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UVIが今年最初の新製品として、LAMM(LINTRONICS ADVANCED MEMORYMOOG)ベースのシンセ音源PX Memoriesを発売しました。
この音源はMemorymoogの不安定さや足りない機能を補った改造のLAMMによって、しっかりしたサウンドでの音源化に成功。トゥルーモノとステレオハードウェアユニゾンモードを備えた、LAMM仕様で完璧仕上げのアナログシンセサイザーがベースのPXシリーズシンセインストゥルメントです。
これをデュアルレイヤーで扱いさらにソフトウェアユニゾンを加えることで、究極に分厚いサウンドを生み出します。アルペジエーターはFalcon 2.1で装備したシーケンスアルペジエーター機能を要約したものが装備され、さらに進化しています。
ちなみにPX MemoriesはUVIのPXシリーズの音源です。「PX」とは世に出ていない、あるいは非常に珍しい、特異なアコースティックおよび電子楽器をベースにしたシリーズです。
ただいま発売記念価格として、期間限定で税込5,500円になります。(通常価格:税込8,800円)
キャンペーン期間は1月31日まで!このチャンスをお見逃しなく!
概要
PX MemoriesはLintronics LAMMをベースにしました。これは1987年に破産する前に最も意欲的に製造されたポリフォニックシンセでしたが、開発段階の不備、安定しないチューニング、難しい操作システムで知られています。後継のPlusモデルは、基礎的なMIDI機能が追加されただけでした。
3VCOと24dB/octのラダーフィルターを備えた象徴的なボイスアーキテクチャー、6ボイス、ハードウェアユニゾンによって、深さとパンチを備えたベース、心を鷲掴みにするリード、壮大なパッドなど素晴らしいアナログサウンドを幅広く提供します。PX Memoriesは定評のデュアルレイヤーによって、これら機能と魅力をすべて二重に扱え、ハードウェアサンプルの本物のサウンドで音色の探索、組み合わせ、さらにはカスタマイズをすることができるように仕上げられています。
PX Memoriesのもう1つの魅力は、2つのプログラム(音色)を同時にそして完全独立で扱えることです。PX Memories上のプログラムはそれぞれ独立したレイヤーとして扱うことが可能で、まるで二機のLAMMを重ね、それぞれにフィルターやモーション、アルペジオを同時または個別に掛けて、そのアナログサウンドをさらに壮大に仕上げます。そしてユニゾンもプログラムごとに扱え、つまり最大で36の忠実なハードウェアアナログボイズの響きをノートごとに発し、肉厚サウンドの和音演奏が可能です。
PX Memories のために収録されたサンプルは38,000 以上で、それによって構成された171のレイヤープログラムサウンドと353 プリセット音色を用意しました。プリセットはベーシック、モーションサウンド系、ベース、ベル、ブラス、コード、エフェクト、キーボード、リード、オルガン、パッド、プラック、ポリシンセ、ストリングスなどにカテゴリ分けされ、実機発売当時の80 年代の定番サウンドからモダンジャンルやピュアなサウンドデザインまで、幅広く網羅し、どれも刺激的扱いやすいものに仕上がっています。
記事内に掲載されている価格は 2021年1月21日 時点での価格となります。
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