製品レビュー、試聴からサポート情報、キャンペーンまで製品別にフォーカス。活用のヒントがここに集結。
Wavesのモノ・プラグインをイマーシブ・マルチチャンネル・プロセッサーに変換する革新的なツール「Immersive Wrapper」を発売しました!
Immersive Wrapperは、Wavesのモノ・プラグインをイマーシブ・マルチチャンネル・プロセッサーに変換する革新的なツールです。これにより、Atmosやその他のイマーシブフォーマットで音楽をミックスする際のバス処理の課題を解決し、より簡単かつ効率的にマルチチャンネル/オブジェクトベースのミキシングを行うことができます。
あらゆるWavesモノプラグインをサラウンド、イマーシブ・対応プラグインに
主な特徴
・モノラルから7.1.2、9.1.6、サラウンドまで、すべてのトラック・タイプをサポート
・柔軟なリンキングと相対的なパラメーター・コントロールで、高度なマルチモノ構成を作成
・サイドチェーンシステムでトリガーを共有
・全てのWaves製モノプラグインに対応
・クロストラックの「グローバル・グループ」リンクにより、マルチモノ機能を拡張し、イマーシブ・ミックス全体をカバー
・ATMOSの音楽ミキシングにおけるマスターバス処理の問題を解決
Atmosなどのイマーシブ・フォーマットでミキシングを行う際の最大の課題の一つは「バスがない」という点です。イマーシブ・ミックスでは、音源が個々のベッドやオブジェクトとして出力され、従来のステレオ・ミックスのように一つの場所でミックス全体をシェイプすることができません。そのため、ミックス全体にまとまりを持たせることが難しく、特にバス処理が困難になります。
Immersive Wrapperを活用することで、イマーシブ・ミキシングでもバス処理が可能になります。このプラグインを使用すれば、Wavesのモノ・プラグインを7.1.2から9.1.6のマルチチャンネル・トラックにインサートすることができ、イマーシブ・ミキシング環境で必要なプロセッシングを簡単に実現できます。
Immersive Wrapperは、マルチチャンネル・トラックの全チャンネルでモノ・プラグインを開き、これを「マルチモノ」構成に変換します。この構成により、ベッドとオブジェクトにまたがるすべてのモノ・インスタンスをコントロール・リンクし、1つのプラグインとして動作させることが可能です。コントロール・リンクは非常に柔軟で、サラウンドやトップなどの特定のグループをリンクしたり解除したりすることができ、相対的なコントロール・ポジションを保持することで、最大限の精度とコントロールを実現します。
さらに、サイドチェイン対応のダイナミクス・プラグインを使用することで、Immersive Wrapperはすべてのベッドとオブジェクトで内部サイドチェインを共有することができます。これにより、バス・コンプレッションを活用したイマーシブ・ミックスを迅速かつ簡単に作成することができます。
Immersive Wrapperにより、Wavesの広範なプラグイン群—エフェクト、ダイナミクス、EQなど、Atmosやその他のイマーシブ・フォーマットのミキシング環境でシームレスに使用でき、サウンドデザインやミックスの精度、柔軟性が大幅に向上します。
業界の第一人者と共に開発されたイマーシブ・ミキシングツール
Immersive Wrapperは、Atmosミキシング領域で高い評価を受けているミキシング・エンジニア、ハンス=マーティン・バフ(ピーター・ガブリエル、プリンス)とヤロン・フックス(ジョン・メイヤー、ハービー・ハンコック)とのコラボレーションにより開発されました。彼らは長年にわたりイマーシブ・フォーマットのミキシングに携わってきたプロフェッショナルであり、その豊富な経験に基づき、オーディオ・エンジニアのワークフローやニーズに深く理解を示しています。
記事内に掲載されている価格は 2024年12月19日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