本日のプラグインはピッチ補正プラグインのTuneです。
最近はかなり使用頻度があがってきているTune。雑誌などでも海外アーティストの使用例で紹介される事も多いですが、皆さんは使ったことがありますか?というのも、Tuneのライト版であるTune LTは、Gold Bundle以上の製品なら必ず含まれているプラグインなのです!
左がTune、右がTune LT。違いは扱えるパラメーターの数。当然Tuneの方が多いですね。(真ん中下部のグレイアウトしているパラメーターは使用できません。)
この手のピッチ補正プラグインは競合がたくさんいます。その中でもTuneの特徴といえば操作が簡単なところ。マニュアルを見なくても、直感で使えてしまうところは、さすがWavesです。
音声を読み込ませた後、ノートをブロックで編集したり、ノートを切る(スライスツール)・つなげる(グルーツール)など視覚的にわかりやすいレイアウトをしていますので、とても操作がしやすいです。キーボードショートカットをあわせて使うと、いちいちツールを切り替えなくてもいいのも、助かります。
また、実際に音声を読み込ませてみると分かるのですが、ボーカルのポルタメントやしゃくり上げているようなフレーズもちゃんとノートを拾ってくれます。この手のプラグインはこのようなノートは装飾として扱ってしまうのか、ノートを拾ってくれない事がほとんどなので驚きです。
スナップショットを見ていただければわかると思いますが、フレーズの歌いだし部分もポルタメントの部分もノートになっているんですよ。ざっと音程を合わせた後は、カーブツールで整えてあげる感じでしょうか。もちろん、整える作業は別のピッチソフトにバトンタッチしてもOKです。抑揚を押さえるのがすごく簡単なので、コーラスに使用して音程をガツガツ合わせるのもいいですね。
競合のピッチ補正プラグインを既に使用されている方も多いと思います。なので、今日からTuneに乗り換えて!とは言いません。「とりあえずTuneでざっと音程を合わせよう。」という感覚でぜひ使ってみてください。
フル機能のTuneはMercury Bundle、Vocal Bundleに含まれています。ライト版のTune LTはGold Bundle以上のバンドルBroadcast & Production Bundle、Renaissance Maxx Bundleに含まれています。
記事内に掲載されている価格は 2013年12月12日 時点での価格となります。
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