オーディオインターフェイス、モデリングマイク、リファレンスクロック、そしてアナログモデリングFXのリーディングメーカーAntelope Audioから、これまで高い評価を得ているオーディオインターフェイス「Discreteシリーズ」の新たなラインナップDiscrete Proシリーズが発表されました!
最新のAD/DAコンバーター、高速なThunderbolt 3接続、そしてOrion StudioやGalaxy 32などのスタジオ定番製品にも採用されている超強力なバーチャルパッチベイを備えた新しいDiscrete Proシリーズは、プロデューサー、スタジオ、アーティスト、レコーディングエンジニアにとって、まさに音楽制作の中核となるでしょう。
主な特徴
継承と進化
Discrete ProシリーズはAntelope Audioの Discreteシリーズの流れを受け継ぎつつも、さらに高みへと導く最新モデルとなっています。このオーディオインターフェイスは、最新世代のAD/DAコンバーター、業界における世界標準と評されるクロッキング、そして透明度の高いプリアンプを搭載することでそのサウンドクオリティーはさらに進化を遂げています。この進化したハードウェアとソフトウェアの融合させたデスクトップインターフェイスは、あらゆるプロジェクトにも対応する能力を備えています。
コンソールグレードのマイクプリアンプ
6トランジスタで設計されたディスクリートClass Aマイクプリアンプは、純度が高く非常に透明感のあるレコーディングにおいては欠かせないものと言えます。この設計は、録音史上最高のコンソール・プリアンプを徹底的に研究して生み出されたものであり、まさにAntelope Audioサウンドの主要な部分となっています。Antelope Audioのディスクリートプリアンプは、最大65dBのゲインを超低ノイズフロアで実現しつつ、どんなマイクにもマッチしクリアかつ深みのあるサウンドを生み出します。マイクの種類を問わず最高のパフォーマンスを生み出しますが、特にモデリングマイクのEdgeシリーズとその周波数特性を補完するように設計されています。
より洗練されるサウンドディテール
AD/DAコンバーターとクロックは、デジタルレコーディングを行う全てのスタジオにおいて心臓と言えます。Discrete Proシリーズは業界標準のマスタークロックで確立された64bit AFC™クロッキングテクノロジーを継承しつつ、最新世代のコンバーター(最大130dBのヘッドルーム)を搭載することでアップグレードされました。このインターフェイスをラックに設置することで、レコーディングにおける新たな次元のディテールを体験し、そこに広がる広大なステレオイメージを味わうことができるでしょう。
柔軟かつフレキシブルなルーティング
Discrete Proシリーズは、あらゆる信号ソースをあらゆる出力先に自由にルーティングすることができ、様々なシチュエーションにも幅広く対応できる柔軟性を持ちます。アナログアウト、デジタルアウト、エフェクトストリップ、そしてDAWには、アナログ入力、デジタル入力、エフェクトリターン、コンピューターソース、4つの内臓ミキサーのステレオミックス出力を送ることが可能です。このような柔軟なルーティング設定は、このシリーズでは新たに実装されたバーチャルパッチベイを使って設定することもできますが、Discreteインターフェイスのシンプルなルーティングビューからも行うことが可能です。
新しいDiscrete Proインターフェイスはオンボードのリアルタイム処理能力も強化され、内臓されたFPGAとDSPチップで構成されるSynergy Coreプラットフォームは複雑なマルチラックセットアップの処理能力を含み、最大16チャンネルにエフェクトをロードすることが可能です。
37種類のエフェクトをバンドル
Synergy Coreは、Discrete Proシリーズをヴィンテージエフェクトラックのあるスタジオに変身させ、実機に触れているかのようにサウンドにリアルタイムで独特の味わいを加えます。すべてのエフェクトは、1つのFPGAと2つのDSPチップのハイブリッドシステムで動作するため、コンピューターに負担をかけることなく低レイテンシーで動き、モニター、レコーディング、ミキシングを行うことができます。またそのエフェクトライブラリーは、バンドルされた37種類のエフェクト以外にも、Antelope Audioソフトウェアストアで60種類以上のエフェクトを追加購入することもできます。
afx2daw
高速のThunderbolt™を活用したafx2dawプラグインは、インターフェイス内部で処理されるSynergy Coreエフェクトに、ほとんどのDAW上から直接アクセスできるようにするブリッジプラグインで、これによりネイティブなワークフローを提供します。
Discrete 4 Pro Synergy Core用のafx2dawは現在準備中です。
(Windows/macOS対応)
Discrete 8 Pro Synergy Core
26 inputs & 32 outputs
豊富なマイクプリアンプと豊富なアナログ/デジタル入出力数が、音声収録、マルチシンセのセットアップ、小規模編成のライブレコーディング、クローズマイクのドラムレコーディングまで可能にします。また、USBとThunderbolt 3の両方の接続性を備え、あらゆる作業環境においてにおいてこの一台で簡単にシステムの統合を可能にします。8つの入力はXLRとラインレベルのTS/TRSに対応し、フロントパネルの2つの入力はHi-Z入力にも切り替えることも可能です。
前モデルの2倍
Discrete 8 Pro Synergy Coreでは、オリジナルのDiscrete 8 SCと比較して2倍となる最大16チャンネルにエフェクトを立ち上げることができます。
豊富なI/Oオプション
3基のワードクロック出力により、他のデジタルハードウェアを同期させることができます。ワードクロック入力を使用すれば外部機材をマスターにすることもできるので、クロッキング構成の多様性を高めることができます。
録音した生のギター信号をインターフェイスから出力し、お気に入りのアンプ/キャビネットを使って録音することができます。リアンプボックスはもう必要ありません。
8基のマイク入力もしくはフロントパネルにある専用の内蔵トークバック用マイクを使用して、モニターアウトとヘッドホンアウトにトークバックを送ることができます。
この入力は、Dim機能を制御するシングルフットスイッチ(1/4インチTSジャック)として、またはトークバックとDim機能の両方を制御するデュアルフットスイッチとして使用可能です
仕様
6 x Mic / Line Inputs
2 x Mic / Line / Hi-Z Inputs
Analog Outputs
1 x Monitor Out on TRS 1/4 Jacks, +20 dBu max
