AVANTONE CLA-10 にアンプが搭載された新モデル CLA-10A
歴史的スタジオモニターのリクリエイトに定評のあるAVANTONEから、WAVESでもおなじみの巨匠エンジニア Chris Lord Alge(クリス・ロード・アルジ)の監修のもとに開発されたアクティブタイプのスタジオモニターシステム CLA-10A が発売されました。
2018年に発売された AVANTONE CLA-10 はオリジナルモデルと同じくパッシブスピーカーであったため、同社から CLA-100、CLA-200 が発売されましたが、新発売の CLA-10A には強力なクラスA/Bパワーアンプを搭載。これによりスピーカーケーブルも不要となり、クリス・ロード・アルジが目指した10Mサウンドが1パッケージとして完成されました。
CLA-10Aの主な特徴
可変ティッシュペーパーコントロール
写真下のツマミは新機能 VTPC(Variable Tissue Paper Control)。オリジナルモデルとなる初代YAMAHA NS-10Mは高音が強すぎるためツィーターの前面にティッシュを1枚被せるという、、こちらもある意味伝説的な対症療法が現代のテクノロジーで解決され、VTPCツマミでブライトネスをコントロール可能になりました。NS-10Mの後継機となる NS-10M PRO や NS-10M STUDIO には、ツィーターの周囲に吸音を目的とした5mm厚のリング型フェルト=アコースティック・アブソーバーが装着されましたが、後継機の特徴も含めVTPCツマミはユーザーのニーズに応えてくれる嬉しい機能です。
A/Bパワーアンプ搭載
ほとんどの2ウェイ・アクティブ・モニタースピーカーにはスイッチング電源とクラスDアンプが採用されています。近年ではほとんどの場合この方法でうまくいくことが立証されてはいますが、AVANTONEは伝統を重んじ、世界中のエンジニアの期待に応えるべく、CLA-10Aにはリニア電源と200ワットのクラスA/Bパワーアンプが採用されています。ヒートシンクも必要になり重量もその分重くなりますが、サウンドを重視するブランド・ポリシーが優先されています。
旧式のトロイダルトランスを採用
ノイズの発生しやすいスイッチング電源ではなくリニア電源を選択し、クラシックなクラスA/Bパワーアンプのパフォーマンスを再現する為に旧式のトロイダルトランスを採用しています。 多くの人が連想するレガシーサウンドを提供するためにこういったクラシックなテクノロジーにこだわり、全世界で高い評価を受けた CLA-10 のドライバー、キャビネットを伝統的なハイパフォーマンス・アンプサウンドでドライブさせることに成功しました。
記事内に掲載されている価格は 2020年7月14日 時点での価格となります。
最新記事ピックアップ
Cookie は、お客様のサインイン情報の記憶、サイト機能の最適化、お客様の関心事に合わせたコンテンツの配信に使用されています。当社は、当社のプライバシー・ポリシーに基づき、Cookie などの個人情報を収集・利用しています。
「同意して次へ」をクリックして Cookie を受け入れ、当社のサイトにアクセスするか、プライバシー・ポリシーにアクセスした Cookie についての詳細をご確認ください。