第一線で活躍するクリエーターのインタビューやコラムなど、音楽と真摯に向き合う作り手の姿があなたの創作意欲を刺激します!
ーーー 簡単な自己紹介をお願い致します。
ギタリストとしてキャリアをスタートし、ライブサポートやレコーディング等多くの場所で演奏させて頂きましたが、10年程前から主に自分発信での活動にシフトしまして、現在は映像制作やオンラインサロン運営等雑多にやらせて頂いています。
ーーー スタジオのこだわっているポイントを教えてください。
まずは自分が自分らしく居られる環境作りですね。基本的に1人作業で外貸しもしていませんので、自分自身がリラックス出来て自由な発想がストレスなく出来る環境は何よりも大事だと考えています。
例えば動画レビューの撮影では、紹介する機材に合わせてスタジオ内でセットチェンジをするので、それがフレキシブルに出来る様な環境作りに心がけています。
エフェクトペダル、ギター、プラグイン等々の効果的な見せ方はそれぞれ違いますし、各機材が正しくより良く見て聞けるよう、撮影方法と録音方法には試行錯誤しながら日々研究しています。
元々ギターを弾くのと同じくらいギター機材をいじるのが好きなので、ある意味「好きなことを仕事にしている」とも言えるかもしれませんが、試行錯誤トライアンドエラーを重ねて5年以上はかかってようやく今の形になれた感じですね。もちろんまだまだ志半ばではありますが。
ーーー 自分にとって欠かせない機材たちとその理由を教えてください。
ギター
子供のころからの演奏家としてのメインパートナーですし、音楽で何かを表現するにはギターが1番です。今では多様な形での活動をさせていただいていますが、根底には自分はギタリストという部分はずっとブレずにいますし、ギタリストとしてのこだわりももちろんあります。
多くの物がデジタル化して、自分もそれは便利に活用していますが、ギターを弾くという行為に関してだけは自分にとって大事なアナログのパートと言えると思います。
ギターアンプ
昨今の便利なデジタルエフェクターやアンプシュミレーターももちろん使いますが、やはりリアルなギターアンプをリアルにスピーカーで鳴らし、それを体感するという行為はとても大事だと思いますし、マイキングされた音でなくアンプから直接届く音、それを忘れないように定期的にちゃんと音を出すようにしています。
やはり気持ち良いので延々弾いてしまうのですが笑。ギターやアンプは色々持っていますが、リアクティブロード + パワーアンプを備えたFRYETTE Power Staitionはスピーカーで鳴らすにもラインで出すにも重宝しています。
インターネット
機材ではありませんがこれがないと今の活動は出来ません。 特に最近の高速ネット回線はライブ配信にもとても有利ですし、バーチャルリアリティー的なことも含め、まだまだ今後はとても楽しみな分野です。
カメラ、楽器、エフェクトペダル、バッファー、配信ミキサー
当たり前ですが撮影にカメラが不可欠ですね。他にもAbleton Push3やヤマハAG08は配信には欠かせない機材ですし、Line 6 Helix、IK Multimedia TONE X Pedal、DYNAXのバッファーも色々なシーンで欠かせないものになっています。
ーーー スタジオでの普段のワークフローを教えてください。
機材レビュー動画の制作ですと
最終的なMA。動画編集と音編集の順番は変わることもあります。
ーーー 創作意欲を高める工夫や煮詰まった時の対処法などを教えてください。
何も考えず思いのままにギターを弾きながら、好きな機材の深堀りをしていると大抵スッキリしますね。
マルチエフェクターのプリセットをいじっている途中でフレーズが思いつくことも多々あります。
今思ったのですが、僕の場合、機材の音いじりしながらそれに似合うフレーズを考えて実際弾くという流れはワンセットになっているかもです。
あとは日光を浴びて森林浴しながらの散歩は心身ともに驚くほどリラックス出来ますね。
ついついスタジオにこもりがちですが、やはりお日様の光を浴びながらスマホ含め近代文明になるべく触れず、自分の足で歩くと言う行為は大事なんだなぁと最近つくづく思います。あ、Apple Watchは付けてますね笑。
ーーー スタジオの現在の課題、将来的にグレードアップしたい事や導入したい機材などがあれば教えてください。
現状オフィスビルのワンフロアを丸っと借りて簡易的に区切って使っていまして、動画撮影優先の作りになっていますが、吸音遮音含め音楽スタジオとしてもグレードアップしたいのですね、なかなかその時間も取れずです。
現状ギターアンプを必要十分な音量で鳴らせる環境ではあるのですが、よりしっかりとしたアンプブースは作りたいと思いながら、DIYで何度か挑戦しながら挫折を繰り返してきたので、そろそろ完成目指したいですね。
ーーー 最後に、告知などあれば教えてください。
オンラインサロンのメンバーはいつでも募集しています。
まだ詳しく言えないのですが、ギターインストの音楽作品をリリースすべく準備を進めています。
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記事内に掲載されている価格は 2024年4月17日 時点での価格となります。
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