ライブシーンとスタジオの垣根を越えた製品開発を進めるPresonusは、新オーディオI/F Quantumを公開しています。
QuantumはPresonusとしては初のThunderbolt2.0対応オーディオI/F。さらに驚くべきことにオーディオアウトの一部がDCカップリング化されているため、CV/Gate信号を出力することができます。EurorackのためのオーディオI/F。そう言ってもいいかもしれません。
実際のところは、シンセブランドExpert sleepersのSilent wayという”ソフトシンセ”のコントローラーソフトを使ってモジュラーシンセへコントロール信号を送っています。Quantum自体にモジュラーシンセのコントローラーが付いているわけではありません。オーディオI/Fの持つアナログ出力機能をうまく利用して、モジュラーシンセとつなぐことができるということなんです。
オーディオI/Fとしての基本性能は、最大192kHz 24bit。Thunderbolt2.0対応で、26in 32out。Wordclok入力、MIDI In/Outを備えます。最大4台のQuantumをスタックして最大96入力の巨大なI/Oシステムを構築可能。
5月末に出荷、$1299ということですが、日本国内ではどうなっていくのでしょうか。非常に楽しみです。
またPresonusは今後のバージョンアップで、すでに発売された幾つかのオーディオI/FにもCV/Gate出力を可能にするバージョンアップを検討しているそうです。ほ、本当ですか?たしかにヘッドホンアウトにDCカップリング回路を採用しているオーディオI/Fは多くあります。そこを利用するのでしょうか。今後の発表に期待します。
Writer.Tomita
記事内に掲載されている価格は 2017年4月22日 時点での価格となります。