本サイトでの Cookie の使用について

閉じるボタン
head-love Created with Sketch. CREATOR
CREATOR

第一線で活躍するクリエーターのインタビューやコラムなど、音楽と真摯に向き合う作り手の姿があなたの創作意欲を刺激します!

10
Apr.2024
CREATOR

BUILD UP YOUR STUDIO 2024!Shotaroプライベートスタジオ・インタビュー

20240410-buildup-1390-856

ーーー 簡単な自己紹介をお願い致します。

こんにちは。作編曲家 ギタリスト Stereo&Dolby Atmos Mix Engineer Shotaroです。

この度Rock oN CompanyさんのBuild Up Your Studioのインタビューのオファーをいただけてとても光栄です。ホームスタジオのインタビュー受けるのは初めてでとても緊張しますが、誰かの役に立てれたらと思いますので、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです!

ーーー スタジオのこだわっているポイントを教えてください。

2.Studio2_Re_w1400

アートに向き合うクリエイティブな空間、そして日本から世界へというコンセプトを軸に構築しております。

システムは極力シンプルな構成で、内装も植物や照明も置いたりしてリラックスできる空間を作ってクリエイティブに集中できるようにしてます。

2.Studio3_Re_w1400

また「カッコいい曲を作る日本人」と思ってもらいたいので、所々に和を取り入れた物をチョイスしてます。

そしてシンプルにする為に iPad と Apple Pencil を取り入れて作業によってシームレスにアプローチを変化できるシステムにしてます。

作業によって表示したいもの、コントロールしたいものって変わってくると思ってまして、主に以下の感じで使い分けてます。

2.iPad_Default_Re_w1400

デフォルト(主に作曲時)

2.iPad_Mix1_Re_w1400
2.iPad_Mix2_Re_w1400

ミックス(プラグインエディットやメロダインの操作にiPadを使用)

2.iPad_Rec_Re_w1400

レコーディング(フリーボードを使用して歌詞をみながらテイク選びに使用)

2.iPad_Dolby_Re_w1400

Dolby Atmos(ラップトップではDolby Atmos Rendererを表示し、iPadではパンナーのコントロールに使用)

iPad導入の理由

元々、フィジカルコントローラを導入するか検討していましたが、iPadアプリのStudio One Remoteでミキサー画面の操作や、Dolby Atmosのパンニングを操作できるのと、最近M3Macbook Airに変えたおかげかSideCar機能が安定して使えるようになったのがきっかけで導入しました。

写真の通り作業によって表示を変えてまして、これら全てApple Pencilでコントロールすることができるのがポイントになります。

作編曲、レコーディング、ミックス、Dolby Atmosを作業する自分にとってシームレスに使えるコントローラであり、マウスではなくペンで操作する事でよりアートと向き合って作業できるクリエイティブツールになります。

ーーー スタジオでの普段のワークフローを教えてください。

自宅スタジオではPreSonus Studio One6.6で作編曲、レコーディング、ステレオ、ドルビーアトモスミックス(ヘッドフォン)をやっております。

メインルームはMacBook Airを43インチディスプレイに繋げて大画面で作業していて、サブディスプレイとしてiPad Airを使っております。

モニターはBarefoot footprint02をメインに使用し、ヘッドフォンも使い分けています。

デスクのZaor CombodeskのラックマウントにRupert Neve Designs Shelford Channel等ラック機材をマウントしてます。

またギタリストでもあるのでギターを複数所有しております。

レコーディングの際にG_2Systems R.D.I.でドライの音を録音しながら同時にエフェクター、アンプを通った音も録音できるようにTWO NOTES Torpedo Captor Xを導入したシステムを組んでおります。

