ など、リアルな演奏を再現するために様々なノイズはSR5 Rock Bass (ver.1)においてもPlayKeyで演奏可能でしたが、SR5 Rock Bass 2ではposition change noise、pat stop noiseなどノイズ・サンプルが新たに追加されました。また、FX(効果音系)インストゥルメントにおいてもノイズや効果音系の音が多数追加されました。
ポリフォニック演奏の強化
ベースの演奏でもコードやアルペジオなどのポリフォニック演奏が行う場合がありますが、 Prominy Hummingbirdで好評のコード演奏関連の機能がSR5 Rock Bass 2にも実装され、 様々な形態のポリフォニック演奏を再現可能です。
ユーザー・コードも含めてすべてのコードでレガートスライドやグリスダウンが可能です。また、特定の弦のみをレガート、ハンマリング・プリングをすることもでき、表現力が大幅にアップしました。
NKS (Native Kontrol Standard) 対応
KOMPLETE KONTROLシリーズキーボード、MASCHINEハードウェアから主要パラメータをコントロールすることができるNKS (Native Kontrol Standard) に対応しました。これにより、KOMPLETE KONTROLシリーズキーボードのLight Guide (鍵盤一つ一つについたLED)でキースイッチの場所、各奏法の演奏可能レンジ、現在選択されている奏法や弦などの確認が可能になりました。
また、Kontakt Player上での情報表示も強化されています。Kontakt Playerのヴァーチャル・キーボードの各鍵盤にマウスカーソルを合わせると、そのキーに割り当てられている奏法が表示されるなど、KOMPLETE KONTROL シリーズキーボードをお持ちでない場合でもKontakt Playerの画面のみで様々な情報を確認することが可能となりました。
サンプリング元のベースはMUSICMAN StingRay5
今回SR5 2のレコーディングに使われたベースは前作SR5と同じ機種が利用されております。ベース本体について、Prominyの大川氏よりコメントをいただきましたのでご覧ください。
『レコーディングに使用したベースは、詳細な品番はわかりませんが、MUSICMAN StingRay5の2ハムバッカー仕様のものです。2009年にアメリカのHollywoodのGuitar Centerで新品で購入しました。
Prominyでは製品開発においてレガートスライドの音を非常に重視しているので、そのGuitar Centerにある色々なベースをスライドしまくりました。スライドの音の感じを異常に繰り返し確認していたので、店員からすればこの人、一体何してるんだろうと思われたかもしれません。
そのお店にある他のベースもたくさん試した中で、スライドの音の感じが一番良かったことと、ボディカラーやピックガード、それによくマッチするゴールドパーツといったルックスも気に入り、これに決めました。』
MUSICMAN StingRayは70年代後半にFenderの創業者であるレオ・フェンダーが手がけたモデルで、アクティブピックアップの概念を世に広めたモデルです。当時のディスコブームとうまくフィットしたことで多くのベーシストの間に広まり、日本国内ではRed Hot Chili PeppersのFleaの愛機として広まりました。
一般的なStingRay5は5弦で1ハムですが、大川氏が所有するモデルは二つのアクティブピックアップが搭載されております。ペグやブリッジにゴールドパーツが使われている仕様を見る限り、恐らくGuitar Center オリジナルのStingRay5を利用しているのではないかと思います。日本国内にはほぼ流通していないかなりレアなモデルで、なんともProminyらしい個性的なモデルですね。
初回予約により30%オフ!
2019年2月15日から3月15日の予約期間中、SR5 Rock Bass 2をご予約いただくと通常金額から30%オフの税込11,264円にてご提供いたします。
なお、2018年12月1日以降にNativeAccessでSR5RockBass(ver.1)の初回のアクティベートを行ったユーザーは、SR5 Rock Bass 2 へ無償アップグレードいただけます。
申し込みはProminy ウェブサイトにて受け付けております。
製品情報 URL
http://prominy.com/japan/SR5_2.html
お得なアップグレード版も用意!
SR5 Rock Bass (ver.1)を所有しているユーザー様向けに、新規購入よりもお得なアップグレード版も用意されています。ご注文後、下記情報をご連絡いただき、発売日後 SR5 Rock Bass 2のシリアルをメールにてお送りいたします。
・ご氏名 (漢字)
・ご氏名 (フリガナ)
・SR5 Rock Bass (ver.1)のシリアルナンバー
・SR5 Rock Bass (ver.1)が紐づけられている Native Instruments アカウントの E メールアドレス
※アップグレード版に関してはシリアルナンバー納品のみとさせていただきます。
なお、2018年12月1日以降に「SR5 Rock Bass (Ver.1)」を購入・アクティベートいただいた方はメーカーProminyのサイトより申請いただくことで無償アップグレードが可能です!
(※SR5を含むバンドル製品も無償アップグレード対象となります。)
記事内に掲載されている価格は 2019年2月14日 時点での価格となります。
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