profile
専門学校時代から様々なセッションに参加し、都内スタジオにてキャリアをスタートさせる。その後も多種多様のジャンルに渡る作品に関わり、1年間に 300曲以上を手がける。楽曲の意図を漏らさず汲み取るそのサウンドから、数多くのアーティストから信頼を集めるエンジニアである。
ANALYSE
PresonusやFosucriteなどが1Uで8chのマイクプリを出していましたが、プロユースと言うよりはコンシューマー向けのものだったため、今までの1Uで8chあるマイクプリの中では最高質だと感じます。サウンドに関しての印象は良い意味で「GRACE designだな」っていう範囲でした。
多くの方がGRACE designはピュアなサウンドだっていう印象を持っていると思うのですがその期待を裏切らないサウンドで入出力仕様が変わりましたって感じでしたね。ドラムでもボーカルでも、何に使っても「失敗しない優等生」だと思います。
FUSION
最初の印象はなによりも「軽い!」ということです。持ち運びに最適なマイクプリですね。クラシックのフルオケを録ろうとすると回線数が40〜60chになってしまい機材だけで200kgぐらいの持ち運びをする必要があるのですが、そんなときにm108が複数台あると一気に身軽になりますね。
A-DATのOUTが2系統あって、メイン機とバックアップ機にセパレート出来ますし、「その場の臨場感」を余すこと無く伝えるサウンドはクラシックじゃなくてもライブ録音にはうってつけですね。
SUGGESTION
先ほど記述したようにライブ録音で使う分にはすごく使いやすいのですが、レコーディングスタジオで使う分にはちょっと使いにくいですね。先日ボーカルの録音で持ち運んだのですが、アナログでアウトしようとするとD-subになってしまうのがとても不便だったため、そういう理由で用途が限られてしまうのは残念だなぁと思いました。まぁ1chならm103があるので、こっちを使えばいい話ですが(笑)
GRACE design
m108
¥ 367,200 (本体価格:¥ 340,000)
m108はあらゆる環境やニーズに対応できるハイエンド性能を、1Uラックマウントの筺体に収めています。
PLUS1 ACCESSORY
BLACK MAMBA-α V2
OYAIDE
m108を使用するときに、折角だからとこの電源ケーブルを使用したのですが、非常に相性のいいサウンドだと思います。
記事内に掲載されている価格は 2016年10月19日 時点での価格となります。
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