製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
Strymonが本国にて、60年代のOil Can Echoのサウンドを忠実に再現し、超現代版の機能を追加した新製品「OLIVERA」を発表しました!
OLIVERAは、オーディオエフェクトがまだ未知の領域だった時代へ時計の針を戻し、本物のオイル缶エコーのヴィンテージで甘美な響きをお届けします。ダークでモジュレーションのかかったリピート音から、クラシックなスプリングリバーブタンクのサウンドに迫るサスティン感のあるテクスチャーまで、風変わりなマシンの機械的でありながらワイルドでオーガニックなキャラクターを捉えた初のペダルエミュレーションです。あらゆるサウンドにファンキーなインスピレーションを届けてくれます。
★発売記念キャンペーンもスタート!
OLIVERAの発売を記念して、OLIVERA、BRIG、UltraViolet、EC-1の4機種に、Strymon専用AC adapterを付属するキャンペーンがスタート!
キャンペーン期間は12/20まで!この機会をお見逃しなく。
●オイル缶エコーとは?
最初のオイル缶エコーは1959年、Tel-Rey社によって開発されました。
ビンテージオイル缶エコー機器は、回転する金属缶に静電気を帯電させる電気機械式ユニットで、テープの代わりに、導電性オイルを充填した小さな回転缶を誘電体として用い、リピート音を実現しました。その結果生じる遅延信号は帯域が非常に制限され、濁った響きのエコーを生み出します。この斬新なアプローチは、テープマシンで聴く音とは全く異なるサウンドを生み出し、リスナーを瞬時に、バイブ漂う、よりダークで濁った世界へと誘います。
オイル缶エコーのユニットは、録音ヘッドと2つの再生ヘッドを備えていますが、消去ヘッドは備えていないのが一般的です。そのため、缶の回転時に電荷がいくらか残存します。それが、システムに2つの独自の特性をもたらします。
まず、再生ヘッドからのフィードバック(REGEN)がかかっていない場合でも、再生リピート音を生成します。静電気には独自の減衰時定数があるため、どのような設定でもエコーの「リピート」が常に発生します。
次に、エコーの再生リズムに不均一なリズムを生成します。最初のエコーは録音ヘッドから再生ヘッドまでの距離で発生しますが、その後のエコーは、消散した信号が戻ってくる際に、システムの回転速度で発生します。結果として生じる不均一な遅延リズムは、強い「リズム」要素がないにもかかわらず、独特の雰囲気を作り出す大きな要因となっています。再生ヘッドからのフィードバック(REGEN)を追加したり、2つのヘッドの出力を組み合わせることで、エコーの雰囲気が増します。
●最新機能で強化されたビンテージ・ステレオエコー
Oliveraは、これらのノスタルジックなサウンドを現代の機材に簡単に組み込める強力な機能を多数搭載しています。
左右のステレオ入力を独立して処理できるディスクリート・ステレオ操作、シンプルなコントロールセットとエクスプレッション・ペダル、そしてマルチスイッチ機能。ペダルをオフにしてもリピート音を維持するディレイ・スピルオーバー。卓越したタッチ感度と理想的な周波数特性を実現するディスクリート・クラ
スA JFETステレオ入力プリアンプ。パッチ呼び出しと連続コントローラー・データのMIDIコントロール。プレミアムなコンポーネント、耐久性に優れた頑丈な構造、そしてファームウェアのアップデートやコンピューターからのペダル操作に便利なUSBジャック。Oliveraなら簡単にモダン仕様に適応します。
記事内に掲載されている価格は 2025年10月23日 時点での価格となります。
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