隣の部屋がRec用のブースになっていて、ディスプレイとBEHRINGER POWERPLAYを置いてあります。

USBも通していてマウスとキーボードを繋いだら自分が中にいても録音できるように構成しております。

画像クリックで拡大

3.Desk_Re_w1400
デスク 

3.Booth_w1400
Recブース

3.E.Gt_Re_w1400
ギター

3.E.Gt_Rec2_Re_w1400
R.D.I.とTorpedo Captor X

3.E.Gt_Rec_Re_w1400
ギター機材

ーーー 自分にとって欠かせない機材たちとその理由を教えてください。

4.Barefoot1_Re_w1400

Barefoot footprint02

普段作る音楽はダンスミュージックが多いので、ローエンドの見えるスピーカーを探して最終的にBarefoot footprint02に行きつきました。

実際に使ってみると、ローが多く出るスピーカーというよりもスタジオで聴くラージスピーカーがホームスタジオに落とし込まれた音像に近い感じがしました。

中高域の解像度も抜群に良いので、パワーがあってテンション上がる音像かつミックスも繊細にできるスピーカーなので、自分のワークフローに欠かせない機材になります。

また専用のコントローラーがあり、4つのキャラクターを選択することができます。これが結構良くできてまして、元々ミックスチェックを3種類のスピーカーでやっていたのですが、今ではBarefoot Footprint02だけで済むようになりました。これにより、部屋のチューニングやミックスチェックに関する迷いがなくなり、効率的な作業が可能となりました。

4.Claer MG_Re_w1400

Focal Clear MG Pro

Focal Clear MG Proはミックスの最終チェックや、外で作業する際に絶対使用するヘッドフォンでして、今では大切な仕事道具の一つになります。

初めて音を聴いた時、その高い解像度はもちろんのこと、いい感じの部屋でスピーカーで聴いているかのような臨場感をヘッドフォンで体感できて、本当に驚きました。

また一番の推しポイントは、ヘッドフォンなのでこの音像を持ち運びできるのが自分にとって最大のメリットになります。

例えば外部スタジオでのレコーディングや、移動先での合間作業で「いい感じの部屋で聴くスピーカー」をどこでも同じ音でモニターできるため、自信を持って作業できるようになりました。

ーーー 創作意欲を高める工夫や煮詰まった時の対処法などを教えてください。

自分の場合ですが、音楽を生み出す時は「音楽制作」というよりは「アートを創造」というマインドの方がカッコイイ物を作れる気がしてます。

「音楽制作」しなきゃと思いすぎて上手くいかない時は、大体自分からアートが欠けている状態だと思っていて、その時はいつもクリエイティブな気持ちになれるよう外から吸収しに行ってます。
その手段で一番多いのが散歩になります。
元々、家よりも外出時にイヤホンで音楽を聴くのが多いのと、身体を動かしている時の方がアイディアが降ってくる事が多いので、Spotifyで自分へのおすすめを聞きながら散歩してます。
実際に去年の秋にリリースした「Time」という曲は、どうしても曲が思いつかなくて、2時間ほど散歩したら急に曲が浮かんできたのを15分ほどで曲の構成を作った思い出があります。

健康にも良かったり、自宅の近所にこんなところがあったのかとか発見もあったりするので制作に煮詰まった時の散歩オススメです!

ーーー スタジオの現在の課題、将来的にグレードアップしたい事や導入したい機材などがあれば教えてください。

せっかくラックマウントがついているZaor ComboDeskを使っているので、もう少しアウトボードを揃えていきたいと考えてます。

その中でもマスター系のアウトボードを導入したいと思ってまして、SSL FusionRupert Neve Designs Master Bus Transformerみたいなステレオのチャンネルストリップを検討してます。

極力シンプルなシステム構成にしたいのでEQ、COMP、サチュレーション、イメージャーが一つのアウトボードで行えるので自分の環境にぴったりなのではと思ってます。

また、Dolby Atmos前提で曲を作ることが多いので、マルチパターンの指向性が使えるAustrian Ausio OC818もいつか導入して色々実験してみたいなと思ってます。音は度々聴く機会があり、ナチュラルな印象がありとても好きでした。

所有しているメインマイクがManley Reference CardioidAEA R84Aと、個性が尖ったマイクしかないのでOC818みたいなオールラウンダーなマイクが一本欲しいです。

ーーー 最後に、告知などあれば教えてください。

「Shoraro」名義で去年から本格的にアーティスト活動をしてまして、Dolby Atmos前提で作曲、レコーディング、ミックスし個人で配信リリースしてますので是非聴いていただけると嬉しいです。

apple music:Shoraro

また、今年からnoteで音楽クリエイター向けに記事を書くことを始めました。記事はまだ少ないですがこれからどんどん書いていきますので、こちらも是非読んでいただけると嬉しいです!