2 x ReAmp Out on TRS 1/4 Jacks
1 x Line Out (8 channels) on DB25, +20 dBu max
2 x Stereo Headphone Outputs
Mic Preamp
EIN: -128 dBu (A-weighted)
Dynamic Range: -122 dB (A-weighted)
THD: -116 dB
Max input: +18 dBu
Max Gain: 65 dB
D/A Monitor Converter
Dynamic Range: 130 dB
THD + N: -115 dB
A/D Converter
Dynamic Range: 122 dB
THD + N: -116 dB
D/A Converters(Line Out)
Dynamic Range: 121 dB
THD + N: – 100dB
DC Coupled
2 x ADAT (up to 16CH)
1 x S/PDIF
Digital Outputs
2 x ADAT (up to 16CH)
1 x S/PDIF
USB 2.0 I/O
USB 2.0 Type B connector
Thunderbolt
Thunderbolt connector 3 on USB-C
Word Clock Input
1 x Input @ 75 Ohms 3Vpp on BNC 32 – 192kHz
Word Clock Outputs
3 x Outputs @ 75 Ohms 3Vpp on BNC 32 – 192kHz
Clocking System
4th Generation Acoustically Focused Clocking
64-bit DDS
Sample Rates (kHz)
32, 44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192
Operating Temperature
0-50°C, 32-122°F
Weight (Approx)
3.0 kg/ 6.61 lbs
Dimensions (Approx)
Width: 483 mm / 19”
Height: 44 mm / 1.7”
Depth: 220 mm /8.6”
Power Consumption
25 Watts
2022年4月26日発売予定。ご予約受付中!
Discrete 4 Pro Synergy Core
豊富な接続性
Discrete 4 Pro Synergy Coreは小さなボディーに豊富な接続性を備えています。ホームスタジオはもちろん、通常より大きなスタジオで行われるようなボイスオーバー、小編成バンドのレコーディング、マルチシンセのセットアップなどの幅広いアプリケーションに対応します。また、USBとThunderbolt 3の両方の接続性を備え、あらゆる作業環境においてにおいてこの一台で簡単にシステムの統合を可能にします。
前モデルの4倍
Discrete 4 Pro Synergy Coreでは、オリジナルのDiscrete 4 SCと比較して4倍となる最大16チャンネルにエフェクトを立ち上げることができます。
さらなる便利な機能
あらゆる信号ソースを超低レイテンシーでダイレクトにモニタリングできる32チャンネルインプットミキサーです。レベルやパンの調整、エフェクトチャンネルから出力をまとめたり、インターフェイスからの出力用にミックスを作成したり、ストリーミング時のLoopbackなどに使用することも可能です。
Discrete 4 Pro Synergy Coreには4系統のそれぞれ独立したヘッドフォン出力が搭載されています。バンドレコーディングなどで、ミュージシャンそれぞれに出力を作って送ることが可能です。
セッションごとにルーティングや音量バランス、エフェクトなどのコントロールパネル上の設定全てを保存・呼び出しすることができます。
世界的に評価されているAntelope Audioのクロック信号で、2基のワードックロック出力を使って他のデジタル機器を同期させることができます。
仕様
2 x Mic / Line Inputs
2 x Mic / Line / Hi-Z Inputs
Analog Outputs
1 x Monitor Out on TRS 1/4 Jacks, +20 dBu max
4 x Line Outs on TRS, +20 dBu max
4 x Stereo Headphone Outputs
Mic Preamp
EIN: -128 dBu (A-weighted)
Dynamic Range: -122 dB (A-weighted)
THD: -116 dB
Max input: +18 dBu
Max Gain: 65 dB
D/A Monitor Converter
Dynamic Range: 130 dB
THD + N: -115 dB
A/D Converter
Dynamic Range: 122 dB
THD + N: -116 dB
D/A Converters(Line Out)
Dynamic Range: 121 dB
THD + N: – 100dB
DC Coupled
1 x ADAT (up to 8CH)
1 x S/PDIF
Digital Outputs
1 x ADAT (up to 8CH)
1 x S/PDIF
USB 2.0 I/O
USB 2.0 Type B connector
Thunderbolt
Thunderbolt 3 on USB – C connector
Word Clock Outputs
2 x Outputs @ 75 Ohms 3Vpp on BNC 32 – 192kHz
Clocking System
4th Generation Acoustically Focused Clocking
64-bit DDS
Sample Rates (kHz)
44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192
Operating Temperature
0-50°C, 32-122°F
Weight (Approx)
1.7 kg/ 3.7 lbs
Dimensions (Approx)
Width: 261 mm / 10.2”
Height: 44 mm / 1.7”
Depth: 208 mm /8.2”
Power Consumption
15 Watts
2022年5月下旬頃発売予定。ご予約受付中!
Discrete Pro シリーズ入出力
記事内に掲載されている価格は 2022年4月1日 時点での価格となります。
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