これから密かに定番になるんではないかと勝手に予想しているVocal Rider。今回はプロモーション中でもあるVocal Riderについて注目です。
「手コンプ」という単語を聞いた事がある人はピンとくると思いますが、他のトラックにあわせて、自動でトラックの音量調節をしてくれます。一言で言ってしまえば、手コンプを自動でやってくれてしまうプラグインです。
インサートしただけで、いとも容易く決められたレンジの中でフェーダーが動いてくれます。もちろんキー入力にも対応。
(※厳密には本製品にコンプレス作用はありませんので、正しくはコンプではありませんが、わかりやすいので今回は表現します)
ん?ちょっとまって。Vocal Riderが自動計算してくれるなら、別にインサートしたままでもいいのでは?確かに、そのままインサートしていてもいいですが、このプラグインの真髄はここからです。
プラグイン画面中央下に用意されたAutomationセクションの中央「Write」ボタンを押したら、後は再生するだけ!!コントロールしたボリュームデータをオートメーションデータとして書き込まれるんです!あとは、このプラグインのオートメーションデータをボリュームデータにコピーすればOK。
(ProToolsでしたら、コピーした後、特殊ペースとでOKです。)後は、インサートを外して修正を加える事も可能です。ProTools10でしたら、そのボリュームデータをクリップゲインにコピーするのも手ですね。
赤線部分がRider Faderのオートメーション。再生するだけで書き込まれるんです。(当然、トラックのオートメーション等、書き込み準備は必要ですよ!!)
Vocal Riderが含まれているバンドルはMercury Bundle、Horizon Bundle、Morgan Page EMP Toolboxの3つだけ。熟練の技を完コピ・・・という訳にはいきませんが、こんなに短時間にここまで出来るプラグインは唯一無二です!本当にすごいのでぜひお試しあれ!!!
記事内に掲載されている価格は 2013年12月6日 時点での価格となります。
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