コンボリューション(畳み込み演算)リバーブと呼ばれる製品として、今や業界標準とも言える AUDIO EASE社 Altiverb の最新バージョンがリリースされました!前バージョンから約12年ぶりのメジャー・アップデートです。
Altiverb 8 Regular – レギュラー
・入出力フォーマット:モノラル、ステレオ
・対応サンプルレート:最大96kHz
Altiverb 8 XL – エクスエル:Dolby Atmos®互換の入出力対応 – 最大9.1.6ch
・入出力フォーマット:モノラル〜最大9.1.6ch(DAWの仕様に依る)
・対応サンプルレート:最大384kHz
前バージョンからのアップグレード製品
※2022年12月1日以降にAltiverb 7をオーサライズされたユーザー様は、無償UPG対象となります。
対象ユーザー様へは、メーカーから、英文メールでご案内が届きます。案内に従いましてアップグレードを行なってください。
Altiverb 8の主な特徴
・25年に渡り世界中で収録されてきたインパルス・レスポンス(IR)
・多種多様なIR – 用途は音楽制作からポストプロダクションまで
・膨大なIRライブラリを表示するブラウザ画面と検索機能の向上
・Appleシリコン搭載環境にネイティブ対応
・Dolby Atmos®互換の入出力対応 – 最大9.1.6ch(XLのみ)
・音源位置にリバーブ成分を絞り、パン動作に追従(XLのみ)
Altiverbのインパルス・レスポンス(IR)
ソフトウェア初のコンボリューション・リバーブ
Altiverb/アルティバーブは、実在する空間の音響特性を録音素材やライブ・サウンドに適用することで、あたかもその場所で再生されているかのような効果を与えるプラグインです。
収録されている空間の情報は、シドニーのオペラハウスからスコットランドの地下重油貯蔵タンクまでに至ります。
世界中で収録されたライブラリ
Audio Ease(オーディオ・イーズ)社スタッフは、プロオーディオ業界の誰よりも世界中を廻り、素晴らしい音響空間の特性を記録してきました。
数百回もの遠征による成果が、Altiverb 8に収められています。ロンドンのウェンブリー・スタジアムからマルタ島の古代洞窟、さらには東京、パリ、アムステルダム、ベルリン、ニューヨークなどにおけるレコーディング・スタジオ、コンサート・ホール、教会など様々です。
IRブラウザ画面
ビジュアル要素充実の画面が刷新。膨大なインパルス・レスポンス(IR/空間の音響特性データ)ライブラリへのアクセスが、さらに容易となりました。画像のクリックのみで適用、継ぎ目のない読み込み、相似空間の提示、残響時間による分類、お気に入り設定も、ブラウザ画面による機能の一部です。キーワード検索や新しいIRのダウンロードとインストールも、1クリックで完了します。
コンサート・ホール
ベルリン、シドニー、ウィーン、マサチューセッツなど、40以上ものコンサート・ホールにて、あなたの音楽を再生することができます。
その多くが、指揮者の選ぶ世界のトップ10にランクされる施設です。
スコアリング・ステージ
アメリカ東西両海岸における第一級のオーケストラ用スタジオも収録。これらの中には、既に存在しない施設もありますが、そのサウンドはAltiverbと共に残っています。
レコーディング・スタジオ
世界レベルのレコーディング・スタジオにおける、ライブ・スペースやエコー・ルームを多数収録。東京からパリにまで至ります。
日常空間
ポストプロダクションのカテゴリーには、様々な空間を収録。バスルーム、トイレ、台所、野外のほか、電車、乗用車、飛行機など多くの交通機関に加えて、博物館、巨大ドーム、水道管など、少し変わったサウンドも。
ビンテージ機器
クラシックなリバーブのハードウェアによるサウンドも、膨大な数を収録。EMTの鉄板リバーブやスプリング・リバーブに加えて、480、224、RMX 16、250などのデジタル機器も見つかります。フランク・シナトラやビーチボーイズに使用されたエコー・ルームもあり、クラシックなサウンドを再現するうえでも最適でしょう。
オリジナルのリバーブを製作する
専用のスウィープ音声ファイルと付属のユーティリティ・ソフトウェア “IRTool”を使えば、自身で任意空間の音響特性をキャプチャのうえ、Altiverb上でリバーブとして使用することができます。
主な設定項目
豊富なインパルス・レスポンスのライブラリだけではありません。コンボリューション・リバーブのサウンドを形成する、考えられたパラメータを備えています。
NEW in Altiverb 8 – 新しい仕様
NOT NEW in 8 – 従来通りの仕様
製品ラインナップ
・入出力フォーマット:モノラル、ステレオ
・対応サンプルレート:最大96kHz
・入出力フォーマット:モノラル〜最大9.1.6ch(DAWの仕様に依る)
・対応サンプルレート:最大384kHz
前バージョンからのアップグレード製品
記事内に掲載されている価格は 2023年12月6日 時点での価格となります。
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