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Chase Blissが2019年に発売され瞬く間にベストセラーとなり、今日のChase Blissの評価を決定づけたデバイスでもあるMOODを大幅にアップグレードした『MOOD MKII』として登場しました!
『MOOD MKII』はオリジナルにおいて要望が多かったリクエストやアップデートを全て導入しつつ、同時にどんな瞬間にも馴染むインスタント性も失わなず、オリジナルの自然な延長として受け入れられるよう丁寧に開発が行われました
2つのチャンネルを備える空間系マルチエフェクトとして、より洗練され、より柔軟に、よりプロフェッショナルなデバイスとして進化。
根底にあるChase Blissらしい「遊び心」や「おふざけ」は、オリジナルから共通しています。
2023年5月頃発売予定で、ただいま予約受付中です!
2チャンネルで展開する空間のケミストリー
MOOD MKIIは2つのチャンネルを備える空間系マルチエフェクトです。Drolo FXによってデザインされたマイクロルーパーチャンネルは、ごく短い瞬間にフォーカスしてサンプリングし繰り返します。そしてもう片方のチャンネルには、Old Blood Noise Endeavorsが設計した空間系エフェクトのコレクションが揃っています。
MKIIではステレオ対応、ループチャンネルのオーバーダブ、MIDIクロック同期、シグナルフリーズ、フェードアウト、フィルター、チャンネルバランスの調整、ブレンド、スムースなクロック変化など多くのアップデートが行われました。エフェクトの効果もアップグレードされて音質も向上しましたが、オリジナルの「クセ」を愛するなら、Classic Modeでいつでも戻すことも可能です。
音楽的なクロックコントロール
MOOD MKIIをユニークなエフェクトたらしめる最大の特徴である、CLOCKコントロール。クロックスピード/サンプルレートを可変させることでペダル全体の「処理速度」を操る新感覚のパラメーターです。
マイクロルーパーチャンネルでは最大のループ秒数、再生速度、音質が変化。そして空間系エフェクトチャンネルではディレイやリバーブのキャラクター、解像度、滲み、最大タイムなどが変化。両方のチャンネルを同時に加速/減速させることで、多角的なトランスフォームを実現しています。
マイクロルーピング
MOODの右フットスイッチにはDrolo FXによって設計された意欲的なマイクロルーパーをセット。このルーパーは常に録音状態にあるため、フットスイッチを押した瞬間になにが飛び出すかは、聴いてからのお楽しみです。
まるで音を釣り上げるように、サウンドマテリアルを取り出すような感覚。一般的なルーパーのようなテクニックは必要なく、楽しいサウンドテクスチャがすぐに飛び出します。テープマシンのように再生速度を変えたり、ピッチを変えず引き伸ばしてストレッチさせたり、新しいプレイを挿し込める3モードは、音楽的な遊び心と即効性を重視してデザインされています。
MKIIでは最大ループタイムが2倍、オーバーダブが可能になるなど大幅なアップデートが行われました。マイクロルーパーをリアルタイムエフェクトとして使用したり、フェードアウトを適用すればディレイのようなプレイも可能になっています。
ユニークな空間系エフェクト
左フットスイッチでは孤高の世界観で知られるOld Blood Noise Endeavorsによりデザインされた3つの空間系エフェクトがスタンバイ。スタンダードな効果から、周波数シフトが降下する残響、スキップするドッペルゲンガー、オートサンプリングといったツイストを効かせたエフェクトまで、たった2つのノブでダイナミックにコントロールできます。
記事内に掲載されている価格は 2023年3月20日 時点での価格となります。
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