轟音鳴り響くRossum Electro-Musicのブースに行ってきました!Rossum Electro-Musicはその名の通り、あのE-muの共同設立者Dave Rossum氏率いるブランド。長年のパートナーであるMarco Alpert氏と共に、凄まじいスペックのモジュールを開発しています。写真左がDave Rossum氏、右がMarco Alpert氏。感激の2ショット!
ここ最近パワフルなサンプラーモジュールが一種の流行りのように登場していますが、遂にRossum Electro-MusicからMulti-Timbral Phase Modulation Sampler Assimil8orが登場しました。E-muの生みの親によるサンプラーモジュール。誰もが待ちわびたことでしょう。E-muといえばリッチでパワフルなサンプラーを思い浮かべると思いますが、このモジュールではサンプルレートなどを外部CVでガンガンに変更することができ、サウンドを自由自在に破壊できます。
サンプルの発音はパーカシッブなワンショットからロングディケイサウンド、そしてループもできます。デモンストレーションを聞いていて一番興味を惹かれたのはビットデプスをリアルタイムに変えた時。単純なビットリダクションとも違う素晴らしいサウンドでした。またフェイズモジュレーションで原音からかなりかけ離れたサウンドも生成可能。年内の発売を目指しているとのこと。
そしてこちらも新製品SATELITE。同社の強力なファンクション・ジェネレーターControl Forgeからプリセットやシーケンスデーターをロードしてスタンドアロンで使えるCVジェネレーターです。一つのControl Forgeから複数台のSATELLITEを同期させることができかなり複雑なパターン生成ができそうです。
同社の大ヒットモジュールMORPHEUS。モンスター的なマルチモード・フィルターといえば良いでしょうか。E-mu MORPHEUSに搭載されていたデジタルフィルターを抜き出して改良したもの。デジタルならでは14ポールのフィルターです。
このMORPHEUSは画面に立方体はCubeと呼ばれその8つの頂角に異なる周波数特性のフィルターがアサインされており、その中のポイントを三次元で彷徨うことでフィルターモーフィングができるというもの。ちなみにオリジナルのMORPHEUSのフィルターはリアルタイムには一次元でしか動かせませんでしたが、このMORPHEUSはリアルタイムに3次元で動かせます。大人気は衰えず、3週間待ちとのこと!
Writer:Shibuya
記事内に掲載されている価格は 2017年4月22日 時点での価格となります。
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