製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
スタートラインナップはスピーカースタンド6種類とコスパの高いインシュレーターの全7製品
制振技術についての特許を持ち、実に40年にわたりホームオーディオの分野で活躍しているTAOC。新たな挑戦として、これまで特注でしか製造していなかったプロオーディオ市場へ本格的に参入!Rock oNからも開発段階で要望を聞いて頂き、製品にフィードバックしていただきました!
発売を記念して全製品はスタートダッシュ特価、スピーカースタンドは備えあれば憂いなしのインシュレーターをプレゼント。制作環境のグレードアップを超!お得にお手伝いいたします!
MSTP-Sシリーズ
既に500mm〜700mmの高さで実績のあるTAOC製スピーカースタンドに、製作現場向けの900mm〜1,100mmを新たに展開。
MSTP-Sシリーズの天板は220mm x 250mmですので、ほとんどの5インチ〜7インチの2ウェイスピーカーを載せる事が出来ます。
制振の要でもある柱の中に入っている鋳鉄粉の充填率も、開発段階で携わったスタジオ、エンジニアの意見が反映されたものになっております。
●スピーカーを乗せてみた
TAOCさんから渋谷店に試作品を届けてもらったので、試しにRock oN渋谷店で売れ筋スピーカーを乗せてみました。
店頭ご視聴トップ3、ステップアップでの買い替え候補トップ3、もはやモニター御三家と言っても過言では無いこの3ブランドを写真で比較!
Focal / SHAPE65
1発目からまさかのシンデレラフィット。もはや専用スタンドでは?奥行きも余らずはみ出ず、非常に安定しています。
ADAM / A7V
こちらも横幅はほぼジャストサイズ。ADAMはTシリーズも含めて奥行きがありますので、前後は天板から少しはみ出るフィッティングになります。
Genelec / 8330 AP(8030, 8331)
Shape65は6.5インチ、A7Vは7インチのウーファーに対して8330(8030)は5インチ(130mm)ウーファー。
コンパクトなメタルボディのGenelecですと、まだ1クラス上のモデルも収まりそうです。
Genelec / 8341(8040)
6.5インチウーファーを備える8040, 8340と同じボディの8341を乗せてみました。これもちょうど良いフィット感。
GLM Kitの取り扱い説明書の表紙でも見られる横置き設置をテスト。これもバランスが良く、大きめの底板からスピーカートップにかけて美しいシルエットです。
余談ですが、Genelecの型番が分かりづらい!という方は下記の代理店URLをチェックすると、明日学校や職場でちょっとしたヒーローになれるかもしれません。
★株式会社エムアイセブンジャパン
製品型番の法則:GENELEC スピーカーMSTP-Wシリーズ
大型モニタースピーカーを設置する際、これまでは特注品を設計してもらうか、同じスタンドを4本(2ペア)用意しなければならなかったこのジャンルにTAOCから救いの手が!!お探しの方も多かったのでは無いでしょうか?
500mm x 320mmの天板にはこちらも店頭のスピーカーを色々乗せてみます!
Focal / Trio6Be
横置きとした場合のTrio6の寸法は520mm x 360mmになるので、ほんの僅かにスタンドが余るシルエットに。ほとんどジャストでしょう。
ATC / SCM25A Pro MkII
430 x 271mmという寸法のSCM25Aでは、天板はやや余り気味に。
スピーカースタンドの共通の仕様
素材は天板と底板、支柱、充填される制振材も含めて全て鉄で作られていて、鉄のグレードはハイカーボン鋳鉄(FC100)をメインの部材として採用しています。
ハイカーボン鋳鉄(FC100)はマグネシウムを超える密度、鋼よりも早い減衰特性を持つもので、”スタンド自体が振動しない”という製品の必須条件にぴったりな素材。他の金属と比べてもスタンド自体が音色を持たない、変化させないことが大きな特徴です。
また、STUDIO WORKSラインナップはこれまでのホームオーディオレンジと比べて制振材の充填率の違い、塗装の仕上げや印刷、ブランドロゴなどを簡素化し、極力シンプルにしています。(ホームオーディオは艶ありのピアノブラック塗装)
シンプルになったことで価格もリーズナブルになっていることは嬉しいことですし、何よりスタンド自体が視覚的にも目立たない様にと細かな配慮がなされています。
どのスタンドもカスタムオーダーが出来ることもSTUDIO WORKSの良い所。支柱の長さ変更と天板のサイズ変更は勿論、”こういうの出来る?”という相談まで国内製造ならではの柔軟な対応が可能との事。Rock oNまでお問合せください。
スタンドのスペックでよくある耐荷重ですが、メーカーからの公表値はありません。
製品完成時の荷重試験ではどこまでもクリアし続けてしまい、**『キリがないので1トンの荷重をクリアした所で試験をやめた』**そうです。
有事の際は頭を低くして、TAOCのスタンド下に駆け込みましょう。
発売記念プロモーションでスペシャルプライスとインシュレーターをゲット!
発売記念は数量限定スペシャルプライス、スピーカースタンド購入では鋳鉄製インシュレーター8個セットをプレゼント!
重量物もしっかり支える直径40mmのインシュレーターです。”なんの変哲も無い”と言ってしまえば聞こえは悪いですが、”何も変えない”インシュレーターと言われれば、たちまち高性能の証に聞こえませんか?
現在市場で販売されているインシュレーターの多くはステンレスやブラスが多く、ステンレスは高域を、ブラスは低域をやや強調する特性があります。(Youtubeに金属を叩いた時の音色とそのサスティーンを比較した動画が沢山ありますので、ぜひ検索してみて下さい。)
材質はスタンドに採用されているハイカーボン鋳鉄(FC100)ではなくグラデーション鋳鉄を採用。素材自体に振動減衰効果があり、2個をスタックして3cmのインシュレーターとして使用もできる優れもの。
そしてこのインシュレーター、実はRock oN店頭スタッフの間では”ある用途”で度々持ち出される小さな人気者なのです。
店頭で日々ご依頼を頂くアウトボード視聴や、お客様のトラブル解決での検証機の一時持ち出しなど、ラック機材をマウントせずスタックして短時間使用する事が店頭では日常茶飯事なのですが、機材をラックマウントせずにそのまま重ねてしまうと放熱が十分にできず、機材が熱々になってしまう事がしばしば。長時間のスタックは機材の寿命を低下させたり、真空管機器などでは致命傷となることも。
そんな時にこのインシュレーターがあれば、通気性を適切に確保!φ40の直径でしっかりホールドするとともに、高さ15mmという放熱と安定性を兼ね備えたミラクルプロポーション!ヒュー!!
FOHやマニピュレーターなど、現場のスペースを有効活用しなければいけない過酷な現場でもどっしり構えて熱対策もバッチリ、おまけに振動も取ってくれるとなれば、ツアーの機材ケースにひとつ忍ばせておくのも良いかもしれません。
スピーカースタンドの実物はRock oN Shibuyaにシングルとダブル、Rock oN Umedaにシングルバージョンの展示がございます。お使いのスピーカーを乗せるもよし、憧れのスピーカーを乗せるもよし。
ぜひ店頭にお越しいただき、導入のイメージを膨らませて下さい!
記事内に掲載されている価格は 2023年4月28日 時点での価格となります。
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