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Audezeが革新的なSLAMテクノロジーを搭載し、音響性能を極限まで向上したフラッグシップモデル「CRBN (カーボン) 2」を発売しました!
AUDESE(オーディーズ)は軍用や宇宙産業用の平面磁界型スピーカーなどの研究開発に携わったエンジニアが、2008年に興した異色のヘッドフォンブランドです。同社はコンシューマー/プロフェッショナルに向けた製品に、平面磁界ドライバーをアイコンとした様々なモデルを世に送り続けていて、世界初の平面磁界型LCD-2を開発したのもこのメーカーです。
今回発売したフラッグシップモデルCRBN2(カーボン2)も、平面磁界型の中でもリニアリティが高い静電型を採用。また、特許出願中のSLAM(Symmetric Linear Acoustic Modulator)を搭載しています。このSLAMテクノロジーはオープン型の弱点である低域再現を強化しながら歪みを低減し、ダイアフラム上の圧力分布を最適化するというものです。平面磁界型のクオリティを左右するドライバーフィルムには、カーボンナノチューブが埋め込まれ強度が向上しており、より一層、歪率の低減、つまり正確な音響再現に寄与しています。
意匠もフラッグシップモデルらしく、マグネシウム、カーボンファイバー、プレミアムレザー、ステンレススチール、ポリマーアセテートなど、厳選された高級素材のみを使用し、手作業で組み立てられているのも特徴です。
革新的なSLAMテクノロジーを搭載し、音響性能を向上
カーボン・ナノ・チューブ・ダイアフラム(新開発)
CRBN 2は新開発されたカーボン・ナノ・チューブ・ダイアフラムを搭載。MRI検査時のコミュニケーション用に開発されたカーボン・ナノ・チューブ・ダイアフラム(CNTD)は、極薄のダイアフラムにカーボンナノチューブを直接組み込むというもので、従来の静電型スピーカーのようなコーティングは一切使用していません。金属の代わりにカーボンを使用した「メタルレス」の画期的な静電型ダイアフラムで、電荷がフィルム全体に均一に分布することで、駆動力が均一になり、歪みを低減し、透明度、解像度、明瞭さを向上させる効果があります。
新開発ステーターによって、高い剛性と均一な厚み、水平性を実現
カーボン・ナノ・チューブ・ダイアフラムを支えるステーターは、PCB材の選定から加工方法まで見直し、高い剛性と均一な厚み、水平性を実現しました。これによりステーターの特性はフラットで特定の帯域に偏らないレスポンスになっています。
新開発Fazorによって、リニアな応答性を実現
音質に大きな貢献をするFazorを新開発。ダイアフラムから出力されたサウンドの指向性をコントロールし、ハウジング内で発生する空気の流れやタイムアライアメントを最適化することで、正確な位相と解像度の高い中高域、リニアな応答性を実現しています。
最良の装着感
イヤーパッドはインナーの形状をあえて「大き目」とし、極上のソフトパディングとともに、頭が優しく包み込まれるような感覚に陥ります。これにより、抜群の遮音性と長時間つけていても疲れない抜群の装着性を実現しました。
超軽量設計
わずか300gの本体重量を実現、徹底して「シンプル」さにこだわったミニマリストデザインを実現するため、カーボンやマグネシウムといった素材を惜しみなく使い、軽量化と剛性のアップという相反する仕様を実現させました。
記事内に掲載されている価格は 2025年4月15日 時点での価格となります。
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