note:Shoraro9020

0625_Shotaro_Square

Shotaro
作編曲家/ギタリスト/音楽プロデューサー

学生時代に音楽プロデューサーに師事し作家事務所で数々のアーティストに楽曲提供を行い実績を積み上げる。

その後、日本人が作る音楽のかっこよさを世界に発信したいというコンセプトのもと作編曲、ミックス、イマーシブミックスを自身で行って表現するアーティストとして活動中。

Works(敬称略)
映画『小説の神様』主題歌 伶「Call Me Sick」作曲(共) 編曲 ギター
中西圭三 「BABY」編曲 ミックス
舞鶴よかと「ばってん!福岡!よかろうもん!?」作曲(共) 編曲 ギター ミックス
川上明莉「セカンドラブ(カバー)」編曲 ミックス
ピュアリーモンスター「超純正ピュアリーチューン」作曲(共)
CLUB JT Smoky Chill Music BGM制作
三澤紗千香 ライブギターサポートetc…

BUILD UP YOUR STUDIO 2024!このスタジオから生まれる音がある

記事内に掲載されている価格は 2024年4月10日 時点での価格となります。

最新記事ピックアップ

『田辺恵二の音楽をいっぱいいじっちゃうぞVIDEOS Vol.236』Nativ…
ユーザーライブラリが、なんと6,000以上無料で手に入り、 さらにそれらを自作できてしまうReaktorの底力を教えて頂きました!
BUILD UP YOUR STUDIO 2024!Soratoプライベートスタ…
BUILD UP YOUR STUDIO 2024!Soratoプライベートスタジオ・インタビュー
『田辺恵二の音楽をいっぱいいじっちゃうぞVIDEOS Vol.235』自宅の録音…
作曲からミックスまで、田辺さんのノウハウを垣間見ながら、その中で制作風景や気になるクリエーターを紹介したり、最新の機材をいじっちゃうというこの企画。 音いじ第235回、今回はプラグインではなく、自宅の録音環境を考える編! [……
BUILD UP YOUR STUDIO 2024!宮川 麿 (Miyakawa…
ーーー 簡単な自己紹介をお願い致します。 コンポーザーの宮川麿です。普段はフリーの作曲、編曲家として楽曲提供を中心に活動しております。 またミキシングエンジニア、サウンドプロデュース、ディレクション業務等も行なっておりま [……
『田辺恵二の音楽をいっぱいいじっちゃうぞVIDEOS Vol.234』Unite…
作曲からミックスまで、田辺さんのノウハウを垣間見ながら、その中で制作風景や気になるクリエーターを紹介したり、最新の機材をいじっちゃうというこの企画。 音いじ第234回目は、UnitedPlugins RANDOMACHI [……
BUILD UP YOUR STUDIO 2024!梅田サイファー【Cosaqu…
Cosaqu 大阪の梅田駅にある歩道橋で行われていたサイファーの参加者から派生した集合体、梅田サイファーのメンバーであり、ビート・メイカー/ラッパー/エンジニアとして活躍。 梅田サイファー「KING」「かまへん」をはじめ [……
BUILD UP YOUR STUDIO 2024!株式会社TsumamiStu…
BUILD UP YOUR STUDIO 2024!株式会社TsumamiStudioインタビュー
「伝説的エンジニアによるマスタリング集中講座」Jonathan’s Master…
Jonathan’s Mastering Bootcamp【伝説的エンジニアによるマスタリング集中講座】動画アーカイブ エアロスミス、シカゴ、デヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイド、ニルヴァーナなどを手掛け、「マスタリング [……
『田辺恵二の音楽をいっぱいいじっちゃうぞVIDEOS Vol.233』DDMF …
作曲からミックスまで、田辺さんのノウハウを垣間見ながら、その中で制作風景や気になるクリエーターを紹介したり、最新の機材をいじっちゃうというこの企画。 音いじ第233回目は、無償プラグインの DDMF ENDLESS をい [……
BUILD UP YOUR STUDIO 2024!鈴木健治プライベートスタジオ…
クリエイターのスタジオとそこから生み出されるクリエイティビティの源泉に迫ります!
BUILD UP YOUR STUDIO 2024!小木岳司プライベートスタジオ…
クリエイターのスタジオとそこから生み出されるクリエイティビティの源泉に迫ります!
Blackmagic Design製品の愛用者に訊く!最新映像制作ツールの活用術…
『NIGHT HIKE』イベント概要とBlackmagic Design製品の活用術についてお話を伺いました。
Copyright © Media Integration, Inc. Rock oN Company