本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン

渋谷の音楽制作機材専門ショップ!豊富な展示製品の試奏、ご相談からシステムプランニングまで、お任せください!

head-love Created with Sketch. CREATOR
AES2019

19
Oct.2019
REPORT

AES 2019 Day3 : Terry Audio

テキサス州Ceder Creekを拠点に構えるTerry Audioは、ミュージシャンでエンジニアのMarshall Terry氏が厳選したパーツでハードウェアを制作しているメーカーです。
そのTerry AudioがAES NY 2019で展示していたのが、ポップでアーティスティックなデザインが目を惹くCEQという製品 !

SONY DSC

ステレオのEQであるCEQは、High Boost, High Cut, MidBoost, Mid Cut, Low Boost, Low Cutと普段目にする一般的なシェルビングEQとは異なる構成。ビンテージのEQの定番Pultec、WEといった製品の美味しいところを組み合わせた製品となっています。
LowBoost, Low CutはPultecタイプ…といっても、セレクトできる周波数のポイントは拡張されており、現代のサウンドにも対応できるものになっています。
Mid BoostはBellカーブのQが固定されたタイプ。Mid CutはDymanic Qなので、カットするゲインによってQが自動的に切り替わります。High BoostはShelfとBellの排他、周波数ポイントによってインダクタンスが変化する凝った回路。High CutはShelf。

インダクターはすべて手巻きのものが使われ、アウトプットトランスも”Rogue”が採用されています。とにかく、設計者の思想が色濃く反映されたガレージメーカーならではのこだわりの塊。50年代のイコライザーに60/70年代のフィルターを組みあわせた 美味しいとこ取りの一台ですね。

https://www.youtube.com/watch?v=qgz4QLt4VnM

価格はノブにステップが無いものが3200ドル、ステップが有るものが4700ドルからとなっています。ステップ付きのものは、カーボン抵抗のClassicスタイルか、金属皮膜のミリタリースペックかが選べるなどお腹いっぱいになってしまいそうです。残念ながら日本での販売は未定ですが、現在前向きに検討されているそうです。

Writer. しまモン

Terry Audio
https://www.terryaudio.com/

記事内に掲載されている価格は 2019年10月19日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

InterBEE 2025 : エミライ
PMC、SilentPower、FiiO、iFi audioといった幅広いブランドのオーディオ・ビジュアル機器を輸入・販売しているエミライもブースを出展。 iFi AudioのZEN CAN 3やFiioのK15、K13 [……
InterBEE 2025 : MIX WAVE
同社が取り扱う主要製品群を中心としており、特にPMC、Amphion、API、Karno、Airfolc、64audioといったブランドの機材が多数展示されていました
InterBEE 2025 : Solid State Logic
Solid State Logicのブースでは発売前から話題のあの2製品が展示! 今年発売された「Revival 4000 Signature Analogue Channel Strip」と並んで、12月4日発売がアナ [……
InterBEE 2025 : AVID
第2世代となるATEM Mini Extreme ISO G2モデルが展示され、その大幅に進化したインターフェースとプロフェッショナルな機能について解説していただきました。
InterBEE 2025 : Roland
Rolandブースでは、配信・イベント向けビデオスイッチャーの最新アップデートを展示。 Streaming Video Switcher V-160HDとV-80HDに新しい連動機能が搭載され、ヤマハDMシリーズとの連携 [……
InterBEE 2025 : PreSonus
PreSonusブースでは、デジタルミキサーStudioLiveシリーズ最新版のSE 16/24/32や、ラウドスピーカーラインナップのほか、DAWソフトStudio One 7が紹介されていました。 StudioLiv [……
InterBEE 2025 : Shure
ShureのブースではボーカルマイクSM7Bをはじめ、新製品のUSBゲーミングマイクロホンMV6、ポッドキャストマイクロホンMV7+マイクなどの主力製品展示のほか、放送用マイクロホンアレイDCA901が来場者の目を集めて [……
InterBEE 2025 : Genelec
Genelecブースでは、新世代3ウェイ・メイン・モニター「8380A」を展示! 「8380A」は9月30日に発表され、日本では11月19日10時にプレスリリース、このGenelecブースで初展示となりました。Genel [……
InterBEE 2025 : SONY
Sonyのブースでは今回、国内では初となる、360VMEが体験できるブースを設置。 360 Virtual Mixing Environment(360VME)は、複数のスピーカーで構成された立体音響スタジオの音場を、独 [……
InterBEE 2025 : YAMAHA
ヤマハブースでは、オーディオインターフェース、デジタルミキサー、PAスピーカーを展示。オーディオインターフェースUR-CシリーズとUR-RTシリーズは、スタインバーグからヤマハブランドに変更され、製品の仕様自体は変わって [……
InterBEE 2025 : SENNHEISER / Neumann
SENNHEISERブースは創立80周年の節目!Neumannは国内限定仕様モデル「U 87 Ai Sakura」が!
InterBEE 2025 : Blackmagic Design
第2世代となるATEM Mini Extreme ISO G2モデルが展示され、その大幅に進化したインターフェースとプロフェッショナルな機能について解説していただきました。
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company