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12月に入り、人気企画「Full+10dB Xmas」も復活し、セール第1弾レコーディング編の中から、おすすめの製品をピックアップしてご紹介!
今回はRUPERT NEVE RNDI/RNDI-Sです。
RNDIはRupert Neveのカスタム設計のトランスとクラスAディスクリートFETアンプによって構成されているDIボックスです。今回はそのサウンドの秘密と、機能について紹介します。
RNDI
RNDIは接続することで個性と活力溢れるダイレクトサウンドを実現し、楽器とアンプそれぞれのサウンドを際立たせることでギター、ベース、アコースティック楽器から業務用ラインレベルのソースまで、その倍音と奥行きを余すことなく伝えてくれます。
開発の背景
このRNDIの開発背景には、定番ハイエンドDIの性能に満足できなかったRupert Neve氏が、楽器本来の音色と活力をそのまま伝えられるDIボックスの設計したいと考えたことから始まったそうです。設計において最も重視されたポイントは「ミュージシャンの立場で考え、安心して演奏したくなる、使いたくなるようなDIを目指す」ということで調整に次ぐ調整を重ねた結果、新設計のトランフォーマーを使用した完成したのがRNDIです。
この新設計のトランスフォーマーは上質な分離感と音楽的に優れた倍音効果、そして奥行きをサウンドに与えてくれます。そしてクラスAディスクリートFETアンプは、業界標準の48Vファンタム電源で駆動し、音楽的に作用する偶数倍音が自然に響かせることでサウンドに豊かさをもたらします。
RNDIのサウンドはこれらを調和することで個性と活力溢れるダイレクトなサウンドを生み出しています。
ライン録りと同時にアンプ接続も可能!
RNDIはInput端子の隣に「THRU」端子が用意されていて、これは表パネルのINPUT LEVELを「インストゥルメントモード」にすることで、レコーディングで直接送るのと同時にアンプにも接続が可能で、ラインとアンプ録りと同時に演奏する事が出来ます。
さらにユニークな機能として、表パネルのINPUT LEVELを「スピーカーモード」にすることで、パワーアンプの出力からこのRNDIに接続する事も可能です。これによってアンプでの音作りを終えてからのライン送りとアンプ送りが可能となります!
ベーシストはこのDIを使用して、ライン録りと同時にAmpegやらTRACE ELLIOTなどのベースアンプのサウンドをキャプチャーしてレコーディングしてみてはどうでしょうか。
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RNDIを使用してベースメインのオリジナルデモソングも試聴可能!
RNDI-S
●カスタムトランス搭載DIのステレオモデル!
RNDI-Sは、Rupert Neve Designsがカスタム設計したトランスとクラスAディスクリートFETアンプから生み出されたRNDIのステレオバージョンです。RNDIの基本性能を受け継ぎながらも回路をブラッシュアップすることで音質をUPしていますので、個性と活力溢れるダイレクトサウンドを実現しています。
Rupert Neve Designs製カスタムトランスが豊潤かつ強力なトーンを生み出し、ディスクリートFETアンプがもたらす比類なき明瞭なサウンドによって、ベース、ギター、キーボード、アコースティック楽器から業務用ラインレベルのソースまで、その倍音と奥行きを余すことなく伝えます。
さらに3.5mm入力を装備しているのが嬉しいポイントです!これがあることでスマホやガジェット機材にも対応できますね。
頑丈な金属製フレームの筐体なので、ツアーや現場にポータブルで持ち運びもできます。スタジオやライブハウスで最良の結果を得られるDIとして、ステレオあるいはモノラルのダイレクトソースを一層輝かせてくれることでしょう。
記事内に掲載されている価格は 2022年12月5日 時点での価格となります。
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