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Antelope Audioが本国サイトで、Synergy Coreのラインナップに、5つの新しいボーカルエフェクトが追加されたことを発表しました。
Orion Studio Synergy Coreに搭載されたAntelope独自のSynergy Coreプラットフォームは、FPGAとDSPを1つに統合したもので、6つのDSPと2つのFPGAのシナジー効果(相乗効果)で高速に処理を行います。クラウドコンピューティングとモバイルテクノロジ向けに開発された最新世代の6xARMベースDSPチップと並行して、FPGAの並列処理能力を利用します。これはホストCPUを占有することなく、エフェクト処理を専用チップにオフロードすることでDAWを安定させ、バッファサイズの縮小、レイテンシー短縮、エフェクト処理をホストMacまたはPCから解放し、CPUを占有するVSTシンセやネイティブベースのエフェクトにパワーを集中させる事が可能になります。
PCに負荷をかけることなく、レコーディング中にも様々なエフェクトがかけられることはメリットが大きいです。
ではどのようなエフェクトが追加されたのか、ご紹介します。
●Opto-2A – Compressor
オプト(光学式)コンプの代表的機種で、テレトロニクスLA-2Aをモデリングしたものです。LA-2Aは温かみのあるサウンドと穏やかなコンプレッションが、ビンテージのアウトボードの中でも人気で、これまで世界中の多くの楽曲に使われてきました。ゲインとピークリダクションのみのシンプルなノブを駆使して圧縮量を操作するだけでシンプルにナチュラルなコンプサウンドが得られ、ボーカルに使用すると特に効果的です。
●MG4+ – Equalizer
MG4 +は、伝説的な6バンドEQの500シリーズをソフトウェアで再現したものです。
●Adaptive Vibrato
ビブラート効果が得られるソフトウェアで、機能のツールボックス全体には、ラッチおよびトリガーモード、レートおよびデプスノブ、ディレイおよびライズコントロール、5つのモジュレーションウェーブ、ドライまたはウェットミックスノブが含まれます。
●Space Flanger
スペースフランジャーは、フェーズ、スイープ、スウッシュを生成できます。
●Vari-Speed Tremolo
音量変化による効果を付与するトレモロは、サーフギターの象徴的なサウンドでも有名です。Wave、Rate、Vari-Speed Rate、Depth、Mixの各コントロールを使用して、目的のサウンドを設定します。
記事内に掲載されている価格は 2020年4月3日 時点での価格となります。
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