MADI機器を中心に積極的な製品展開を行っているDirectOut Technologies。NAB2017でも新製品を展示していました。去年のように、長距離伝送などのTOPICは残念ながらありませんでしたが、新製品や、機能追加が複数ありました。
先ずは、こちらのラックの下から2段目。これまで、ありそうでなかったMADIのSRC=Sample Rate Convertor。シンプルながら、96K > 48Kの変換などほぼすべてのことが行えるように設計されているということ。
もう一つの新製品が、上から2段めの製品。WSGのロゴからも分かるようにMADI to SoundGrid Networkのコンバーター。2系統のMADIが入力でき、128ch@48kHzの変換が出来るということです。その上段のRavennaへのコンバーター、そして今後予定があるというDanteへのコンバーターと、各AoIPとMADIをつなぐソリューションを着実にラインナップに加えています。
そして、左下に映る日本からの出典となるTAC System VMC-102との連携強化の話を聞くことが出来ました。16系統のMADIのMatrixが行えるM.1K2という製品があるのですが、そのMatrixのSnapshotをVMC-102から行えるようにするということです。こちらのPC画面はそのSnapshotの管理画面ですが、M.1K2の機能強化に対してリモートコントローラーとしてVMC−102が追従していくという強いリレーションの感じられる展開。βテスト中ということですが、スタジオコアとなる大規模マトリクスを手元のタッチパネルからコントロール出来るということで、今後のシステムアップのキーになってくる予感がします。
Writer. Yosuke
DirectOut Technologies
http://www.directout.eu/
記事内に掲載されている価格は 2017年4月27日 時点での価格となります。
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