DirectOut Technologies社のブースでは先月発表されたばかりのモジュラーオーディオコンバーターPRODIGY.MCが展示されていました。今後同社のフラッグシップとなるであろうその製品の全容を調査すべく取材を行いました!
その特徴はなんといってもその背面にあります。
”モジュラー”オーディオコンバーターの名の通り、そのほぼ全てがモジュール化されているのがわかります。
右側の8つのI/Oスロットには、以下の6種類のカードを組み合わせることができます。
2系統のMADIはオプチカルSC or SFP、コアキシャルBNC75Ωの3種類、Network AudioはSound Gird、RAVENNA、Danteの3種類からいずれかを選択することができます。
カードを差し替えるだけで対応する規格まで変更できるのは便利ですね!
フロントパネルがこちら。ディスプレイに各モジュールごとのメーターが表示されています。
タッチパネルになっているので、以前の機種と比べて格段に操作がしやすくなっています。
モジュールの増設や差し替えを行っても、自動的にモジュールを認識して表示が変わるそうなので、難しい設定変更も必要ありません!
日本での発売開始は2019年2月ごろの予定ですが、残念ながらまだ日本での価格は未定とのことです。今後の情報をお待ち下さい!
取材中、もう一つ気になったものがあったので合わせて紹介していただきました。
globconという、異なるブランドの複数の機器を一貫してコントロールすることができるグローバル制御ソフトウェアです。
このソフトウェアにDirectOut製品が対応しているとのことで、実際にglobconからPRODIGY.MCをコントロールする様子を動画でお届けいたします!
いかがでしょうか?globconは無料のソフトウェアですので、対応の機器をお持ちの方は一度お試しください。
これまでのDirectOut製品はフロントパネルでの操作などに少々複雑さを感じることもありましたが、操作性や視認性の部分でも確実に進化を遂げていますね!
DirectOut Technologies
https://www.directout.eu/
Writer.竹内
記事内に掲載されている価格は 2018年10月20日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